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ワースト・バトルロワイヤル ~寝子島高校編~
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【4thバトル二戦目:南校舎1F】
ヒトハ達が敗退する少し前、その階下である一階でも激戦は行われていた。
「えぇい、しつこい! なんなんじゃ、あれは!」
風紀委員と、そして空里花に追いかけられながら、デネボラはこんな愚痴をもらしてしまう。
本来であれば、【作戦】通りに風紀委員へと掌につけた墨で印をつけ、適当なHNをでっち上げた上でバトルロワイヤルに引き込むつもりであった。
だが、参戦してしまった空里花のせいで、作戦は大きく軌道修正を余儀なくされてしまっていたのだ。
「時間も最早残されておらぬ。こうなれば……!」
せめて一矢でも報いる。
ちらりと覗いた携帯の時計は、既に残り時間が五分を切って居る事を伝える。
元より、デネボラ自身はバトルロワイヤルに参加はしているが、勝つ事自体を目指しているわけではない。
仇敵ながらも、その知名度を把握し、自身のろっこんの力がどこまでかく乱に使えるのか、それを把握したい為の参加であったのだ。
だからこそ、正面に見えた曲がり角を曲がった直後、デネボラはポケットに忍ばせた幾つかの道具を取り出し、こちらに向かってくる連中を待ち構えていた。
一方、デネボラを追いかけていた貴子達もまた、デネボラの妨害に時間を取られる形となっていた。
「イタタ……洗剤撒いたり画鋲撒いたりって、もう掃除するのだって大変だろ!」
愚痴をこぼしながらも、解理は薫子と共にデネボラが仕掛けたそれらに一々避けたり引っかかったりしつつ、その姿を追いかけていたのだ。
「うむ。とは言えじゃ、ウチはスパッツも嫌いじゃないが、やはりパンツのが色っぽいと思うぞ」
走りながらも、先ほど洗剤により盛大にこけた解理の後ろに居た薫子にはバッチリ見たそれを口にする。
「パンツじゃないから恥ずかしくないんです! つか草薙氏は見てないだろうね!」
「知らん。興味ない」
無理矢理走らせている龍八を挟みつつ、そんな会話が交わされていく。
この三人の前方を走るのは、貴子と天野、そして空里花であった。
「助かったわ、見条さん」
貴子が空里花にこうした声を掛けるのは、洗剤と言った物とあわせ、接近した際に投げられたスライムを空里花がろっこんにより弾いた事であった。
「邪魔だからそうしただけだ。風紀委員長には関係ないっての」
北校舎と違い、教室が多く存在する南校舎内では生徒の姿はほとんど見られない。
この為、空里花は自身のろっこんである【傍に立つ者】による回避を行うつもりであったのだが、貴子が傍に居たせいか、ろっこん自体が発動しなかったのだ。
その為、空里花は自らの拳によりスライムを弾き、結果として貴子を助けていた。
「でもだ、なんでろっこんが出やしなかったんだ……?」
人目があれば確かに異質であるろっこんが発動しないかもしれない、という予想は空里花にもあった。
だが、その人目自体はここに居る風紀委員と天野、そして貴子と薫子しかいない。
多少なりとも出るかと踏んでいたのだが、結果としてこうなった以上、空里花の疑問は当然とも言えた。
「北風先輩のせい、かもしれませんね。否定的ですから」
共に走る天野が空里花の口から漏れた疑問を聞き、声を掛ける。
元より、貴子はろっこんといった異質な能力を信じてはいない。
頭が固いと言ってしまえばそれまでだが、こうした非常識を完全に否定する貴子の前ではろっこんが発動し辛いのではないか。
そんな予想を天野は口にしていたのだ。
「……さぁてな。どうでもいいが、俺はあんた等と馴れ合うつもりは無いぜ。あいつをぶっ飛ばして、探し物を見つけられりゃ、それでオサラバだからな?」
この言葉通りに、今は目的が一緒なだけで、あくまで空里花の目的は風紀委員に協力する事ではない。
貴子もまた、それを理解した上で、うなずきによって返答を返していた。
「そろそろですよ、北風先輩」
デネボラの姿が曲がり角に消えるが、その先はトイレがあるだけの行き止まりである。
ようやく追い詰めたデネボラに対し、全員が捕縛する為に一斉にその場所へと殺到していた。
――ひそかに龍八が動かした何かに気づく事無く。
一矢報いる、その覚悟でデネボラは殺到した風紀委員へと持ち寄った道具の全てを使い抵抗した。
だが、結局数の猛攻に耐え切れず、最終的には薫子のろっこんにより道具そのものを奪われ、そして解理のUボールにより拘束されてしまっていたのだ。
「これで二人目ね。印は回収させてもらうわよ」
マスクを外し、フードを外した上で、貴子達はデネボラの顔を確認する。
――そこに現れたのは、大人びた女性の姿。
ろっこんにより、姿その物を変えていたデネボラ――
大田原 いいな
であった。
「ようやく捕まえのぅ。まったく、手間を掛けさせおってからに」
二時間以上ろっこんの効果が持続しているのは、いいな自身がそれを意識した上で自分の能力を高めた結果にあった。
だが、こうして捕まってしまえば、そのろっこんも効果は無い。
全ての道具を失い、諦めたようにいいなは顔を下へと向けていた。
「さぁ、さっきの続きだ。覚悟は出来たか? 俺は出来てる」
空里花は自分の覚悟を語り、そして相手にもその覚悟を問いながらいいなの前へと立つ。
目の前で暴力が行われる、そんな事を貴子が許すはずも無く、天野と共にそれを止めようと動く。
――だが、貴子達が声を掛ける前にカラリと空里花の着ていた服から一つのバッチが落ちていた。
「見条先輩、これ落ちましたよ?」
「あぁ、悪いな……って、これっておい!」
天野が落ちたバッチを拾い上げ、空里花へと見せる。
それは、忘れてたと思い、わざわざ休日に探しに来たはずのバッチであったのだ。
「ったぁ……なんだよ、俺が見つけられなかっただけじゃねぇか」
先ほど覚悟を決めたばかりだというのに、結局見つかったバッチへの安堵と自分の不用意さに呆れ、一気に空里花のやる気がそがれる。
その為、空里花はいいなへと背を向け、貴子達へと顔を向けていた。
「はぁ、なんかもういいや。後はあんた等の好きにしてくれ」
それだけを口にし、空里花はそのまま貴子達の前から去っていっていた。
「見条さんが何もしなくて安心したわ。じゃあ、彼女を指導室へ連行して頂戴。騒ぎを起こした責任はとって貰うわよ?」
貴子の指示で、風紀委員がいいなの腕に手を回し、そのまま指導室へと連行していく。
「……ご苦労」
ポツリと、いいなが隣を通る際に龍八が小さく口にする。
――それは、いいなは失敗したが、龍八の目的である【写真】は取れた事を意味していた。
没収されていない腕時計に仕込んでいた小型のカメラ、これにより先ほどの捕り物劇の一部始終を写真へと収めていたのだ。
これをどう使うのか、それは龍八しか知らない。
ただ、結果として大筋の目標は達成され、龍八自身はそれに満足する形となっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御神桜
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月16日
参加申し込みの期限
2013年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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