this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
遥斗の言葉に、星華は静かに頷く。
様子を見ていたのだろう、
仙藤 紫
が駆け寄り、瓢たちを治療する。星華はそれを黙って受け、丁寧に頭を下げて礼を述べた。すると、ゆっくりとした足取りで何人かが近づいてくる。
「……これは、投降する、とみていいのかな?」
怪我をしたらしい
八神 修
を、
塔ヶ崎 璃亜
が治癒の光で治療し、
椿 美咲紀
の肩を借りて現れた。星華は静かに頷き、こう言った。
「燈耶さんを、……浄化してください。でなければ、あの人は理性を保てず魔物に戻ってしまいます。帳さんの嵌めた輪の、副作用で……」
*・*・*
「待つのだ! まずは、浄化やってみるのだ!」
亮の前に真央が立ちはだかり、亮の腕をつかんだ。
「お前……燈耶の状態を見ただろう? あの靄は危ない。このままじゃあ……」
「だからって、浄化も試さないで倒すのは間違っているのだ!」
亮が懸念をいい、真央は必死になって説得する。その間にも、綴は「やってみる価値はありますね」と月長石の槍を天井に向け、なにか唱え始めていた。
「なんか精神的に安定している今が、最後のチャンスなのかもな」
武道が亮の肩を叩き、眼鏡を正して頷く。亮は「わかった」とだけ言い、一歩下がった。そして、浄化に失敗した際責任を持って介錯する、と告げた。
「やるだけのこと、やってみよう。僕もがんばる」
燈耶を抱きしめ続けていた夏朝は、静かにろっこんの力を強める。月光のイメージが月長石の光と混ざりあい、より鮮明になっていくのを、彼女は感じていた。
刀と零も月長石の武器を掲げ、祈れば柔らかな光がそこに毀れる。そして、夏朝の体から漏れた光と混ざり合い、燈耶共々包み込んだ。
「これが……浄化……?」
「真央ちゃんたちを信じて、燈耶ちゃん」
真央が、そっと手を握って言う。その瞬間、彼女の脳裏に桜が舞った。
――貴方の気持ち、聞かせてくれて、ありがとう。
華夜の声がする。燈耶が想いを告げ、華夜が悲しげに微笑んでそう言ったのだ。彼女は戸惑いを見せて居たものの、静かに俯く。
「でも、私は燈耶の思いに答えられない。貴方は、私にとって弟みたいな存在だから」
「……弟、ですか」
「私にとって、大切な弟として、ずっとみていたのよ」
申し訳なさそうに言った華夜の言葉が、燈耶を苦しめる。その優しい顔が悲しみに彩られるのが、痛々しくて辛かった。だが、言われたその時は、それ以上に、男として見られなかった現実に、唖然となっていた。
「貴方の幸を、心から願うわ、燈耶」
その言葉を、当時の燈耶ははっきりと聞いていなかった。悲しみに耳をふさいでしまった彼は、浄化されて今、はっきりと華夜の想いを聞いたのだ。
「華夜、さま……、申し訳ありませんでした……」
夏朝の腕の中で、燈耶は静かに泣いた。泣きながら、光に解けていった。
そして、援軍は予定より10分早く到着し、魔物を一掃する。寝子島の住人たちはその間に星華を伴って冥晶宮に入ったのだった。
*・*・*
「皆様のお陰で、どうにか戦い抜けました。魔物は一掃されましたが……」
綴の言葉に、一同は静かに頷いた。赤い翼を生やした燈耶が、夏朝と真央に支えられて立っている。そして、瓢の隣には星華がいた。
「まさか燈耶殿を浄化しきれるとは思いませんでした。……星華殿も投降するとは」
信じられない、といった様子の綴に、亮がため息混じりに頷く。
「華夜は、どうにか守れたな」
「お陰さまで、私はもう一度燈耶と話し合う事ができます」
久方ぶりに姿を現した朱雀族の姫、華夜が微笑み、燈耶は静かに一礼する。だが、燈耶はもう戦えない体だ、と綴は言った。帳の術の所為で、存在が不安定になっているらしいのだ。それでも浄化を受けたお陰で辛うじて祖霊という状態になっている、そうだ。
「星華は、どうするんだ?」
何気なく修が問うと、彼女は小さく微笑んだ。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!