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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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【Lastバトル:講堂脇の大木付近】
ほぼ全ての参加者が敗退し、残るはこの場に居るカタナと北風貴子の二人だけとなっていた。
だが、その状況はカタナにとって芳しくはない。
元より負傷により動けない体と共に、突如現れた北風貴子は声を掛ける事無く、カタナの体を大木に接着させる形で水をかけていたのだ。
「これで決まり……ですね。あっけないものです」
事ここに至っては、これ以上北風貴子が本来の姿を隠す理由は無い。
深雪とカタナのバトルが激しかった事もあり、ねこったーでの呟きで大きく流れて居た事を北風貴子は確認していた為に、隠れながら決着がつくのを待っていた。
だが、北風貴子が確認出来たものを風紀委員が見逃すはずは無い。
その為に、北風貴子はカタナ――
御剣 刀
の印を手早く、より確実に奪うため、水鉄砲から更に水を放ち完全に自由を奪っていた。
「俺の油断、か……あぁ、負けだ。取っていくがいいさ」
刀もまた、初めこそ抵抗はしたがどうあっても外れないこの縛りに対し、素直に負けを口にする。
悔しさが無いか、といわれれば当然無いはずが無い。
だが、負けは負けだと潔く認めることも刀は出来ていたのだ。
「……つまらないですよ、それ。もっと足掻いて欲しかったのですが」
そんな刀の表情に、北風貴子はどこかつまらなそうに声を返す。
だが、勝ちは勝ちなのだ。刀の胸からボールペンを取り上げ、ここにバトルロワイヤル勝者が決定する。
「ふふ、でもいいです。バトルロワイヤルの勝者が風紀委員長の名前だなんて、皮肉だと思いません?」
優雅に、団子状に結んでいた髪を解き、長いロングの黒髪をなびかせながら、北風貴子――
エレノア・エインズワース
は翳りのある笑みを浮かべ刀へと口にする。
「さぁ、どうだろうな……っと、動けるか」
接着の強さ自体は強力だが、持続性はそこまで長くは無く、刀は予想より早く解放される。
ならばもう少し耐えればよかったと思うかもしれない。
だが、目の前に次の水を用意しているエレノアが居る以上、それは不可能という物であった。
「……ここに居たか、【魔女】」
勝敗は既に決している。
だが、それを一切気にする事無く、斗南は元から狙っていたエレノアとの邂逅をようやく果す。
「どちら様でしょうか? 私には貴方のような知り合いはいませんよ」
魔女と呼ばれながらも、それを気にする事無くエレノアは斗南へと背を向ける。
「お前が望む希望を潰す。たとえ安全な場所で、お前が望んだ最悪の結末を笑ってみていようともな」
「ふ、ふふ……あははは! いいですよ、やれるのならばご自由に。ただ、私はどんな事があっても自分の生きがいを曲げるつもりはありませんから」
皮肉な結末を求める。
それはこういったバトルロワイヤルという些細な騒ぎだけに留まらず、時としてより大きな問題が現れたとしてもエレノアにとって優先すべき事柄なのだ。
たとえそれが誰かが望むフツウを壊す結果になったとしても、エレノアは決してそれを曲げるつもりは無い。
遠くから聞こえる風紀委員達の声と共に、エレノアと刀、そして斗南もまた二人を追いかける事無く、その場から姿を消していく。
【それぞれのその後】
風紀委員に捕まった者、そして学校から無事に逃げ切れた者達は、顔が割れている参加者に関してはその後義弘からのキツイ説教が待っていた。
だが、没収された印に関しては、義弘と貴子が気づかない間にこっそりと薫子により各自に返還されていた。
他の印もまた、後日奪った参加者から返還が行われ、それぞれの印は元の持ち主の下へと帰っていく。
そしてバトル終了時の保健室。
負傷により湿布を貰いにここに訪れた刀へと、満面の笑みを浮かべ迎え入れる蛇那伊がそこに居た。
「失礼しました!」
「待ちなさいよぉ! ひどいじゃない!」
保健室から刀が飛び出して行き、蛇那伊がそれを追いかけていく。
こちらはこちらで、バトルロワイヤルが終わったにも関わらず騒ぎを起こしているが、おそらく今回一番被害にあったのは龍八であった。
「おい、これはどういう事だ!」
両手両足を包帯でぐるぐる巻きに縛られ、椅子に座らせられる形で牡丹は龍八を見下ろす。
「ウフフ……どういう事じゃないんですぅ。草薙さんはワーストの頭ですからね、ちょぉっとおしおきしてあげないとなんですよぅ」
ちなみに、解理はこの状態の牡丹に恐れをなして事の成り行きだけを見守っている。
両手で合掌を作り、せめて安らかにと龍八に対して慰めを行いながら。
――そうして全てを終え、空き教室から最後まで掲示板の運営を行っていた黒子は、設置した道具全ての片付けを済ませ立ち上がっていた。
「予想よりかは早く終わったが、まぁまぁ楽しめたな。ま、次は俺も最初から手伝うとしようかね」
最後に、スマートフォンから一言だけ掲示板とねこったーに書き込みを行い、黒子は空き教室を後にする。
――優勝者は北風貴子、委員長が優勝者だ。ねこったー辺りにでも流してやりゃ、ちょっとした騒動が起きるかもなぁ。
ワーストに所属する者として。
黒子なりに、最後にこのちょっとした騒ぎを起こす為の書き込みである。
こうして、バトルロワイヤルは初代王者という名誉を勝者に与える。
そして、黒子が用意した副賞とあわせ、龍八が用意していた綺麗にラッピングされた箱の中身――ビキニ鎧を着た北風貴子をモデルとした御神体(美少女フィギュア)を授け、ここにバトルロワイヤルは幕を閉じていた。
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あとがき
担当マスター:
御神桜
ファンレターはマスターページから!
まずはご参加いただきありがとうございました。
皆様全員のアクションを見比べ、より勝ちにこだわった上で勝利を目指した結果とし、エレノア・エインズワース様を今回のバトルロワイヤル王者とさせていただいております。
ろっこんに関しては、それぞれの能力値を参照させていただき、値に応じての効果を発揮させていただいたつもりです。
まだ未定ではありますが、対PC・NPC戦ではろっこんを使用できる状態であればこうした形で今後もろっこんによるバトルなりを行わせて頂きたいと考えております。
最後に、改めてご参加ありがとうございました。
よろしければ、次回のシナリオにてお待ちしております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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