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ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
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「むっ、輪ゴムを見てたら何かが……ふははは! ぱっちんぱっちんだぁ!
邪魔する奴らもぱっちんだぁ!」
いつもの冷静で、無気力な態度はどこへやら。
伊賀 解理
は、トレードマークの引きずるほど長い白衣を羽織った身体を、のけぞらせて。けたたましい笑い声をあげた。
何かもう、目が獲物を捕捉して、アドレナリン全開になった猫のようだ。
平時は眠そうなものだから、ギャップがすさまじい。
解理は中庭ではしゃぎまわる生徒達と、クマを見据える。
「目標が多すぎるなぁ……待て、逆に考えるんだ。
『多いなら全部倒せばいい』と……よし、そうしよう!」
今から僕は一人の狩猟者!
この輪ゴムで目に見える奴らを全員撃墜する!
リング・ゴム・トップガンの称号は僕のものだ!
そうと決まれば、弾数の確保から。
足元から、落ちている輪ゴムを出来るだけ拾う。
背の低さを利用し、目立たないように、皆の足元を縫って移動していく。
「弱い奴を倒してもなんの意味もない。見た感じ強そうで厄介そうな奴から、順番に倒そう」
きっちりを戦術を決める、解理。
そんな彼女の目に一番に飛び込んだのは、勿論クマだったが。
「クマ公は最後でいいや。なんかあっさり撃墜できそうだし」
……だ、そうである。
「あ、そう言えば傘持ってたのよね、私」
先ほどからクマと善戦を続ける
美崎 岬
が、傘を広げて構えた。
「バーリア! さぁ来なさい、今の私は無敵ようふふ!」
岬はついでにクマにねだって、肩車してもらう。
もう言葉が理解出来ているのか、怪しいクマであるが、言われた事には応えてくれた。
「せんせー、傘持ってください! 私が攻撃するので、移動と防御をお願いします!」
岬を肩車したまま、立ち上がるクマ!
でかい!!
岬との合体で、現場はクマを中心に再び熱い攻防になっていた。
ついでに、傘を使って。
「パリィ!」
とか、どっかで聞いたような事をやっている。
「それはクマじゃないだろ! 似て非なるものだ」
解理が突っ込んだが、聞かなかったことにした。
「あれなら、倒しがいがありそうだな」
解理は予定を変更し、一撃離脱を繰り返しながらの攻撃をクマに繰り返す。
「ヒット&アウェイも勝利の基本戦術の一つだ!」
ちょこんと乗った、鼻眼鏡のフレームを持ち上げながら解理。
対する岬は、クマの上から輪ゴムを放っていく。
解理も負けじと、傘の防御のない背中側へ回り込んだ。
「相手の死角から、輪ゴムを撃って当てる。正面から戦うのは、馬鹿か脳筋ぐらいさ!」
「そうやって、悪い事しちゃう貴方が、私は大好きよ?
骨の髄まで愛してる! 勿論せんせーも愛してる!」
しかし、岬は武器となる輪ゴムの供給について考えていなかった。
クマの上にいたのでは、新たな輪ゴムを確保出来ない。
「きゃー! 痛い痛いー!」
岬のアイディアは、結果的に皆の大きな標的の出現となっただけに終わった。
相撲部
のマネージャーである、
神城 凛
も顧問のクマのピンチに、敢然と立ち向かった。
「愚民ども、これ以上の蛮行はやめてもらおうか」
このまま顧問がやられてる姿を、黙って見てる訳にはいかない。
ボクが成敗してやろうではないか。
雨に濡れるのも構わず、立ち塞がる。
クマに状況を聞こうかと思ったが、なんだか人間性がどこかに飛んでしまっている。
気を取り直して、周囲と向き合った。
「寄ってたかってこんな事するとは、品のかけらもないな。そこまでするのであればいいだろう。
ボクが相手になってやろう」
相対する者達を、言葉で挑発して、凛は自分に注意を向ける。
「さぁ、吉田先生この隙に逃げたまえ。ボクの事は心配はいらない。相撲部のマネージャーだからな」
「オアアアアアアアァッ!!」
「…………吉田先生?」
敵味方は区別がついているようだが、どうやら会話が難しそうだ。
なんだろうか、このカオスな状況は。
兎に角、我が顧問を守らなくては。
凛は輪ゴムを掴み、二重に装填した。二重であれば威力も二倍。
遠慮なく放っていく。
「かかってるがいい。ボクが相手をしてやるぞ」
不敵に、素敵に、優雅にが、ボクのモットーだ。
早くも雨露がしたたり始めた、カラスの濡れ羽色の髪を耳にかける。
「さぁ、美しく舞ってみせようではないか。吉田先生すら見惚れるぐらいにな」
ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
高貴な生まれを連想させる、上品な身のこなしで、輪ゴムを次々と弾く。
その目が、かなりすわっている。
多少の理性は残しつつも、凛もしっかり輪ゴムの魅力に憑り付かれてしまったようだ。
「ボクも学級委員の一員だ。あんま危ない所は、狙わないようしてあげよう。
流石にゴムでは、去勢もできないだろうしな」
凛が、女子高生が口にするには、あまりにもな言葉を吐き出した。
やっぱ理性さん、残って無いかもしんない。
輪ゴムの魅力は、かくも抗いがたいものなのか。
騒動を止めようと、やって来た
橘 始
も。
「俺の心に遊び心などない!」
なんてかっこ良く言い切ったが、ハロー遊び心、グッバイ理性さん!
飛び交う輪ゴムの残像を目にしただけで、3秒で欲望に支配された。
「うおおおおおー! 俺は生まれ変わったんだ!!」
爽やかな、雄たけび。
元々、射的や弓が得意だという始。
部活も
弓道部
に所属している。
そんな始が、飛び道具に誘惑されて、割り箸鉄砲を手に闊歩しちゃうのは、ある意味仕方が無いのかもしれない。
いいよね、神魂のせいだもんね! ただの輪ゴムだもんね! 大事に至らないもんね!
「この距離では避けられないな!」
ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
クマに向けて、狙撃。
距離を取り、放物線まで計算してうまく傘をかいくぐって、命中させていく。
クマの上で、岬が何か騒いでいるがお構いナシだ。
「生徒諸君、俺は生まれ変わったんだ……! 俺の邪魔をするのなら、例えこの熊先生でも!」
「やめたまえ、顧問へ狼藉を働く輩は、ボクが成敗するぞ!」
凛が、間に割って入る。
「ハハッ、やってみろ、そら。早打ちは得意でな、ラピッドファイアーだ!」
「ふはははは! この僕を無視するとは、油断したな!」
「楽しそうだな、俺も混ぜろー!」
伊賀 解理
と
志田 朝陽
まで加わって、まさにカオス。
ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
凛の二重輪ゴムと、始の連射可の割り箸鉄砲の激しい応酬が始まる。
始は顔面を狙った、容赦ない攻撃を繰り出していたが、絶え間なく降り続く雨に濡れるうちに、少し頭が冷えてきた。
(俺、後輩……しかも女子相手に、何をしているんだ……?)
迷いは、大きな隙を生む。
全員に一気に狙い撃ちにされた、始の顔が恐怖に歪んだ。
「うわぁ……うわああああああああああああああああああああああああ!!!」
突然叫びだす、始。
大丈夫なのだろうか。
気にした、朝陽が声を掛けるも。
「うるさい! お前に、お前になにがわかる!」
頭を振って、拒絶した。
自力で誘惑に打ち勝つため、始はしまいには、近くにいた女子の名前を叫んで、誘惑に打ち勝とうと試みた。
しかし初対面の女子ばかりだ。
思い切って、尋ねてみる。
「お前、名前は!?」
「人に名を聞くなら、まず自分から名乗ったらどうだ」
とりすがった凛は、にべもない。
「俺は、
橘 始
だあああああああああ!!」
「そうか。では、橘センパイ。覚悟!!」
ぱちこ――ん!!
凛の攻撃を顔面に受けて、沈黙した始の肩を抱き、朝陽は校舎へ避難させた。
始と入れ替わりに現れたのが、髪を後ろに流してクールに決めた
畑生 言嗣
である。
「やあ、吉田先生。生徒達の模範となるべき教師が、雨の中率先して輪ゴム遊びかい?」
飛び交う輪ゴムをひらりひらりと交わし、悠然と歩み寄る、言嗣。
「ふふ、私ともあろう人間が、輪ゴム鉄砲などと……」
失笑と共に、輪ゴムをつまみ上げ。
指先で引っ張ってみたりして、じっくりと観察。
高1で一人称が「私」な言嗣、その表情は余裕に満ちている。
次いで、小脇に抱えていた鞄の中から文具を取り出す。
「輪ゴム鉄砲などと、そんなものに興味が――」
文具同士を輪ゴムで連結させて。
ぱっちん!
飛んできた輪ゴムに、振り返った時。
死角から狙っていた解理が放った輪ゴムが、言嗣の額に見事命中した。
「――あるわけがないだろう?」
即席輪ゴム鉄砲に、輪ゴムを番える言嗣。
「嫌だなぁ」
呟きながら、さっと離れていく、解理の背中にぱっちんぱっちん!
「おのれー、やったな!」
解理も連射で応じる。
「戦いの基本は速射だ。相手より、先に当てればよかろうなのだ!」
ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「あくまで、この私と戦い抜くと? いいだろう、お相手しよう。
どのくらいか? ――無論、死ぬまで」
駄目だ、この人も冷静なのは上っ面だけだ。
「まてお前達。話せばわかる!」
極太輪ゴムをばら撒いた張本人、
八神 修
が身を乗り出すが。
ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
問答無用で、攻撃対象になる。
自らが撒いた、極太輪ゴムも飛んできて、痛いの痛くないのって。
「やめろ、痛いだろう!!」
うん、痛いね。
「後に299事件と呼ばれた反乱の幕開けだった。極太輪ゴムは、戦術兵器と化し。
瞬く間に校庭を席捲するだろう……。八神は、自らの生み出した結果に恐怖した」
「何、ナレーションしてるのかね?」
言嗣の突っ込みは、スルーする。
修は、きっと上を向く。
「この程度耐えれなくて、受験戦争など勝ち抜け、ぬ!」
そして誘惑を撥ね退けようとしたのだが。
修君なら、東大医学部くらい余裕だよね?
気合のうちに入んないっしょ、と誰かが思ったので、アウトだった。
かくして多数の生徒に混じって、修は不本意なぱっちん戦争に、その身を投じてしまうのだった。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月03日
参加申し込みの期限
2013年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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