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ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
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「待てー! 僕の熊吉先生に手を出すなァ!!」
響き渡るその声に、一瞬、場が静まった。
再び登場。
屋上から大声で叫んで、皆の注意を引くのは、バンダナ巻いて視線を避けた、
新井 米太郎
。
ジャージを肩から羽織って、雨の中強引にはためかせ悪目立ちしている。
「レッドさん参上☆ ……って、あれ、待って?
さっき僕の台詞が、ちょっと……しかも冗談じゃ済まない部分が、脚色された気がするけど。
もしかして、変な意味に聞こえたりしないよね?
また僕の社会的地位が、ログアウトした気がするけど、気の所為だよね!?」
そうだといいね!
しかし米太郎、何も考えず目立つ行動を取っているわけではない。
クマを助けるため、敢えて標的になろうとしたのである。
なんという自己犠牲。
そうして、飛んできた輪ゴムは。
「もしかしたら、ごめんね猫鳴館! 恨まないでね猫鳴館!」
なんて。
『似非ヒロイズム』の力で、九夜山にある猫鳴館に、かっ飛ばそうと考えていたようだが……。
人前でこんな目立つ事して、ろっこん発動するわけがなかった。
もっとも、そもそも3階建ての校舎の屋上までは、輪ゴムが届かなかったのだけれど。
当たらないのなら、と皆はまたクマを襲い始める。
つまり。
「ただの晒し者!? サヨナラ僕の社会的地位ィ――!!」
泣き濡れ、突っ伏す米太郎。
乙!!
「……ったくよ、この間は散々だったぜ……」
渡り廊下の入り口に、新たな人影がまた一つ。
特徴的な白い髪を、わしゃわしゃと掻きながら向こうから歩いてくるのは、
吉祥寺 黒子
。
黒子がぼやくのは、彼女が先日関わった
シーサイドタウンでの一件
。
もれいび狩りと称し
怪人セブン
を騙って単独行動するもれいびを襲うと同時に、ねこったーを悪用し自身の噂を拡散。本物のセブンを煽る一方で、同じようにセブンを名乗り、その影で犯罪に手を染める者達の行動を助長していた少年。
あいつには、随分振り回されてしまった。
電話で一瞬話す機会はあったものの、直接会うことは適わず。
挙句、【
ワースト
】の中心人物である
草薙 龍八
が重傷を負わされ、黒子もとばっちりで、おまわりさんにこってり絞られた。
「でも……あの俺に電話を掛けてきた、もれいび狩りの奴……使えるな。
ククッ! ある意味【テロ屋】が襲われて【ワースト】の情報が漏れたのは好都合だな。
奴の目的が、俺と同じ「セブンを探す事」なら……うまく奴と接触出来れば、協力関係結べるかもな?」
ほくそ笑む黒子。
「あれ、あんたには伝わってなかったか?」
スリングショットを手に、龍八がぬっと現れた。
「うわっ! いるなら声くらいかけろよ!!」
飛びのく黒子に、龍八は淡々と続ける。
「俺の方が先にいたんだが……。まあいい、【ワースト】のサーバーとパスワードは、すでに変更済みだ。
ついでに携帯も、番号ごと新規にした。新しい連絡先……」
言い終わらぬうちに、黒子が龍八を締め上げた。
「何てことしやがる! 奴と連絡、取れなくなっちまったじゃねーか!!」
「ぐあ、や、やめろっ、傷に響く! いくら匿名でも、情報を垂れ流しに出来るか」
だが龍八。親切にも、もれいび狩りの少年が目にするだろうと、唯一残したクラウドサーバーに、自分用にカスタマイズした改造釘打機が、もれいびに有効である事や、取り扱い上の注意などをアップしていた。
相手が龍八の掌を穿って、樹に磔にした張本人であるにも関わらず、だ。
自らの怪我を、「自己責任」と龍八は評した。
自身が狙われるとは考えず、守りに手抜かりがあった。それもある。
けれども、龍八には他に思うところがあるのかもしれない。
真実は、彼のみが知る。
「第一、あんたが持ち帰った情報から、総合的に考えれば。奴の狙いは本物のセブンじゃないだろ。
もれいび狩りも、あれから起こらないし。ねこったーも静かだ」
黒子の腕から解放され、龍八はふぅと息をついた。
「……えーと、どういうことだ?」
「つまり先日の接触で、奴には自分のターゲットの目星がついたということだろう。
あいつはセブンを騙って犯罪をする連中のうちの、一人を探していた。俺はそう理解している」
黒子は龍八の怪我を哀れに思っても、自業自得、因果応報。
信頼して協力する事はあっても、憎悪の対象。典型的な「もれいび」だと一蹴しているが、龍八は龍八で、そんな黒子を煙たがる風もなく、助言を与える。
不思議な関係だった。
ぱっちん!
横合いから、
宇佐見 望月
が放った輪ゴムが飛んできた。
「叔父貴、ないすしょっとなのじゃ!」
指差してはしゃいでいる望月と姪の
大田原 いいな
を、きょとんと見返した黒子も、唇の端を吊り上げる。
「よーし、草薙こっちも応戦すっぞ! エレノアも、こっち来いよ」
孤独な戦いを続ける
エレノア・エインズワース
に声を掛けると、黒子は赤い舌を覗かせる。
「ま、草薙も普段はかわいい後輩だしな。何、事情はよく知らねぇけど、俺は『幸運だ』ぞ?」
黒子も輪ゴムを、わしづかみにした。
長い闘病生活で留年を余儀なくされ、本来なら高校を卒業している年齢の黒子。
同学年の女生徒達より、大人への階段の先を登る彼女が、着崩した制服から覗かせる艶やかな褐色が雨に濡れれば、見るものをドキリとさせる。
幸か不幸か。皆、輪ゴムに夢中で見ていなかったが……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月03日
参加申し込みの期限
2013年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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