this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラブ☆部活&同好会デー
<< もどる
1
…
30
31
32
33
34
…
50
つぎへ >>
風見鶏 スグリ
は階段を一気に駆け上がる。全ての勧誘の声に耳を貸さず、北校舎の三階にあるコンピュータ室に辿り着いた。
すぐには入らない。ノックの真似をして早口で呟いた。
「パソコン部が気になってお邪魔しちゃいました。よし、敬語は完璧ジャン」
目尻を下げてドアをノックした。数秒の間を空けて先程よりも強めに叩く。
「これはアレかな~」
自らドアを開けようとした。びくともしない。明らかに鍵が掛かっていた。
「留守デショ!」
明るく言い放ち、くるりと向きを変える。ドアを背もたれにして廊下にへたり込んだ。
「待つか~」
欠伸混じりに言った。
数分で頭が前後に揺れ出す。途切れる意識に抗い、一分も掛からない内に安らかな眠りに就いた。気持ち良さそうに両足を投げ出し、豪快ないびきを掻き始める。
部室に戻ってきた
史越 奈津樹
は何事かと足を止めた。そろそろと近づいて軽く肩を揺する。
「寝ているところを悪いんだけど、起きてくれないか」
「……もう少し、違うって! 全然、寝てないっすよ!」
スグリは慌てて立ち上がる。口元を気にして何度も袖で拭った。
「パソコン部に見学に来ました! えっとー、センパイ、コウハイ?」
眠気眼で笑って首を傾げる。奈津樹は神妙な顔で俯く。
「パソコン部に入部した早さで言えば俺は先輩になるけど、一年だからどちらでもないことになるね。取り敢えず、歓迎するよ。史越奈津樹だよ」
「そっかー。オレは風見鶏スグリ。よろしくね、奈津樹クン!」
一方的に打ち解けたスグリに奈津樹は笑ってドアの施錠を解いた。ドアが開くと真っ先にスグリが駆け込んだ。
「おー、パソコンがあるジャン! よかった~、なかったら泣いちゃうところだったよー!」
「ここ、パソコン部なんだけど」
遅れて入った奈津樹が苦笑いで言った。
「そりゃ、コンピュータ室なんだからあるよねー。マジで寝ぼけてたー、こりゃ失敬!」
「やっぱり寝てたんだね」
「いやー、そんなことは、はい、爆睡でした! ぶっちゃけ、秀逸なクソゲーで徹夜しました!」
スグリは起立の姿勢で手を垂直に上げた。奈津樹の表情が和らいだ。
「スグリはパソコンでしたいことはあるかい?」
「触りたい! とにかくエンターキーを連打したい!」
「まずはパソコンを起動させようか」
奈津樹は一台のパソコンの電源を入れた。ロゴマークが浮き出てメインの画面に切り替わる。
「おー、動いてるよ! いい~、もちろんいいよね! エンターキー連打しても!」
「どうしてエンターキーなんだ?」
「だって大きいジャン! 絶対に押し間違えないデショ!」
荒い鼻息で顔を寄せてきた。奈津樹は片手でやんわりと押し返し、相手が落ち着くまで好きなように弄らせた。
「ネットに繋いでみるからね」
「禁断の扉をこじ開ける瞬間だね! ネトゲで廃人コースまっしぐらー!」
「検索の方法を教えるんだけど……」
ネットに繋ぐと検索に便利な記号を幾つか教えた。画像検索ではオンラインゲームのグラフィックに異常な興奮を見せた。
「ペイントソフトを使ってみようか」
「やりたい! 脳汁をドバドバにしてギリモザ入れる完成度を目指す!」
「その方向は目指さなくていいから」
奈津樹は付きっ切りで操作の方法を教えた。スグリは色々と試して失敗しながらも少しずつ学んでいった。
二人で長い時間を過ごした。
スグリは満足した顔で画面から顔を上げた。
「パソコンは夢の機械だね~。やりたいことが多すぎて迷うけどさー、楽しいことがずっと続くところがタマンナイよね~。なあ、奈津樹クン、他の部員の人達はどんな感じなんだ? だーれも来ないんだけど」
「いないのではなくて、あまり活動的じゃないみたいなんだ。だから俺は一年なんだけど、頑張って行こうかなって思っているんだよ」
「そっかー。じゃあ、二人で頑張ろうってことで入部する」
「本当に?」
「二人で頑張れば苦労は半分で楽しさ二倍だろ! 良いこと尽くしジャン!」
スグリは笑って手を差し出す。奈津樹は遠慮がちに握った。
「オレも早く奈津樹クンみたいに、自由にパソコンを使えるようになりたいな~。ウチのパソコンをもっと使ってやらないとね!」
「え、パソコン持ってて……そうだね。二人でパソコン部を盛り上げて行こう」
「なんかさー、何にも出来てないんだけど、楽しくなってきた!」
スグリは笑顔で両手を突き上げた。
<< もどる
1
…
30
31
32
33
34
…
50
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラブ☆部活&同好会デー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
85人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月13日
参加申し込みの期限
2017年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!