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ラブ☆部活&同好会デー
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グラウンドに寝子島高校サッカー部の面々が集まっていた。服装は赤いユニフォームに白いハーフパンツで統一されていた。隅の方には小さなコーンが積み重ねられた状態で置いてある。ゲーム要素が高いキックターゲットは大きなベニヤ板を使用、六枚のパネルによって構成されていた。大振りのカゴにはサッカーボールが幾つも収められている。
「おー、みんな集まったな! じゃあ、俺の作った勧誘用のチラシを配るかなーっと」
六月一日宮 檸檬
は手にしたチラシの束を均等に分けて渡す。
目にした
工藤 耀
は、早速、感想を口にした。
「レモンのイラストが可愛いな! どんだけレモン大好きなんだよ」
「べ、別にいーだろ。レモンの蜂蜜漬けは美味いし、それに身体に良いんだよ!」
恥ずかしそうに返す檸檬に
七葵 冬馬
が笑顔で近づいてきた。左右の撥ねた髪が犬の耳のようであった。一つ結びの髪は機嫌よく揺れる。
「俺は可愛いところが良いと思うぜ!」
「そうだよな! 俺も爽やかさをアピールしたかったんだよ!」
「爽やかさアピールで女子にモテそうなところがポイント高いよね」
八十八旗 信彦
は金色の前髪を掻き上げて青い瞳を輝かせる。檸檬は灰色の髪を乱して頭を振った。
「ちょーっと待て! なんで女子なんだよ! サッカー部員の勧誘だろーが!」
「俺は女子マネージャーをたくさん入れてハーレムを作りたいのさ」
信彦は笑みを作って言い切った。
「チャラ彦らしい発言だけどよー、勧誘は真面目にやってくれよな!」
「アカルくん、もちろんだよ! 女子に声を掛けて、合間に男子も誘うつもりさ」
その宣言に微妙な笑いが起こった。
「遅れて悪い! お、それチラシか?」
鎌八 まもる
が走り込んだ。キーパー専用の黄色いユニフォームを着ていた。檸檬は小分けにしていたチラシを快く渡す。
「そう言えば鎌八って、サーフィン部の部長なんだよな? あっちはいいのかよ」
「掛け持ちで頑張るつもりだよ。だから、体験入部の時には抜けることになる、悪いな」
「いいんじゃねー。サッカー部は人数がいるし、どうにでもなるよな!」
「女子マネージャーの獲得は俺に任せるんだ!」
信彦は軟派な内容を熱く語る。声の力強さに頷きそうになった数人が、あぶねー、と笑って返した。
耀はカゴの中のサッカーボールを取り出した。足の甲に乗せて撥ね上げる。太腿で受けてリフティングを始めた。
「ここで普通にチラシを配るって、どうなんだ? もっと派手にやりたくねぇか」
「勧誘ロードに行こうぜ! サッカーボールのリフティングで人を集めて、そんでやっぱ基本は朝の挨拶だよな!」
冬馬もサッカーボールを手にした。犬が喜んで追い掛け回すようなドリブルを見せる。
まもるはカゴに手を入れた。片手でサッカーボールを掴み取る。
「オレも行くよ。同時にサーフィン部の勧誘もするけどね」
「みんなが固まってるのはノーリツ悪そうだし、俺は別の場所で爽やかに声を掛けまくってやるぜー」
檸檬は南校舎に目を向けた。
意欲に満ちた表情で全員が持ち場に散っていった。
正門の通りに移動したまもるは静かに立っている。周囲の呼び込みの声が聞こえていないかのように柔和な顔で生徒達を見ていた。
瞬時に動いた。
「良い足してるね」
「俺ですか?」
「そうだよ。サッカー部で気持ちいい汗を掻かないか?」
小脇に抱えたサッカーボールを落とす。弾むボールを片方の足で踏み付けて、残りの足も乗せた。玉乗りの状態で自在に動く。
男子は、おおー、と声を上げた。
「すごいですね!」
「ボールは友達だZ」
ウィンクしながらチラシを渡す。
次に目を向けたのは女子であった。艶やかな黒髪を後頭部に束ねていた。見事なポニーテールにまもるは駆け寄った。
「お嬢さん、波乗りに興味ない?」
「サーフィンのことですよね」
「もちろん、そうだよ。寝子島には良い波がくるんだよ。一緒にどうかな」
女子は上下に目を動かした。
「サッカー部の人ではないのですか?」
「サッカー部の人でサーフィン部の部長だよ。よろしくね」
爽やかな笑顔で勧誘に励むのだった。
たくさんの生徒が押し寄せる。冬馬は満面の笑みを見せる。
「はよざいまーす!!」
底抜けに明るい声で挨拶をした。
「……はよ、なに?」
言葉の意味が気になるのか。整然とした流れに乱れが生じる。
近くにいた耀が一瞬、顔を遠ざける。
「耳が痛ぇだろ!」
「朝の挨拶は基本だぞ!」
「グラウンドで聞いたって! 基本の割には丁寧じゃねぇな。七葵はチィースとかを敬語とか思ってそうだな」
耀の呆れた声に冬馬は笑って返した。
「そんなこと、あるわけないだろ。意識したら俺だって敬語くらい、どうってことないんだぞ」
「ホントかよ。お、そこのあんた。ヘディングに強そうな身長だな」
話の途中で耀は見つけた男子に声を掛けた。持っていたチラシを渡して体験入部について語り始めた。
「俺だって、ま、やってやるよ」
大股で歩く男子に目を引かれ、冬馬は走り寄る。
「お疲れさんっつーか、ちょっと時間くれって感じっすけど、どうですかねぇ」
途端に口調に狂いが生じた。男子は反応に困りながらも足を止めた。
「僕は一年なので、先輩になると思うのですが、勧誘ですか?」
「そうそう、サッカー部の二年なんっすけど、体験入部をご用意しちゃってるんで、遊んでってくんないかなーと、どのような心中でございましょうかねぇ」
奇妙な言葉を前面に押し出し、笑顔でじりじりと迫る。男子は異様な圧力を受けて腰が引けた。
「……僕、人を待たせているので、し、失礼します!」
男子は視線を外すように一礼すると人混みの中に駆け込んだ。
遣り取りを見ていた耀が冬馬に向けてサッカーボールを掲げる。
「俺達はサッカーをプレイしている時が自然体なんだよな。自然な姿で勧誘した方がいいんじゃねえかな」
耀は太腿でリフティングを始める。生徒達が自主的に離れて空間が出来た。
「難度を上げるか」
太腿から足の甲に乗せる。タイミングを見計らって一気に撥ね上げた。上体を水平に屈めて首の後ろでサッカーボールを受け止めた。その姿で制止すると周囲から拍手が起こった。
その状態からボールを真上に飛ばし、額へのリフティングに繋げた。
「七葵、受け取れ!」
軽いヘディングで前にパスを送る。冬馬は胸トラップで真下に落とす。足の甲を交互に使って細かく上げる。最後は斜め上に蹴り上げて柔らかいボレーシュートを見せた。
待ち構えていた耀が跳び上がって内腿で受けた。零れたサッカーボールは素早く踵で撥ね上げて手の中に戻した。
生徒の一人が熱の籠った拍手を送った。一気に周囲に燃え移り、熱狂的な拍手を受けた。チラシを求める声が至る所で聞かれ、耀と冬馬は忙しなく動き回る。
「サッカーで青春の汗を流したいヤツは部室にも来てくれよなっ! グラウンドでは楽しいゲームをやる予定だ! 景品のお菓子を用意して待ってるぜ!」
冬馬の熱意が伝わったのか。手持ちのチラシは数分で無くなった。少し遅れて耀も配り終えた。サッカーボールを指で回しながら口にした。
「サッカー好きの俺達が楽しんでる所を見せるのが一番のアピールになるよな! ま、爽やかさでモテるかはわからねえけど」
「そうだよな! でも、張り切り過ぎて腹が減ってきた。景品のお菓子は食べたらマズイよな?」
「どんだけ美味くても、そりゃマズイだろ」
二人は爽やかとは言い難い苦笑を浮かべた。
信彦は爽やかな笑みを崩さない。時に華麗なステップで生徒を交わし、目当ての女子の側で優しく語り掛ける。
「何か困ったことがありますか」
「あ、あの、人が多くて歩きにくいかなぁって」
「あなたを守って歩きましょう。さあ、その可憐な手を俺に預けて」
柔らかい対応で女子の心をやんわりと包み込む。そっと出された手を握ると信彦は進んでエスコート役を引き受けた。
「ここまでくれば大丈夫です」
「あ、あの、ありがとうございました。サッカー部ですよね? 勧誘に戻ってください」
「俺はあなたにもチラシを差し上げたい。握った手から優しさが伝わってくるようでした。是非、女子マネージャーとして入部して、いいえ、無理強いはしません。少しでも興味があればいいのですが」
信彦は控え目にチラシを差し出す。女子は照れながらも受け取った。
――良い滑り出しだね。可愛い女子マネージャーが増えれば男子も自然に増えるはず!
「それではグラウンドで会いましょう」
微笑みを交えて、その場を離れた。別の女子を求めて信彦は早足で歩く。
仙藤 蒼
の姿が目に入った。女子にしては背がある。可愛らしい顔で周囲を気にしながら歩いていた。残念なことに着ている制服は中学生の物であった。
「アシンメトリーのあなた、サッカー部の体験入部に参加してみませんか」
「体験入部って。私の制服、わかりますよね?」
「中学生の制服ですね。確か今日は早くに授業が終わると小耳に挟みました」
信彦はにこやかに返した。その反応に蒼は軽く噴き出す。
「私が用意した言葉が台無しじゃない。『将来の為に部活を見に来ました』っていうつもりだったのに」
「それは失礼。では将来の為になると思うのでチラシを受け取ってください」
「これ、サッカー部の体験入部ね。身体を動かすのは嫌いじゃないけど、ゲームが好きなんだよね。それと普通に喋ってくれた方がいいよ、たぶん」
蒼は気軽に指摘する。信彦は軽く息を吐いた。自然な笑みが浮かんできた。
「じゃあ、そうするよ。ゲームが好きならキックターゲットがいいんじゃないかな。身体は適度に動かせるし、ゲーム性もあるよね」
「それってボールを蹴って番号を狙うゲームでしょ」
「俺の担当じゃないけど補助はするよ。あとでグラウンドに来てくれたら嬉しいな」
信彦の甘い言葉に蒼は笑顔で頷く。歩き出そうとした直後に振り返る。
「どうして中学生の私に声を掛けたのかな」
「可愛い女性は誰でも大歓迎なのさ」
取って置きの決め台詞に蒼は本気で噴き出した。
檸檬は足を使ってチラシを配る。走り回ることで全身に程々の汗を掻いた。用意していたリストバンドを手首に嵌める。
人気の少ないところに立ち寄り、リストバンドに唇を押し当てた。檸檬のろっこん『フレッシュフレーバー』が発動した。汗がレモンの香りに満たされ、全身を包み込んだ。
檸檬が歩くと、その爽やかな香りに誰もが深く息を吸い込んだ。無防備な姿で立ち止まる。その瞬間を狙って声を掛けた。
「サッカー部は新しい仲間を探しているんだ。俺達と楽しくサッカーを楽しもうぜ! チラシを読めば、大体のことはわかると思うんだ」
さり気なく出したチラシを男子は気軽に受け取る。
「ありがとうございます。体験入部もあるんですね」
「俺はキックターゲットの担当だな。俺に勝てたらちょっとしたプレゼントもあるんだぜ」
爽やかな匂いを振り撒きつつ、男子にアピールした。その場で体験入部の約束を取り付けた。
動きを速めて次々にチラシを渡していく。
背の低い男子に目がいった。自信の無さそうな態度が気になり、檸檬は笑顔で話し掛けた。
「サッカー部の勧誘なんだけど、チラシを貰ってくれるかな」
「僕、背が低いから」
即座に言葉が返ってきた。声を掛けられることを予想していたのかもしれない。しかし、檸檬は諦めずに笑顔で食い下がる。
「小柄でも大丈夫だ。持久力をつけて素早さを売りにすればいいんだよ」
「……でも、本当に小さいし」
今度は即答ではなかった。檸檬は男子の横に並んだ。
「俺と身長、そんなに変わらないぞ。俺に出来るんだから、誰でも練習すれば強くなれるって。体験入部でドリブルやシュート練習もするから、自分を試してみたらいいんじゃね?」
「その、せっかくだから、体験入部に参加してみます」
檸檬が差し出したチラシを男子は恥ずかしそうな顔で手に取った。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
85人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月13日
参加申し込みの期限
2017年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月20日 11時00分
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