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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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【11thバトル:講堂脇の大木付近】
士が捕まり、斗南が姿をくらました頃、こちらでも新たなるバトルが行われていた。
「sregeant、間違いないな?」
時雨とのバトルを終え、講堂付近から離れ参加者を探していたカタナは、離れたはずの講堂近くで杏子を発見していた。
「はっ! 敵でありますか!」
無事に捕まる事無くナタリアは先に寮に帰っており、杏子は一人残る形でカタナ同様に参加者を探していたのだ。
「間違いなさそうだな」
カタナの方を向いた杏子の胸元に付けられたワッペンを確認し、カタナはすぐに木刀を構える。
徒手である杏子に対し油断無く構えるのは、杏子もまたここまで勝ち残った参加者であったが故。
その為に、カタナは万全の体勢を持って望むつもりでいたのだ。
「の、望むところであります!」
但し、杏子にとってはナタリアがリタイアした事でほとんど元の性格へと戻っている。
その為に、構えはするがどこかびくびくとした状態でカタナに向かい合っていた。
「……いくぞ」
それが相手の作戦であるのか、それとも本気でそうなのかはカタナには分からない。
その為に、様子を見る形で近づくか――対する杏子は一切動く事無く、その場に立ち竦んでしまっていた。
こんな光景を見せ付けられてしまっては、カタナとしても手にした木刀を相手に振るうわけには行かない。
ゆっくりと近づく形で杏子の側へと近寄り――
「――――!」
「悪いな、貰うぞ」
ピっと、胸のワッペンを外し、カタナは杏子の印を手に入れる。
あっけない、と言われればそれまでなのだろうが、ナタリアが居ない以上、裏の性格でも出ない限り杏子に勝ち目は無かったのだから。
「うぅ、負けたでありますか……」
しょんぼりと落ち込む杏子に、カタナは慰めの言葉でも掛けようか一瞬迷う。
――だが、そこにもう一人の生徒が姿を現していた。
「あぁ、お前等もそうなのか」
髪と上着を濡らし、南校舎から出て来る生徒――深雪である。
北風貴子に逃げられた際、アンモニア水が入れられたペットボトルの水を体の一部に浴びてしまった為に、深雪はこんな格好になってしまっていた。
「誰だ。参加者ではないようだが……」
深雪には参加者の印は無い。
杏子にそのまま帰るようにと告げ、カタナは深雪へと向き直る。
「さぁな。どっちかって言えばお前等の敵じゃねぇのか? 正直、腹の虫もおさまらねぇし」
北風貴子に逃げられた事よりも、こうして汚された方に深雪は苛立ちを覚えていた。
ほとんど八つ当たりに近いが、カタナに対し怒りにも近い感情のまま、この言葉を口にする。
「なるほどな。なら……」
逃げるのであればそれもいいかもしれない。
ただ、ここで逃げれば、おそらく既に敗北した杏子を巻き込む可能性がある。
その為に、カタナは深雪と対峙する事を決めていた。
――そうして行われる両者の対決。
位置的には校庭側から丸見えであるが、対峙するカタナにも深雪にも、それを気にしている余裕は無い。
「そらそら、どうしたぁ!」
指で自分の物である鉛筆を折り、それが壊れる音と共に深雪は徐々に自らの身体能力を上げていく。
上がり幅と持続自体はそこまでではないが、着実に加算されていく能力に、カタナは後手に回り続けていた。
「ぐ……!」
喧嘩慣れしている深雪が、後手に回るカタナに対し、その急所を的確に狙いながら攻撃を行う。
動きを封じられ、急所だけはどうにか外すが、至る所に打ち身による痛みがカタナを襲う。
「タフなヤツだな。でも、もうおしまいだ!」
ポケットに入れていた最後の鉛筆を取り出し、切れたろっこんを再度かけなおすべく深雪はそれを折ろうとする。
――そこに生まれる一瞬の隙。
攻撃を受け続ける事で、カタナが深雪の能力の発動条件を確認し、じっとその機会を伺っていたのだ。
だからこそ、止まらない。
「はぁぁぁ!」
痛みを乗り越え、強く踏み出した一歩に、深雪の反応は少しだけ遅れる。
それは遅れてはならない、絶対的な一瞬。それをカタナは掴み、深雪の足元へと木刀を振るっていた。
「がっ……!」
鉛筆を折ることが間に合わず、即座に深雪は回避を選択していたが、剣先の部分が当たる事だけは回避が間に合わなかった。
鋭く走る痛み、それにより少しだけ動きが止まった深雪へと、カタナは木刀を頭に向かい振り下ろす。
「くそ……!」
直撃すれば、脳震盪を起こすほどの勢い。
それこそ、相手を本当の意味で再起不能にする程の勢いが籠められた一撃は――深雪の頭に当たる寸前で止められる。
「……どういうつもりだ?」
確かな殺意を感じていた深雪にとって、カタナの行動は予想外の何者でもない。
こちらが攻撃し続けたのに対し、このチャンスを逃すように、カタナは自分への一撃を止めていたのだから。
「参加者じゃないんだろう。なら、続けない限り俺にはこれを振り下ろす理由は無い」
深雪の八つ当たりに近いものではあったが、カタナにしてみればただ妨害されただけに過ぎない。
これ以上戦闘を行うつもりが無いのであれば、ここで終わりにすると口にしていたのだ。
「……はっ、お優しいこって。ったく、興がそがれたよ」
両手を広げ、降参と言った形を取り、深雪はそのまま後ろへと振り向く。
それは深雪もまたこれ以上続けるつもりは無い、といった意思の表れでもあった。
「だがな、やるんなら徹底的にやるこった。優しいってのは、場合によっちゃ罪にもなるって事を忘れんな」
それだけを口にし、深雪はそのままカタナの前から去り、高校を出て行く。
「そうだな……っつ……!」
受けたダメージは予想以上に大きく、カタナはそのまま講堂側にある大木へと身を預ける。
無事に終えはしたが、まだ参加者は残っているのだ。それらから印を奪うための体力を取り戻すために。
――だが、その休憩はすぐに打ち切られる事となる。
このバトルを、隠れる形でずっと見ていた参加者――北風貴子の出現により。
【12thバトル:北校舎1F】
貴子達は南校舎から北校舎へと移動し、情報があった場所へと急いでいた。
「むぅ、伊賀と草薙抜きになるが、大丈夫ですかの?」
薫子はそれを貴子へと問う。
北校舎へと向かう前、蛇那伊と牡丹により仄と飛龍が貴子達の下へと連れられて来ており、その際に転んだ拍子に足をすりむいていた解理は、一時保健室へと来るよう、蛇那伊に勧められていたのだ。
龍八に関しては、ものすごい笑みを浮かべた牡丹により、こちらで預かると言った事を貴子に伝えられ、解理へと監視を頼みそのまま保健室へと向かわせていた。
「伊賀さんが一緒だから問題は無いでしょう。何かあれば、すぐに伝えるように言うようにもいってあるしね」
「そうですね、それにこれももって来ましたし」
天野の手には、一本の針が握られている。
針の先に付いた薬は即効性の痺れ薬。刺さる箇所さえ間違えなければ、相手の行動を抑制する事も可能な代物であった。
「逆巻は中々にしたたかな事を考えるの」
ケラケラと笑いながら、薫子はそれを見る。
手段はあればあるだけいい。それに、これであれば相手をそこまで必要以上に傷つけることはない。
全てにおいて十分貴子の許容範囲である事も、また重要であった。
「とにかく、急ぐわよ」
情報があったのは、北校舎1階の奥まった場所で何かしらの騒ぎが起きているといった物。
生徒から伝えられたこの情報を元に、貴子達風紀委員はその場所へと駆け出していた。
貴子達が到着する少し前、カプリスはこの場所で予想外の状況に陥っていた。
「おぉ、怖い怖い」
突如現れた俺の希望に対し、一度目の接触を避ける事でどうにか難を逃れる。
掲示板により互いの手は割れている。その上、透明化しても印を奪った璃音の反応を見る限り、ある程度近づいた際に気配は読まれていたのだ。
あの時は無事に取れたが、今度はそうは行かない。
俺の希望もまた、透明化したカプリスの気配を感じた際に不用意に近づかないように、ひょいひょいと瞬間移動に近い移動を繰り返し、その機会を伺っていた。
「~!」
とはいえ、このままではどちらも埒が明かない。
その為に、俺の希望は近くに放置してあったダンボールを細かく千切り、それらをある程度手の中に収め、空中へと移動させる。
――それはさながら紙の雨。
都合三度、千切ったダンボールの雨を、カプリスが全て避ける事は難しい。
その為に、一部雨の中で透明になっている部分を見つけ、俺の希望はそこに一気に瞬間移動する。
速さ、と言った物ではない。瞬間的にその場に現れるのだから、カプリスがそれを避ける術はなかったのだ。
「おぉっとぉ!?」
ふっと、俺の希望が透明化したままのカプリスの上着部分に触れる。
その直後、カプリスが来ていた上着その物が消え、下に着ていたワイシャツのみが残っていた。
「ありゃ、これはやられちゃったんよ」
驚くのも無理は無い。
何かを移動させるとは確認していたが、まさかここまで器用に上着だけを移動させるとは思ってもみなかったのだから。
「~♪」
目の前に居たと思えば、既に俺の希望は自分から離れ、その上カプリス自身の上着まで手にしていた。
「あー……とりあえず、上着だけでも返してもらってもいいさね?」
印はやるから、上着だけは返してくれ。
それをカプリス――
霧谷 朧
は俺の希望へと伝える。
俺の希望もまた、大きく頷きを返し、器用に星のピンバッジを外した後にとことこと歩き、朧へと上着を返していた。
「いやはや、透明化も強いと思ったけど、そっちも随分と器用な能力じゃん」
クスクスと笑いながら、バトルっぽくない雰囲気を両者が出しつつ、互いの健闘を讃えあう。
――だが、そんな中で、ついに貴子達が二人の前へと姿を現していた。
「―――!」
「……何をしているんだい?」
それは、目の前に居る俺の希望を見た天野からの一言。
朧は既に透明化により逃げ去っていたが、俺の希望は天野に姿を見られ、今まで笑顔だけを移していた顔に大きな動揺の色を浮かべていた。
「逆巻、知り合いかの?」
「えぇ。まさか、君がこんな事に加担してるとは思わなかったよ、【神出鬼】」
天野の口からこの名前が語られる。
俺の希望――
神出鬼 没
は、まさか風紀委員側に天野が居るとは思ってもみなかったのだ。
「今なら怒らないから、おとなしくこっちに来るんだ。僕からも北風先輩には話してみるから」
天野がそう口にする中、貴子はじっと二人の様子を見守る。
説得に応じるのであれば、貴子は没を怒るだけで、こちらを手伝ってくれている天野に免じて許すつもりでもあったのだ。
「…………」
天野が現れた事で、没はやる気のほとんどをそがれたといっても過言ではない。
風紀委員だけであればどうという事もなかったが、相棒である天野がそちらに付いているのであれば、天野本人にも迷惑をかける事になるのだから。
「神出鬼、いいね?」
立ち止まったままの没に対し、天野は逆にそちらへと向かい歩き出す。
ビクッと没はその行動に反応し――自分と奪った二人分の印だけを置いてその場から消え去っていた。
「逃げられたわね……まぁいいわ。あの子はこれ以上何かをする事もないでしょう」
貴子が天野にそう口にするが、天野には小さく口にした没の声が聞こえていた。
――お菓子と交換なの。
そんな、いつも通りの相棒からの一言が。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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