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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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Act_3-1 バトルロワイヤル本戦【開始より1時間半経過】
登校した生徒達が本格的に部活を始めた中、講堂の裏手では木と木がぶつかる音が激しく鳴らされていた。
【Other1:講堂裏】
幾度かカタナは相手である時雨を撒く形で逃げていたのだが、その都度時雨はカタナを発見し追いかけていた。
「待ちやがれ! 勝負しろっての!」
カタナと時雨が戦いを始めて、既に20分近くが経過している。
だが、実際にはカタナが時雨から逃走している為に時間が掛かっているといったほうが正しいが。
「馬鹿正直に戦うだけが強さじゃないってことさ」
初めに互いの武器である木刀と竹箒を撃ち交わした際、カタナは時雨の驚異的な速さを目にしている。
持続性自体は無い為にあくまで瞬間的な速さでは有るが、カタナにとっては十分厄介な物と認識し、それが相手のろっこんであろうと予想していた。
その為に、なるべく人の見えない位置で、その上自分にとって都合のいい木々の生えたこの講堂裏まで誘導していたのだ。
「お、ようやく観念しやがったか?」
目的の場所まで辿りつき、カタナはようやく木刀を時雨へと向ける。
誘導したとは言え、出来れば諦めて欲しかったのだが、結果こうしてここまで時雨が着いてきた以上、カタナは対峙する決意を固めていた。
「そうだな。相手になろう」
それだけを口にし、カタナは木と木の間へと位置を取る。
「おうよ、ならこっちから行くぜ!」
カタナの行動の意図を理解するより早く、時雨は真正面からカタナへと向かい駆け出し、竹箒を振り下ろす。
もちろん、速度は本来の時雨の速さではない。
小さく、自分の恥ずかしい思い出を語る事で時雨のろっこんの発動条件は満たされるのだ。
――内容は【保育園を出るまでおねしょしてた】と言った、時雨にとって耐え難い思い出。
より恥ずかしければ恥ずかしい程に、時雨の速さは増していた。
「…………」
だが、その速さをカタナは静かに見る。
どれだけ速かろうと、自分に向かってくる相手は正面から向かってきているのだ。
正眼に構えた木刀を静かに、静かに動かし、速度を増した時雨の竹箒をカタナは弾いていた。
「なっ!」
速さと力の限りを籠めた一撃を、カタナに弾かれたのだ。
勢いのまま、大きく体勢を崩す時雨に対し、カタナは即座に木刀を片手に持ち、手刀によりその意識を刈り取る。
「……ふぅ」
一つ、息を吐き、カタナは崩れ落ちる時雨を支え、そのまま草地へと寝かせる。
カタナが木と木の間に立ったのは、時雨の行動を限定する為であった。
その素早さでこちらの死角を突かれれば、カタナの方が絶対的に不利であったのは明白である。
だからこそ、事前に調べていた高校内の地理を生かし、時雨をこの場所へと誘導した上で、この場所での戦闘を行っていたのだ。
「ひとまずはこれでどうにかなるか。早くバトルに戻らないとな」
鋭二から奪った印がある為、カタナには十分な時間がある。
その為、今は相手を探し観察する事を重視する為、カタナは静かに校庭側へと向かい講堂裏を立ち去っていた。
【9thバトル:部室棟裏】
カタナが時雨を退けた頃、部室棟の裏手には無事に逃げ切ったスナイペルとsergeantの姿があった。
「一時はどうなるかと思ったでありますよ……」
体育館から校舎をぐるりと回る形を取り、人の多い場所へと紛れ込みながら二人は風紀委員を無事に撒く事に成功していた。
だが、その為に使った時間は大きく、今から他の参加者を探しても見つかるかどうかの瀬戸際であったのだ。
「えぇ。ですが無事に逃げ切れています」
sergeantはそれほどその事を気にしていないようなそぶりを見せているが、スナイペルとしては何度か時間を確認した事だけあって、そちらをやや気にしていた。
どうすべきか、少しだけスナイペルは考えを巡らし――sergeantへと手にもったハンドガンを向ける。
「な、何をするでありますか!」
「これが一番合理的です。ヤボンスキー……いいえ、杏子」
スナイペルがこの言葉を口にし、sergeant――
小倉 杏子
へと容赦なくハンドガンを放つ。
狙いは当然頭部。意識を刈り取り、簡単に印を奪う為に。
小さく名前を呼んだのは、ここまで共闘した杏子への感謝と、そして裏切る事への謝罪を籠めて。
「……ふ、ふふ……」
――だが、ハンドガンから放たれたBB弾は不意に止まる。
それも空中で、完全に静止する形で。
「やはり、効きませんか」
異様とも思える光景だというのに、スナイペルは表情を変えずにハンドガンをホルスターへと仕舞う。
この光景こそが杏子のろっこん。メガホンを手に持ち、これを通して命令する事で、おもちゃ全般を意のままに操作できるのだ。
苺花に当てた際に、急激な弾の進路変更があったのも、全て杏子のろっこんによるものであった。
「あぁ、効かないな。中々に狡猾じゃないか、露助」
口調まで変化し、先ほどまでのショックを受けていた杏子とはまったく違い、自分を裏切った相手であるスナイペルに好戦的な表情を見せる。
――これが、杏子の裏に隠されたもう一つの人格。
自衛官である父に仕込まれた為に、戦闘を本気で行う時にだけこの人格は顔を出していたのだ。
「なら、後はこっちだけ。かかってくるがいい!」
スナイペルもまた、丁寧な口調から本来の口調に戻し、杏子へと構える。
どちらも軍隊仕込みの戦闘スタイル、そのために、勝負はどちらかがその体のどこかを捕まえてしまえば一瞬で勝敗は決する。
互いの間を流れる緊張感の中、初めに動くのは杏子より。
「ふっ!」
杏子の動きに即座に反応し、スナイペルは関節を取るべく伸ばされた腕に自分の手を絡めようと試みる。
――だが、一つだけスナイペルにとって不利な状況があったのだ。
「――っ!」
ピシリと、自分の顔に勢いよく小石のような物がぶつかる感触。
先ほどまで空中で静止していたBB弾を杏子は操る事でスナイペルの顔へと放っていたのだ。
「甘いわ、露助!」
痛みに、スナイペルの動作が一瞬遅れる。
絡めようとした手を逆に取り、杏子はそのままスナイペルの関節を極める。
「ぐぅ……!」
ギリギリと関節を締め上げ、スナイペルの腕の骨が悲鳴を上げる。
こうなってしまえば、後は折られるか、スナイペルが負けを宣言しない限りは本来であれば決着はつかない。
しかし、今回はそういった物ではない。関節を極めた後、杏子は即座にスナイペルの腕につけてある腕章を外し、そのまま関節技を外していた。
「……負け、ですね。まさか、ヤボンスキーに負けるとは思ってもみませんでした」
見事にガッカリとしたものがスナイペル――
ナタリア・シシロヴァ
の表情として浮かぶ。
「いえ、お互い頑張ったであります!」
さっと、杏子はそんな表情をしたナタリアへと握手を求める為に手を差し伸べる。
負けは負け。しっかりとそれを確認し、ナタリアは杏子の手を取っていた。
「それと……その、出来ればでありますが……」
どこか恥ずかしげに、杏子はナタリアへと一つ提案を行う。
――出来れば、先ほどのように自分の事を名前で呼んで欲しい。
寮のルームメイトである二人は、戦いあう事でようやく打ち解けあう事が出来ていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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