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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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【5thバトル:南校舎屋上】
掲示板にあった情報通り、【ザ・ドラゴン】と【ヒトハ】はここ屋上へと姿を見せる。
元々ここに居たはずの偽風紀委員の姿はない。
だが、居た事を知らない二人にとっては、それはどうでもいい事であったのだ。
「ほぅ、強そうだな。相手にとっては不足無し、と言った所か」
胸元に光る【双葉のペンダント】を揺らし、ヒトハは対峙するザ・ドラゴンへと声を掛ける。
最近体力が落ちたと自覚しているヒトハにとっては、今回バトルロワイヤルに参加した事の目的はあくまでバトルである。
負けるつもりは無いが、楽しくぶつかり合い、今の状態を確認したい。
そうした考えの方が強かったといってもいい。
「なるほど、隠れもせずに顔を出して来た事は、俺も評価しておこう」
ザ・ドラゴンもまた、そんなヒトハに共感を覚える。
女性だからと言って手加減するつもりは無い。それは隙無く構えるヒトハの様子からも十分に伺えたからであった。
「そうしてくれると嬉しいな。まぁ、どのみち私が勝つんだが!」
先手はヒトハより。
強く脚に籠められた力を十分に解き放ち、踏み込みのままヒトハはザ・ドラゴンとの距離を一気に詰める。
「速いな、だが……!」
どちらも徒手、余計な詮索など無用とばかりに、ヒトハはザ・ドラゴンの死角へと向かうが、それを簡単に許す事は無い。
ヒトハの狙いは膝の裏であり、体勢を崩す事を目的とする。
それをザ・ドラゴンは流れるようにゆるりと動き、攻撃を回避していた。
「っ! なるほど、一筋縄ではいかないってことか」
動き自体は中国拳法のそれであろうと、ヒトハは避けられた攻撃後即座に下がり判断を下す。
そして、それがどちらかといえば自分のスタイルと近い、と言った事も。
「正直、この高校でここまで出来るヤツに会えるとは思って居なかったが……楽しめそうだ」
対するヒトハが実際に強い事が確認出来たこと、それがさも嬉しい事であるとザ・ドラゴンは語る。
互いの手が同じであれば、後は両者の実力で決着をつけるほか無い。
対峙しあう二人は、印を奪い合うべくバトルを続けていく。
そのバトルが行われている中、偽風紀委員の姿は屋上入り口の屋根の上にあった。
「へぇ、随分とやるもんだ」
掲示板に書き込まれた情報を確認した偽風紀委員は、即座にここに移動し、今まで様子を伺っていたのだ。
もし本当に来るのであれば、【いいところだけをかっさらう】べく勝負が着いた後で顔を出せばいい。
その為の手段は既に用意してあるのだから。
「ま、さっさと決着がついてくれたほうが、あたしとしちゃ助かるってもんだが」
偽風紀委員の腕に付けられた腕章を持って、相手の動揺を誘い印を奪う。
当然、下で戦っている二人が素直に渡すとは思えないが、自らのろっこんを利用した上であればそのチャンスは十分にあったのだ。
来るべきチャンスの時を待つ偽風紀委員と、バトルを続けるヒトハとザ・ドラゴン。
状況が変わるのは、三人も予想しえなかった二人が、この屋上へと姿を現した時であった。
「あらぁ、随分と派手にやってるわねぇ」
のっそりと屋上に続く扉が開かれ、奥からは蛇那伊と牡丹が顔を出していた。
「……誰だ?」
新たに入ってきた乱入者を確認する為、ザ・ドラゴンは一言口にし視線を向ける。
「残念、龍ちゃんは居ないようね」
「そうですねぇ……まぁ、問題の子達は見つかりましたので、いいですけど」
目的であるワーストに関係する人物がいない事に少しだけ残念そうな顔を牡丹が見せるが、結果として今問題となっている参加者を見つける事は出来ていた。
だからこそ、その残念そうな顔もどこか歪な笑みへとすぐに変わる。
「風紀委員、ではないな。勝負の邪魔をするつもりか?」
腕章が無いことをヒトハが確認し、二人へと声を掛ける。
ようやく面白くなってきた勝負の邪魔をされた為に、やや不機嫌気味に。
「邪魔じゃないわよ? どちらかといえば、止めてもらえるように説得に来ただけ」
そう口にする蛇那伊ではあるが、既に何時でもバトルに混ざれるよう、戦闘に対しての所作は怠っていない。
――要するに、言葉通り【肉体言語】による説得を試みるつもりであるのだ。
「そうか。なら、先にお前達を倒した方がいいんだろうな」
風紀委員と同様にこちらを止めるつもりであると口にした蛇那伊に対し、ヒトハとザ・ドラゴンは一時バトルを止め、対すべき二人へと向かい合う。
「出来るなら、ですよぉ?」
とてもとても、それが楽しい事であるといわんばかりに、牡丹は向き合ったヒトハとザ・ドラゴンへと笑みを見せる。
ここまでこれば、もはや対戦は避けられない。
互いに向かい合う形で、四人のバトルは火蓋を切られようとしていた。
――一つ、誰にも気づかれないように動いた影を除いて。
【6thバトル:北校舎1F廊下】
特別教室が多く存在するだけあって、北校舎内には委員会やこちらで部活を行う生徒達が少なからず入ってきていた。
廊下はそうした生徒達が行き来しており、今の所何か特別な変化、という状況は見られない。
その中に紛れながら、【カプリス】は行動を開始していた。
「なるほど、ね。やっぱり、便利ってわけじゃないんね」
【星のピンバッチ】を付け、カプリスは自分のろっこんがどの程度であるのかの実験を行っていた。
今の所把握出来ているのは、一般生徒が近く居る場合、ろっこんの能力である【透明化】自体が効果が薄い事である。
これは、先ほど試してみた際に、透明化したにも関わらずこちらに気づき避けた生徒が居た事で判明していた。
「ろっこんを知っている生徒なら問題ないのかね? ま、この辺は要検証って所か」
クスクスと、自分の能力を確かめる事が楽しいとばかりに、カプリスは笑いを浮かべる。
とはいえ、掲示板に書かれた通り、どこかで自分の姿が見られたことには変わりは無い。
そのためにそろそろここを移動しようかと考えていたのだが、そんなカプリスの背後に迫る参加者の姿があった。
「……あれ、だよね? うわー、ホントに居たよ」
掲示板の情報に従い、こっそりとカプリスを探していた【おりおん】は、特別教室の一室からこっそり顔だけ出しその姿を確認する。
偽風紀委員同様、おりおんもまた【Lion】という名のアカウントでねこったーに呟きを行っている。
おりおんと偽風紀委員、この二人により幾つかの情報は風紀委員側へも流れており、一般生徒達もまた、今この学校で行われているバトルロワイヤルに関して知り始めていた。
「とりあえず……どうしよ?」
携帯の時計を見る限り、後50分もすれば所定の二時間を迎えてしまう。
今の所確認出来ているのはカプリス一人である為、おりおんはどうにかこの相手の印を奪わなければならないのだ。
「別なのも居そうだけど、時間も無いしなぁ……えぇい、こうなったらままよ!」
掲示板の情報を見る限りでは、北校舎にはおそらくもう一人居るであろう事は予想できる。
何処に隠れているかは知らないが、それでも行動を起こす必要はあったのだ。
首下げた【ネックレスチェーンに引っ掛けてある瑠璃色フレームの眼鏡】を揺らし、おりおんはカプリスに気づかれないよう、こっそりと移動を開始していた。
なるべく目立たないように歩くカプリスの背後を、おりおんが各教室に入りつつ後を付けていく。
この状況に、カプリスは自分が持っていた手鏡を利用し、気づいていた。
「……来てるみたいじゃん。女の子っぽいけど、あれも参加者なんよね?」
印である瑠璃色フレームの眼鏡は、カプリスからも確認出来る。
但し、確認する場合は一切後ろを向かず、あえて自分が気づいていないという事を相手に悟られないように歩いていた。
「狙いやすいっちゃ狙いやすい。とりあえずは、あっちから取らせて貰うんよ」
カプリスにとって、必要な行動はどの時点でろっこんを発動させ透明化するかである。
一旦相手がこちらを見失えば、多少は混乱するだろう。
その隙に、こっそり印をいただいてしまえば、それで事足りるのだから。
「あそこの曲がり角でいいかね。それじゃ――」
ふっと、カプリスはおりおんの視界から消えるように小走りに廊下を曲がる。
「気づかれた? いや、まだ!」
おりおんはカプリスが曲がった曲がり角を覗く為、こちらも小走りで曲がり角の壁へと体を寄せる。
――だが、少しだけ顔を出したおりおんの視界には、既にカプリスの姿は無い。
「え? まさか、どこに行ったの?」
廊下の長さを考えれば、どれだけ速く走ってもその姿を確認出来ないはずは無い。
だが、現実としてカプリスはおりおんの視界から姿を消していたのだ。
「むぅ……逃げられたか……」
だが、相手がろっこんを使えるのであれば、それは別な話である。
もし足が速くなるといったろっこんであれば、今この廊下には誰もいない為すぐに逃げおおせる事も可能なのだ。
だからこそ、おりおんはその予想を立て、もう一度カプリスを探すために曲がり角から体を出すが――
「――っ!」
不意に感じる何かの存在。
【誰もいないはずなのに誰かがいる】、そういった普通であれば怖いといった表現が正しい何かをおりおんは感じ、廊下の先へと視線を向ける。
「残念、これは貰っておくさね」
ふっと、おりおんのネックレスチェーンが持ち上げられ、そのまま消える。
「え、えぇ!?」
何が起こったのか、おりおんは気づかないまま自らの印を取られていたのだ。
こうして、おりおん――
七緒 璃音
はカプリスの手により敗退を余儀なくされていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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