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<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
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(西遊記に出てくるアレっぽいのかな? だとしたらあの輪っかで何かされている可能性あるって事じゃないですかぁ!!)
武道は一声吠えて陽太にしっかりつかまるように促すと、スピードを上げて駆ける。だが、魔物の群に邪魔され、なかなか進めない。
「キリが無いねぇ」
陽太がずれ落ちそうになった眼鏡を正しながら苦笑していると、亀型の魔物が吹っ飛んで陽太に襲い掛かろうとした鹿型の魔物を地面に沈めた。後ろを振り返ると、防護壁付近で戦う亮の姿があった。
その頃の武道と同じ事を考えた者がいた。真央である。彼女は月長石の刀を手に魔物をさばきつつ、戦場を走っていた。
弓矢や棒手裏剣を選ぼうとも考えたが、彼女は刀を手にした。前に出なければ、触れるほどの距離まで行かなければ、想いは届かない。触れ合える距離でしか、想いに触れ合えない、交えられない。そう考えた彼女らしい選択だった。
(あの緊箍児(きんこじ)っぽい物、ぶっこわすしか無いのだ。まったく、星華の気持ちも考えろというのだ)
真央は、ちらりと戦場で見た星華の様子を思い出して呟く。
星華の表情は仮面に隠れて見えなかったが、そわそわと燈耶を何度も見ていた。どうみても心配しているようにしか見えなかった。真央は足止めになれば、とがおーを星華のところへ投げつけたが、なんとなくがおーが心配しているような気がした。
傍らではウォルターが棒手裏剣で牽制し、サキリが炎を撒き散らして鹿型の魔物を抑えている。亀型の魔物の首を上空から不意打ちで切りつけた時は思わず歓声を上げた。
(っと、そんな事をしている場合じゃないのだ。遠くから見ても燈耶の様子がおかしいのだ)
真央がそう思った時、サキリが高く舞い上がった。燈耶を目に捉えたのだ。
「君に会いたかったよ、燈耶。この前の戦いの続きをやるとしようか?」
「……私は、華夜にしか用はないっ! どけ、少年!」
燈耶が、吐き棄てるように行って黒い翼を広げ、剣を手に前進する。サキリは高速連続転移を可能にするろっこん『斬空赤刃』を発動させて燈耶へと向かう。
2人を邪魔するように襲う鹿型の魔物を、ウォルターと真央で払いのける。その舞うような、風を切るような戦いを繰り広げるサキリと燈耶を見、真央は胸の奥が焼け焦げるほどの痛みを覚えた。
(どうして、そんなに苦しそうなのだ? あの緊箍児っぽい奴の所為なのだ?)
立ち止まっていても埒が明かない。真央もまた刀を手に突貫する。彼女の登場に燈耶は苛立ちを露に炎を巻き起こす。
「! 華夜にあわせろ、娘!!」
「星華ちゃんの心配も気にせず、華夜ちゃんの想いも気にせず浚おうとする! そんなの……邪魔するに決まってるのだ!」
真央が炎ごと燈耶に切りかかる。燈耶もまた真央の一撃を剣で払い、炎を纏った一撃を見舞う。それを庇い受け流すサキリ。
「後木、悪いけどちょっと下がっていてくれる? ちょっと厄介な状態みたいだよ?」
「真央ちゃんも、サキリちゃんと一緒に戦う!」
サキリが心配して問うも、真央は譲らない。サキリは少しだけ考えたが、真央の気持ちを受け止めた。
「庇いきれるか解らない。けど、共に戦おう」
「うん!」
サキリと真央は身構える。燈耶は2人と周囲を警戒するウォルターを忌々しげに睨みつけ……僅かに躊躇いながらも剣を向けた。
そんな中、瓢はひらり、ひらりと影のように魔物を避け、時に仲間へと押しやり、只管に進んでいた。
(あぁ、いたねぇ)
瓢の目の先に、仮面をつけた少女が1人。いつぞやの星華だろう、と睨んだ瓢は自然と白虎の耳と尻尾を生やしていた。彼は今回白虎族となっていたが為に身体能力が上がり、戦場を飄々と渡ることが出来たのだ。
(あの仮面、前に会った時は無かったねぇ? どおれ、使えるならば手にしようかねぇ?)
彼が望むは、『喜劇』と呼べるようなイレギュラー。この戦局だって、彼にとっては『喜劇』を生む舞台でしかない。三大欲求よりも好むそれを生み出すために、彼はにたり、と笑って策を練る。
「さぁて、お立会い!」
瓢はにぃ、と笑うと天へと指を突きつける。
(まさか?!)
白虎に跨った陽太が何かに気づき、瓢へ駆けようとする。だが、魔物が邪魔して進めない。瓢は陽太ににっこり笑った。
「大丈夫だよぃ、悪いようにはしないさぁ!」
「信じていいのかな、その言葉」
陽太が明るくも真剣な言葉で問いかける。瓢は背中に冷たい汗が流れるのを感じながら、笑顔で頷いた。
「あっしの狙いはぁ、こいつで魔物を吹き飛ばす事でさぁ!」
瓢の手が、独楽回しの素振りを行う。同時に発動するは局地的な竜巻。彼のろっこん『悋気の独楽』を発動させたのだ。亀型の魔物は踏ん張って耐えているようだが、鹿型の魔物は耐え切れず吹き飛んでいく。砂利なども巻き込めば敵の視界をふさいでいた。
(この隙に副将へ接近するよぃ!)
すぐに瓢は動き出す。小柄な彼は混乱する魔物たちの間をすり抜けて仮面をつけた小柄な影へと近づいていく。だが、彼は白虎に跨った陽太に気づいていない。竜巻を回避するように後へ回った彼は、瓢へとこっそり鶏の姿をした粘土細工『ドリー氏』を張り付かせた。
(渡りに船だね。あの仮面をとるのに力を借りるよ、瓢君!)
陽太はちゃんとドリー氏が瓢の襟元に入ったのを確認すると、引き返していった。
――援軍到着まで、残り1時間 30分……。
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<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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