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ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
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新聞部
の部長でもある、
八神 修
も、そんな現場に偶然居合わせてしまった一人である。
理性派で冷静沈着を常とする彼は、いつもならこうした不測の事態を収拾する立場の人間である。
しかしながら、今日ばかりは事情が違ったようで。
新聞を束ねる、
強力極太輪ゴムが満載の箱
を抱えて通りかかった修は、「吉田先生、一体?」と歩み寄ろうとして、足を滑らせた。
バランスを崩した修の手から、極太輪ゴムをばら撒きながら、箱が滑り落ちた。
それだけなら、影響はなかったはずなのだが。
「おっと、備品をばら撒いてしまった……」
飛び交う輪ゴムを無意識に掻い潜りながら、落とした極太輪ゴムを慌てて拾い上げて、元の箱に仕舞いなお……いや、元の箱じゃなかった。
あろうことか、
クマが落とした神魂の影響を受けたほうの箱
に、修は極太輪ゴムを一旦仕舞い。
「ん? これ俺の持って来た箱じゃないな」
気づいて再び取り出そうと、修が逆さまにした箱から極太輪ゴムと、更にぎっしりと奥に詰まっていた無数の一般サイズの輪ゴムが、どざーと転がり出た。
極太輪ゴム『ボクも仲間に入れてよ――!』
*あくまでイメージです
修のトラブル注入で、現場は更に混迷を極めていく。
後に修は、いい笑顔で語ったという。
「いやぁ、偶然って本当に恐ろしいですね!」
「まあ、何てこと?」
松葉杖をついて現れた、
美崎 岬
が声をあげる。
彼……女? が、怪我をしたのはもう随分前になるが、こうして杖がなければ足をうまく動かせない重傷だったため、今でも松葉杖が手放せないでいる。
それでも人は大好きだ。杖をついて、岬はどこへでも、どこまでも人に会いに行く。
「もしかして、熊吉せんせーピンチ? 助太刀するわ! うふふ!」
愛に溢れる岬は、躊躇なく雨の中に入る。
「雨は傷が痛むから嫌いだけど、熊吉せんせーの為なら私、構わない!
せんせー待っててね、今助けるわうふふふふ」
そうしてクマの前に立ち塞がり、傘は肩で押さえ、クマを狙う相手に指鉄砲でぱっちんぱっちん!
「せんせーは狙わないわ、だって私、せんせー大好きなんですもの!
腕にしがみつきたい! おなかもふもふしたい!
正面から、横合いから、背後から飛びつきたい!!
美崎ちゃんの辞書に、偽りの愛なんて言葉は無いの!
今度の全校集会の時に、司会のマイクを失敬して宣言してもいいわ!
せんせーのてーそーは私が護るのよ!! ねっ、熊吉せんせー?」
清らかな笑顔で振り返り、クマに微笑みかける岬。
例えクマがどんな反応を示そうと、無限の愛を注ぎ続ける覚悟の岬。
マジ、ラブハンター。
もっとも岬の愛は、不特定多数に注がれているので、別にクマに限定されるわけじゃないのだが。
ついでにクマの貞操は、白い貝殻の小さなイヤリング(娘のチカ)を手元に残したまま、逃げた奥方が奪っていったのだが、まあそれはさておき。
岬の深い愛と決意は、誰かの心にヒットして、岬は輪ゴムの誘惑を退けた。
「せんせーの為なら私、標的になったって構わn……痛い痛いきゃー!」
愛に陶酔していた岬に、ぺしぺし輪ゴムが飛んできた。
「愛がいたぁーい!」
幼い頃に病気で声を失って、言葉を発する事が出来ないものの、
小山内 海
も輪ゴムウォーズに混ざって、ぱっちんぱっちんを楽しむ一人だ。
絵を描くのに使うのと筆談用とに、いつも持ち歩く二冊のスケッチブックは、雨に濡れないように校舎に立てかけて。
小柄な彼女も、瑠璃色のリボンと、柔らかなサイドテールが濡れるのも気にならないほど、夢中で輪ゴムを拾っては、ぱっちんぱっちん。
うまく命中すれば、小さな掌で頬を覆い、くすぐったそうな仕草を見せて、喜びを表現した。
砂糖菓子のような、笑顔。
そんな海の様子を見て、
御剣 刀
は口を半開きで立ちすくむ。
(今、一瞬……小山内の声が聞こえたような気がしたな……)
しばし、時を忘れて。小鳥のようにはしゃぎ回る、海の姿を観察していた刀であるが。
(おっと、このままじゃ濡れて風邪を……濡れ……)
「!!?」
ここで刀、重大な事実に気づいた。
(小山内、ブラウスが濡れて透けてる!!?)
雨で濡れて、張り付いた海のブラウスの下から、リボンのワンポイントがついた、かわいらしい水色のスポーツブラがばっちりと透けて見えていた。
困った事に、海は輪ゴム遊びに興じていて、その事実に気づいていない。
――どうする!? 俺!!
いくら物事を包み隠さず、ズバっという刀でも。
おい、小山内。ブラ透けてるぞ!
なんて、女子に面と向かって言うのは、ためらいを感じる。
第一、そんなあからさまな伝え方をしたら、海に恥をかかせてしまうだろう。
かと言って、このままさらしておくのも……。
何か他の言い方は、ないものだろうか?
小山内、ブラウスが透けているんだけど、えっとその……下着が見えてる、よ……?
駄目だ、回りくどくなっただけで、そのまんまだ。
海をじーっと見つめたまま、刀は逡巡する。
早く教えなきゃいけない、そう思うのに。
喉はカラカラ。言葉は張り付いたかのようで、まるで声が出ない
しかも悲しいかな。
こんな時に男というものは、真剣であればあるほど、対象から目を逸らす事が難しい生き物である。
さっきまで。
「輪ゴムが神魂の影響を受けている? マジで何でもありだな……。
人目につかないよう、回収して、焼き捨てよう」
なんて使命感に燃えて。
皆が輪ゴムに気を取られている間に、最大出力には程遠いものの、『加速』の力を使い、緩やかに見える世界の中、飛び交う輪ゴムを器用に回収していたのだが。
輪ゴムとかそっちのけで、今はただ。
刀は、楽しそうに跳ね回って遊んでいる海を、ガン見していた。
ちなみに刀が、どうやって輪ゴムの誘惑を退けたかというと。
「校長先生!
駅伝
の時のように、そのぽにょんぽにょんのお腹で、無理な運動をしないで下さい!
心配になるから!
後、
「煌くインテリジェンス! 爺グリーン!」とか「寝子島ふぁんた爺ズ!」
の名乗りはマジ驚いた!
更に
チアリーディング
とか、いい歳こいて恥ずかし――!」
と、朝礼の校長の挨拶で、校長からマイクを奪い、叫ぶくらいの覚悟を以て……?
……いや、刀君。それはどっちかと言うと、君より校長の方が。
\ アッ――――! /
……って、叫んじゃうんじゃないかなっ?
爺グリーン、君のお友達にも
「……みんなに言わないで」
って、口止めしてたみたいだよ!?
まあでも、校長のハゲ頭に免じて、ここはよしとしましょう。
(あ、刀くんだ)
海は、刀に気づくと、無邪気にぱっちんぱっちん狙い撃ちしてくる。
(うん? 刀くんが、私のことじっと見てる、なんだか照れちゃう……)
えいえい、ぱっちん、ぱっちん!
それでも微動だにせずに、海の一点を見つめ続ける刀。
海も、そこまで熱い視線を送られれば、やがて気づくというもので。
刀の目線を追って、視線の先にあるものを確認。
海はようやく、自分のブラウスが透けて下着が露になっていることを悟った。
海の頬が、みるみる赤く染まる。
もう輪ゴムどころではない。
乙女のピンチだ。
持っていた輪ゴムを取り落とし、両腕で胸を隠して、狼狽している刀をジト目で睨む。
スケッチブックで、意志を伝えようとして、それが今手元に無いことを思い出した。
お互いの視線が、交差し。
そうして、海の唇が……声こそ発しないものの、ゆっくりと言葉をなぞる。
『……えっち
///
』
(……エッチ!?)
ガーン!! 意味を悟った、刀が硬直する。
いや、違うんです、想定外の出来事で、固まっちゃっただけなんです!
言い訳しようにも、もごもごと要領を得ない。
しかし刀は、すぐに自分の上着を脱いで濡れた海の身体を、そっと包む。
驚いたように見上げた海は、自分と同じように赤くなっている刀に、少し俯いてはにかんだ。
(刀くん、やっぱり優しい……)
刀の手の中の、輪ゴムの束が目に入る。
『ワゴム かいしゅうするなら てつだおうか』
海が空中に書いた指文字に、刀は我に返った。
「すまん、ボーッとしてた。もう一回いいか?」
くすりと笑うと、海は刀の手を取って、その掌の上に文字を書く。
『かさと タオルと スケブとってくるから ちょっとまっててね』
尻尾のようにサイドポニーを跳ねさせて、くるりと背中を向ける海。
借りた上着の前をかき合わせて、駆けて行く。
刀は、海が触れた手と、海の後姿を見比べながら、ただ茫然と頷いた。
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担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月03日
参加申し込みの期限
2013年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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