this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
修と美咲紀、近衛兵お手製の壁は予想以上に丈夫だった。鹿型魔物の突撃に耐える土壁は、味方を守る盾となり聳え立つ。
(一緒に作って正解でしたね。状況が理解しやすいのです)
兵士の志気を上げながらがんばった甲斐があった、と美咲紀が内心でうんうんと頷く。だが、目の前には魔物が迫っていた。
「こんがりローストされに来ましたか」
亀型の魔物を炎で囲み、足止めする美咲紀。朱雀族の翼は赤々と輝き、彼女の周囲に炎の幻影が浮かぶ。
「うふふ、中々綺麗よ?」
側を駆け抜けた蛇那伊が、突撃してきた鹿型の魔物を真正面からカウンターで倒していた。すれ違いざまに四肢を損傷させたり、敵の威力をそのまま返したり、と奮闘するその横顔に焦りは全く無い。
流れるような動作で、次々に鹿型の魔物を打ち倒していく様に美咲紀は息を飲んだが、目の前に迫ってきた魔物に気づき、絞り込んだ炎を打ち込んだ。
(気を抜いてはいられないのです)
美咲紀は気を取り直して炎を巻き起こし、酢の入った袋を投げつける。と、ウォルターがタイミングよく棒手裏剣を放って袋を割ってくれた。
撒き散らされる酢の匂いに鹿型の魔物たちがバランスを崩す。そして、亀型の魔物の上へと落ち、隊列が乱れる。
「酢の匂いとはね」
亀型の魔物が持つ棘を握り、投げ飛ばしながら蛇那伊が苦笑する。その視線の先には、敵将へと駆けて行く数名の背中が。どうやら、2人の奮戦で突破口が開けたようだ。
「さぁ、やるわよ。まだまだやるわよ」
「はいっ!」
蛇那伊がウインク1つしつつそういい、美咲紀は笑顔で頷いた。美人2人の奮闘はまだまだ続く。
違うところでは亮が防護壁で身を守りつつ青龍族の力である雷で敵を狙撃していた。自分達の役目を頭に叩き込み、彼は時折ろっこん『鬼人の体(サード・フォース)』の進化能力で動体視力を通常の6倍に底上げし、次々に敵を撃つ。
(防護壁を飛ばすつもりで居たが……)
当初修と美咲紀には敵の接近があった場合防護壁を落下させて迎え撃つつもりで居た。だが、予想より鹿型の魔物が素早く動き、防護壁を落してもよけられそうな気がした。
「邪魔だ」
手を敵に向け、雷を放つ。と、鹿型の魔物が数体ふっとぶのが見えた。
周囲を確認していると、両手にテーピングを巻いた遥斗が竹刀を手に戦っていた。彼はテーピングを巻きながら「いざとなったら、直接甲羅をつかむ必要があるかもしれないからな」と言っていたのを亮は思い出す。
遥斗は月長石のバングルを腕に嵌め、竹刀を構えていた。そして、気合を溜め……思いっきり竹刀を振り下ろす。
疾風が戦場に吹き荒れる。鹿型の魔物が吹き飛び、亀型の魔物もそれにぶつかってひっくり返った。
(亀ならば、ひっくり返せば脆いところがあるだろう?)
遥斗はそれを見逃さず、聖水を亀型の魔物たちにぶっかけて次々に首を一突き。すると、亀型の魔物は身動きを止め、ぼろぼろと虚空に崩れていった。
それを見た兵士が、遥斗へ聖水を投げ渡す。自分の分を使え、という事だろうか? 遥斗は「忝い」と頭を下げてひっくり返った亀型の魔物へとぶっかけていった。
(俺も、がんばらないとな)
亮は次々に雷を生み出し、襲い掛かる敵を撃つ。そんな中、遥斗へ向かう亀型の魔物を見つけ、思いっきり重力操作で吹き飛ばした。遥斗は亮の行動に気づき、目礼を返す。亮は小さく微笑んで頷いた。
「乗せてくださーいっ!」
「おっけーい、陽太くんカモン☆」
陽太が玄武族の結界で敵の攻撃を防ぎつつ、大きな白虎と化した武道を呼べばすぐにやって来た。陽太は礼を述べて白虎に跨ると結界と月長石の棒手裏剣で攻撃しながら戦場を駆ける。
(うーん、開放感☆ すっごく力がみなぎるネ!)
武道は思いっきり戦場を走り、虎の手でろっこん『スイ・マー』を発動させる。肉体を手刀で突いた箇所を麻痺させる物で、麻痺の強さは突きの強さに比例する。
武道は魔物を突いたその途端、進化能力で軽く30分以上は効果を持続させる事を知る。
(あれ? 思いっきり突いたわけじゃないんだけど……まぁ、いっか!)
白虎族は戦闘に向いた種族である。それ故に普段より突きの威力も上がっているらしい。武道は精神力との兼ね合いを図りつつも魔物を己のろっこんで往なしては戦場を駆けていった。
その最中、陽太の目が炎を撃つ青年を捉える。
(あれ、もしかして……敵将の燈耶さん?)
陽太はそこで首をかしげる。何故か目が虚ろで酷く苦しそうな顔をしていたからだ。それに、妙に気になる事がある。
「ねぇ、武道君。何か気づいたことない?」
「俺、燈耶さんの姿を見たのは冥晶宮に突入する時に見たぐらいだからなぁ……」
陽太に言われ首をかしげた武道だったが、「ん?」と耳を震わせて何かに気づく。彼の記憶が確かならば、燈耶の頭には、輪などなかった気がする。それを陽太に伝えながらも、彼は嫌な予感を募らせる。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
<月華>冥晶宮襲撃 ―迸るほどの想いの果てに―
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月31日
参加申し込みの期限
2017年09月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年09月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!