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黒い指先 ――透明な檻――
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●女神の寵愛と勇気の心
蛇沼 風弥
が去ってから、しばらく。
桜庭 円
が囮をする手はずで、
後木 真央
、
屍 骸
、
吉祥寺 黒子
、
黒依 アリーセ
、
逆巻 天野
、
八神 修
らは、もれいび狩りの真相を確かめるため、寝子ヶ浜海浜公園に来ていた。
黒子は円達が向かう場所の情報を手に入れると、メールで
ワースト
の仲間である
草薙 龍八
と、
エレノア・エインズワース
へ密告した。
龍八は教えられたそのルートで、釘打機を手に、木陰から狙撃しようとスタンバイした。
釘打機は通常、先端が物に触れていないと釘が打てない様、安全装置が取りつけられている。
龍八は安全装置を破壊し、さらに釘が安定して飛ぶよう改造したのだった。
プロユースのそのマシンに、籠められた釘は太く、長い。
当たれば、人の命を刈り取る事も、決して不可能ではない。
龍八の狙いは、円だった。
怪人セブン
と関係の深い円を殺害する事で、この事件の犯人の反応から情報を得ようとしたのだ。
黒子は、それを知っていて龍八に情報を流した。
桜庭には悪いが……。
黒子はそっと、舌を出す。
「『俺は幸運だ』な……。これで奴を、さとみちゃんのご両親の代わりに、ぶん殴れるぜ」
「さて、そろそろ行こう」
円達一行も、出発した。
天野は2,3人での捜索を提案したが、円以外に誰も囮を名乗り出る者がいなかったため、結局は残りのメンバーが、一定の距離を保って、彼女の後ろを付いて歩く事になった。
かくして『ラクシュミーの寵愛』と『ブレイブハート』は、共演を果たす。
●ハスキーボイス
「ねえ、何してるの?」
声は頭上の樹から降ってきた。
思いがけない敵の出現に、龍八は咄嗟に振り仰ぐ。
「くそ、潜んで……!?」
気を取られた直後、足元から白い影が伸び上がってくる。
犬だ。
すかさず釘打機から数発、釘を打ち込むが、手ごたえはあれども、全く効いた気配がない。
犬はひるむ事無く、龍八の腕に食い下がってくる。
(なんだこいつ……!!?)
どうも先日、セブンにやられた
傷
で、動きが鈍い。
手間取るうちに、上から降ってきた人物に、鳩尾に鋭い膝蹴りを入れられ、釘打機を奪われた。
朦朧とする頭で。
それでも『破空法』を撃ち込もうと、掲げた掌。
直後、妬け付く痛みが走った。
そぞろ歩く一行の、静寂を破ったのは黒子。
携帯が着信を告げる。龍八の携帯からだ。
「え……テロ、いや草薙? 何だってこんなタイミングで」
怪訝に思いながらも、応対する。答えたのは、龍八の声ではなく。
『ああ、繋がったね』
聞き覚えのない、ハスキーボイス。
「だっ、誰だてめぇ……!?」
「何だ、どうしたんだ?」
ただならぬ事態を察して、修がその表情に緊張を走らせる。
『君が彼の携帯の、着信履歴のトップだったから。実はちょっとね、やりすぎちゃった。
緑のコートに長い三つ編み……知り合いだよね? 助けてあげてよ、君の“最低”のお友達を』
「なっ……!!」
焦る黒子の耳に、円の悲鳴が響いた。
円の白い指先が、示す方向。
暗い、木立の中に。
「桜庭さん!? 一体……きゃぁぁあ!!」
駆けつけたアリーセが、思わず目を背けた。
彼女達が目撃したのは、掌を釘で樹に打ち付けられた龍八の姿。
すでに意識がないのか、だらりと打ち付けられた掌を支えに。
膝をついたままの状態で、頭を垂れている。
その姿は、さながら磔刑に処された罪人のようで……。
「こいつぁ……腐れやべぇ……」
骸は、額を覆った。
黒子の手から滑り落ちた携帯を、天野がすかさず拾い上げた。
「待って、そのまま切らないで! 話がしたい、もれいび狩りをしているのは……君かい?」
『ああ、そうだね。僕で間違いないよ』
「君は何故、そんな事を?」
『…………』
胸騒ぎを押さえ、天野は話を続ける。
「九夜山の変死体、4月の海への
車水没事故
は知ってるか?」
『…………聞いた事くらいなら、ある。なぜ?』
僅かな間を置いて。
かすれた声で、相手が問うてきた。
天野は話題に食いついたという、確かな手ごたえを感じた。
「もれいびが関わった事件なんだ。詳しい説明は省くけど、亡くなった女性が言ってた。
事故の前に出会った不審な男が、セブンの話をしきりにしていた、と。
そう、確か――
私はウトウトしていて、あまり覚えてないのですが。
主人の話では、急に止まってくれと呼び止められて、道を聞かれたんだそうです。
その時、怪人セブンがどうとか、しきりに繰り返していたとか
――って言ったんだ」
「すまん、ちょっと代わってくれ」
黙って耳を傾けていた修が、天野から携帯を奪い取った。
「わざとセブンを挑発する理由はなんだ?」
『うん……? ああ、別の人? 挑発。そうだね、それもある』
相手は苦笑しているようだ。
修への答えは、自分がセブンではないと、肯定した事になる。
『理由は、僕の場合も、さっきの彼が言っていたのと同じかな』
「同じって……不審な男が、セブンの話をって話か?」
『そうだね。本物か偽者か、今まで判然としなかったけど。
僕の母も聞いていたんだ、冗談めかした男の声が、自分がセブンだと名乗るのを』
「母親……?」
『……喋り過ぎたね。無差別のもれいび狩りは、もうやらないよ。騒がせてごめん、それじゃあ』
「おい、ちょっと待っ……!」
通話はそこで一方的に切られた。
「駄目なのだ! 道具がないと、釘、全然抜けないのだ。これじゃ、アリーセちゃんに治してもらえないのだ」
戸惑う少女達の前で。
「まあ、致し方あるまい」
会話を終えた修は、ろっこん『分解』の力で、悠然と。
しかもいとも容易く、釘を樹から脱落させ、皆を驚かせた。
●ベラドンナと黒闇天
エレノア・エインズワース
は龍八を打ち付けた犯人を追って、一人駆けていた。
闇の中、黒いドレスとレースが踊る。
その手には、ろっこん用の水鉄砲。ペットボトルを装着出来る、高性能なものだ。
「まだ、遠くへは行ってないはず」
エレノアの目が、一人で歩く男の姿を捉えた。
「待ちなさい! 止まって!!」
水鉄砲を構え、声を張る。
男が振り返った。
「なんだい、その水鉄砲は? 君、こんな所で何をしているんだね」
「え? ……あ」
慌てて後ろに水鉄砲を隠したが、もう遅い。
男は警察官だった。真央の要請を受けて、周囲をパトロールしていたのだ。
「君が悪戯の犯人か。ちょっと、署まで来なさい」
数時間後。
迎えにいった黒子は、エレノアと共におまわりさんに、こってり絞られて家路に着くことになった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月22日
参加申し込みの期限
2013年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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