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【星幽塔】ゼツボウノアステリズム ~開かれた扉~
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「なっ、貴様……まだ!」
煙の中からゆっくりと姿を現したタウロスは全身ぼろぼろで片腕はだらりと下げ、決して無事とは言えない姿であった。
鎧は既に跡形もなく、下に来ているインナーも所々が破れ彼女の豊満な双球もその姿を一部露わにしていた。
戦闘中でなければ美女の痴態といった所で赤面もしたのだろうが、あいにく轟は気を緩めない。なぜなら彼は闘う戦士なのだから。
「自由の利かない身とはいえ、よもやここまで押し込まれるとはな……存外人間という生き物も強いものだ。ここからは遊びは無しでいかせてもらおう」
すっと手を前に突き出すと、次の瞬間辺りにいる者達にまるで上から抑え込まれているかのような加重が発生した。
それは身動きすら困難なものでゆっくりとしか動くことができないものだった。
「な、これ……は……」
「これが私の闇の力の一端だ。楽しんでくれ……もっとも楽しむほど、生きていられればの話だがなッ!」
「ぐはっ!?」
タウロスは轟と距離を詰めると彼を下からアッパーで殴り飛ばし、浮かんだ体を掴んで右ストレートを腹部に打ち込んだ。
体を曲げてダメージに耐える轟は衝撃で吹っ飛ぶ動作すらもゆっくりである。
ゆっくり吹き飛んでいく彼をタウロスは回し蹴りで地面へと叩きつけた。
「がはぁぁぁッ!」
強烈な痛みが彼の全身を襲い、一切の身動きが取れない。
「ふはははは、こうなってしまえば人間は成す術がない。大人しく、死んでいくがいい」
「成す術がない? それはどうだろうな!」
「なにっ!? うぐっ!」
タウロスの背後から抜き放たれた日本刀の一閃が放たれる。
彼女はそれを右腕で受け、続く御剣による連撃を辛うじて捌く。
「貴様……なぜ動ける!?」
「あいにく、動きが早いのが取り柄でな!」
御剣が振るう刀は素早い動きで幾本もの銀閃を描いていく。
その鋭い狙いにタウロスは防戦一方となり、体には斬撃による傷が刻まれていった。
すると展開されていた力場が消失し、辺りの速度が元に戻る。
「な、アルティス……お前の仕業か!」
「そうよ、悪いけど貴女の力は封じさせてもらったわ。みんなのおかげで時間はたっぷりあったもの」
そういうとアルティスは長剣を抜き放ち、タウロスへと斬りかかった。
タウロスは地面に刺さっていた折れた刀身を掴むとそれを引き抜き、アルティスの剣を受ける。
数度お互いに剣を弾き合い、先に仕掛けたのはタウロスであった。
タウロスは一歩踏み込むと剣を真一文字に薙ぎ払う。力任せのその一撃は暴風ともいえる剣風を巻き起こしアルティスを大きく吹き飛ばした。
「きゃぁぁああああ!」
「もらったぞ。消えよ、貴様は目障りだ!」
両手で折れた刀身を握り大剣を振るうように振り下ろすと赤い斬撃が衝撃波となっていまだ地面に倒れ、体を起こすことのできないアルティス目掛けて放たれた。
それは魔力を含有した斬撃であり、進むにつれてその威力は増加しその赤さを増しているようだった。
「させるかっ! はぁッ!」
御剣は衝撃波の軌道を読むと、そのたった一か所を狙って斬撃を放つ。
衝撃波は御剣の斬撃とぶつかるとその軌道を僅かに変え、二人の真隣を通過していった。
「ほう、貴様……私の斬撃の軌道を読み、その上で僅かに位置をずらして軌道だけを変えたか。やるではないか」
「真正面から受ければこっちの武器を折られかねない威力だろうからな。最善を取ったまでだ」
日本刀を構え直し、御剣はアルティスに声をかけた。
「動けるか?」
「……ええ、なんとか」
「なら一緒に仕掛けるぞ。俺一人だとあいつに受け切られてしまうが……二人なら!」
「わかったわ、先に行く……ついてきなさいっ」
アルティスは長剣を下手に構え、低い姿勢でタウロスに向かって走った。
彼女の鋭い斬撃が地面を踏み締めてタウロスの足先から片口へと放たれ、返す刃で彼女の首を狙う。
タウロスは数歩後ずさりながらもアルティスの斬撃を折れた刀身で受けた。がりがりと火花が散り刀身を削っていく。
「何度やっても同じこと! 貴様では私に刃を届かせる事なぞ……」
「そうね、私だったら無理ね。でも今貴女と戦っているのは一人ではないのよ?」
「ぬぅっ!!」
背後から気配を消して放たれた御剣の斬撃が咄嗟に回避行動を取ったタウロスの腕を掠めた。腕から一筋の血が垂れる。
アルティスと御剣の二人は交互にタウロスへと斬撃を放っていく。その速度は次第に早くなり、タウロスは前と後ろから斬撃の嵐に晒されることとなった。
斬りかかり続ける二人を最小限の動きで捌きながら、タウロスは吼える。
「人間風情が、調子にノルナァァァァァァッ!! アクセス! 強制発動! コード! スラッシュリッパーッ!」
刀身の加速機構を無理やり発動させるとタウロスは神速の回転斬りを放った。
「きゃぁぁあッ!」
アルティスはガードしたものの、衝撃を殺しきれず派手に吹っ飛んだ。錐もみ回転し地面へと落ちる。
「さあ、邪魔者は消えた……来い、ろっこんを持つ人間よッ!!」
「ぐっ!!」
御剣は撃鉄が落ちるイメージを浮かべ、自らのろっこんを発動する。
ここからは互いの実力の勝負、全てを出し切る戦士の領域。
互いの譲れないものの為、二人は剣を振るった。
加速した御剣は動きがゆっくりになるその世界で駆ける。そして一度日本刀を鞘に戻し、振り抜いた。
真一文字に抜かれた刀は独特の軌道でタウロスを狙う。。
その剣閃は必殺の一撃。通常であれば確実に勝負が決まっていたであろう一撃だった。そう、通常の敵であれば。
「発動、闇よ、我に力を!」
「なにっ!?」
タウロスが闇を纏うと、彼女の動く速度が上がりなんと御剣の剣閃を受け止めたのである。
弾かれるようにして体勢を崩した御剣だったがそのまま体を倒して身を翻し、タウロスが振り下ろした折れた刀身による一撃を回避する。
「はあ、はあ、こんなことは……」
「ありえないとでも? 実に簡単な手品だよ。私には貴様のようなろっこんは勿論ない。だが貴様が加速しているのなら……身体能力を底上げしてその速度に追いつけば、同等とまではいかずとも打ち合えるだろう?」
タウロスは折れた刀身を振り回すようにして御剣へ何度も斬撃を放つ。
それらは一つ一つが重く、捌く御剣の腕に次第に疲労を蓄積していった。
蓄積した疲労は動きを鈍らせる。そしてその動作の遅れは、致命的な隙を生み出すことになるのである。
何度目かの斬撃の後、御剣の回避行動が一瞬遅れた。
そこを見逃さずタウロスは折れた刀身を全力で振り下ろす。鉄の盾ですら容易に切り裂くような一撃が御剣に迫る。
「もらったぁぁッ!」
「……それはどうだろうな」
「なにッ……うぐっ……これ、は……がはッ!」
あと数センチで御剣の頭部に刃が触れるという所でタウロスの刃は止まっていた。
その理由は胸部に由貴奈の放ったダマスカスソードが刺さっていたからである。
それは深々と背後からタウロスの胸部の中心を貫いており、彼女のインナーを赤く染めていく。
口からは漏れ出た鮮血が雫の如く垂れる。
「まに、あった……」
それだけ言うと由貴奈は力を使い果たすようにその場に倒れた。
タウロスは折れた刀身を手から取り落とし、血を吐きながらふらふらと後ずさる。
「ごふっ、ははは……最後の最後で貴様達の動きを読み切れなかった……ということか」
「だがあんたは、いい戦士だったよ。逝く前に聞きたいことがある。ろっこんや寝子島を知っているようだが、なぜなんだ?」
「なんだそんなことか。簡単なことだ、見ていたのだよ……この塔での戦いも……貴様らがどこから来たのかという所も」
「みていた、だって? そんなことが可能なのか!?」
驚きを隠せない御剣に対し、タウロスは笑いながら答えた。
「ああ、可能だ。闇の世界の『壁』というものは通る事以外には寛容でな……覗き見ることはそう難しいことではない。まあ、必要なアイテムはあるがな」
「しかしそんなこと……」
「ふふ、これ以上はノーコメントとしておこう。次に私に勝てたのなら……もう少し教えてやってもいい」
「次、だと」
手を地面にかざすとずぶずぶと沈むようにタウロスは地中へ消えていく。
その場にいた者達は武器を構えるが、それよりも早くタウロスの体は地面の中へと潜った。
声だけがその場に木霊する。
「ああ、そういえば見ものだったぞ……お前が金髪の少女相手に動揺している姿はな、もう少し男を磨いたらどうだ。そっち方面の度胸とかな……はっはっはっは!」
「なっ!? あのタウロスめ……早く口を封じないと……!」
「あのぉ、金髪の少女? それってぇ、一体、なんの――」
「いい、気にしないでくれ。頼むから気にしないでくれ」
「え、あ……はい、わかりましたぁ」
御剣が額から変な汗を流す中、この場での戦闘は終結した。
強力な敵である闇の勢力……闇のアステリズム。
寝子島すら知るという未知の敵。
彼らとの戦いは始まったばかりである。
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月31日
参加申し込みの期限
2017年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月07日 11時00分
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