this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
「向こうを、出し抜いてごらんに入れます。今しばらくお時間をいただけませんでしょうか?」
星華の言葉に、一同は不安げな表情になる。だが、星華は笑顔で言った。
「恐らく、仮面が壊れた事は知っているでしょうけど、投降した事実までは知りえないはずです。これを皆さんに預けます故、信じてくださいまし」
星華はそういって修へと小瓶を渡した。中に入っているのは金平糖である。彼女は今回使った金平糖の効能を語り、それを封じておいてほしい、と頼んだ。
「一応、守り抜いたのかな」
陽太の何気ない呟きに、綴は静かに頷いた。
こうして、一同は冥晶宮を守り抜いた。だが、これは最終決戦の始まりに過ぎない。その事を、だれもが感じていたのだった。
*:*:*
――? ? ?
「ふむ、やはり『ネコジマ』の『貰火』たちは油断なりませんね」
帳は戦いの様子を水鏡で見、苦々しげにそう言った。愛憐もまた同意見らしく、無表情で手にしていた鉄扇を握りしめた。
だが、星華が戻ったことを知ると、愛憐はたおやかな表情を浮かべた。
「迎えにいってまいります」
帳がそういうと、愛憐は静かに頷いた。
帳と星華は並んで愛憐の元へ向かう。その途中星華は静かに帳をみた。脳裏によぎるのは、瓢の言葉である。
『君を無理矢理ここに連れてきた奴、そいつは危険だ。自分の思い通りにならなければ、また同じ事になるだろう。今後も暴走してしまったら君の命も危ない』
彼の言葉は実を言うと薄々彼女自身も感じていた事だった。このままでは帳に使い潰されるのではないか、と。それが愛憐の意志ならばと最初は思ったが……寝子島の人々とであったことにより、少しずつ変わり始めていた。
「次は、雲の国を襲撃するわ。そこがダメなら……2人の姫を抱える雨の国かしら。贄姫の魂は愛憐様を力づけるもの」
「でも……この戦いに意味はあるのかしら?」
星華の問いに、帳は足を止める。彼女は僅かに思案しているような顔でどこかを見、星華へこう言った。
「私達は愛憐様の駒、影の貴人なのよ? 疑問を持たず、愛憐さまに尽くせばいいの」
「でも……」
星華は僅かに俯く。しかし、彼女は……帳の目に宿った仄暗い何かを見て、瓢の言葉を、帳のやった事を思い出す。
(彼女は、同じ仲間であるはずの貴人ですら道具のように扱っている……)
愛憐の指示なのか、彼女の意志なのか解らない。だが、希望が見えた今、星華の中でなにかが膨れ上がっていた。
(……お兄様。星華は、お兄様を信じます)
星華は、ただ黙って
帳へと両手を突き出した。
「えっ?!」
同時に力がふくれ上がり、金平糖が彼女の背中を突き破り、黒い靄と共に噴出する。星華は、力をかなり使ったのだろう、息を切らして帳を睨んだ。
「本当に、愛憐様に尽くしたら幸せになれるの? 兄様と結ばれなかった未練は晴れるの? そうとは思えなくなったの、私」
星華はそういうと廊下を駆け出す。帳はその背中を見……ちいさくほくそ笑んだ。
「愚かな星華。やっぱり『貰火』になにか吹き込まれていたのね。あの子はただ喜劇が見たいだけなのに……」
帳はそういうと、ぱちん、と指を鳴らし、呟いた。
「それにね? 貴女が投降した事も知っているのよ」
* * *
呪皇軍と月華・寝子島連合軍の初戦は、連合軍側の勝利で幕を閉じた。
援軍の一人として冥晶宮に来た白虹は、その事を知り静かに微笑む。だが、彼は1つの本を手に悲しげに呟いた。
「私は、貴方を親友としてみていなかった。親友として王である貴女を支えるつもりで『ずっと側に居る』と言っていた。でも貴方は私と連れ合いたくて『側に居て』と言ったのだな」
「藍音様は、控えめな性格でいらしたようですから」
帳の言葉に、白虹は小さく頷く。と、その本に描かれた一本の剣を見ながら静かにもう1度頷いた。
「愛憐……いや、藍音。私は互いの因縁を、この世界の呪いを終わらせるために君と向き合おう。その為に、戦場へ赴くよ」
白虹のその横顔は、どことなくウォルターに似ていた。
(終)
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
菊華 伴
ファンレターはマスターページから!
菊華です。
まず、シナリオガイドに登場してくださった夏神 零さん、まことにありがとうございます。
ネタバレが混じりますので、リアクションを読んでから後書きをご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、ネタバレが混じります。
・燈耶を浄化した
・2時間持ちこたえる事ができた
・援軍を10分早めに到着させた
・星華を懐柔(?)した
上記の理由により『成功』と相成りました。おめでとうございます。
いよいよ<月華>ものこり2、3回ぐらいで決着がつきそうですが、アクションの都合により次回に先延ばししていた探索系シナリオを変更する可能性が出てまいりました。
ラストをご覧のとおり、星華は反旗を翻しました。
現在、呪皇軍に関してはこのようになっております。
<呪皇軍>
愛憐:星華の裏切りを確認。しかし静観の構え。
今後も魔物を月華世界各地に進軍させる。
白虹が祖霊としてきている事を察知しているのでそのうち何かアクションがあるかも。
帳:星華の裏切りを確認。のちに傷を負わされる。
重傷を負っているが、なにやらたくらんでいる模様。
<呪皇軍の離脱者>
星華:月華軍に投降し、帳を負傷させる。
裏切った事が愛憐に知れている事を知らないまま逃走中。
燈耶:寝子島の住人達に浄化され、身柄を晴ノ国に移される。
正し魂の疲弊が確認されたため、身体の調子が悪い。
刹弦:寝子島の住人達に浄化され、現在は嵐ノ国にて保護されている。
精神的に落ち着いているが……。
今後どうなるかは、みなさんの行動も深く関係します。よろしくおねがいします。
また、今回は
・星華の放つ「青い金平糖」に対する言及がなかった
ため、前線に出た方は少しは口にしてしまった、という判定にさせていただきました。
その他負傷などについては個別コメントをご覧ください。
※神官のみなさんのおかげにより既に回復しております。
それでは、この辺りで。
また縁がありましたらよろしくお願いします。
菊華 伴
蛇足
晴ノ国の王・珊夜の名前が出なかったのは、ただ単に当初は登場予定ではなかったからです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。
おまけ
共通称号:【冥晶宮襲撃阻止成功者】
取得:月長石の勲章
聖水(250ml)1本
晴ノ国の王からの感謝状
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!