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ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
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「はわわわ……」
ふんわり赤い髪と、大きなお胸を揺らしながら現れた
不破 ふわり
。
すでに多数の生徒に狙われ、孤軍奮闘となっているクマに、眠そうな目を潤ませた。
「さすがにこれはぁ、吉田センセーにぃ、ぱっちん攻撃をし過ぎぃ、なのですよーぅ」
ぬかるみにも構わず、ふわりはえいっと雨の中へ踏み込んだ。
「たかが輪ゴムでもぉ、しつっこく攻撃されればぁ、流石の吉田センセだってぇ、精神的にキツいはずですよーぅ」
てってけお姉さん走りでクマの元へ。
「ストップですよーぅ」
そうして
コンクリートを貫通するまで輪ゴムを射ち続けるほどの覚悟
を持って、ふわりはクマ救出を誓う。
庇うように、クマの前に立ち。ふわりは両手を広げて、皆に懇願した。
「みなさぁん、止めるですよーぅ!」
ふわりの優しさに触れ、全米が涙した。
クマも腕を振り上げたまま固まり、皆も息を詰めて、ふわりを見つめる。
しかし心優しい ふわりの手には、何故か輪ゴムがしっかりと握られていた。
お目目うるうるさせた ふわりが、くるりとクマの方を振り返り、その手から輪ゴムが放たれる!
「センセに対してぇ、こんな風に……」
至近距離から ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「!!!?」
「こうやってぇ……」
至近距離から ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「ぐああ!?」
「こうしてぇ……」
至近距離から ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「ぐぐぐぐ!!」
「しつっこくぅ、このようにぃ……」
至近距離から ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「ぬがががっ!!」
「あははっ、エイッ、エイッ、エイッとですぅ♪」
至近距離から ぱっちん! ぱっちん!! ぱっちん!!!
「ふんがぁ――!!!」
「ふぅ……、といった感じで輪ゴムを射っちゃいけないのですよーぅ」
一仕事やり終えた、という感じで額を拭いながら、ほがらかな笑顔で振り返るふわり。
「グルルルルル……」
「? なんだかぁ、獣のうなり声みたいなのがぁ、聞こえてきますぅー。
ひょっとしてぇ、動物園からぁ、ゴリラさんでも逃げてきたんでしょうかぁー?」
顎に指をあてて、小首を傾げる ふわり。
「う……、うしろうしろっ!」
青ざめた朝陽と結月が、背後を指差した。
「ほえぇ? うしろに何かいるんですかぁ?」
「グアォオオオオオオオオオオオオ!!!」
「きゃぁぁぁあああ――!!!」
クマが、ふわりの胴を抱えあげたまま、周囲を威嚇している。
益々、エンパイアステートビルによじ登ったアレを髣髴とさせる。
「吉田センセがぁ、ご乱心なのですぅー、助けてくださぁいですぅー」
「やばい、助けるぞ!」
「う、うん……」
飛び交う輪ゴムの数が、増大した。
エレノア・エインズワース
は人目を避け、設置してあるベンチの影と物質そのものを利用し、自らのろっこん『ネヴァー・パーツ・ラヴァーズ』の接着力で輪ゴムの固定砲台を製作。
折りよく前を通過したクマに、ろっこん解除して輪ゴムを一気に雨あられと発射した。
「的が大きいから、当てるのは造作ないですね」
ちなみにエレノアは別に、ふわりを助けようと思ってやっているわけではない。
この輪ゴムウォーズの決着に、興味があるわけではないのだから。
ただ、このやっていることの虚しさには、興があると感じた。
自称【あらこめレッド】、
新井 米太郎
は正義の味方を自負している。
そんな米太郎が、クマに降りかかる不幸を、見てみぬふりなんて、するはずがなかった。
「な、何の騒ぎ?! 熊吉先生何かぶつけられてるし!」
しかしバンダナで他人の視線を遮っていないと、マトモに発言も出来ないシャイボーイである米太郎に、乱痴気騒ぎになりつつある現場にカッコ良く割って入って「やめろ、皆! 先生になんて事をするんだ!!」なんて、大それた事がハッキリ言えるはずがなかった。
「……先生にゴムをぶつけるなんてい、いけませんよ?」
お口の中で、ぽそぽそと提言してみたが、誰も聴いちゃいない。
仕方ないので、もじもじしながら、もうちょっとだけ、なけなしの勇気を振り絞ってみる。
「せ、先生に物をぶつけるなんて駄目じゃないかなぁって思ったんです僕なんかが偉そうにごめんなさい!」
逃げの姿勢、全開。米太郎、物凄い早口だ。
ぱっちん!
直後。流れ弾が、米太郎にヒットした。
「かっ……はっ、鎮まれ僕の右腕……! この衝動に身を任せたら、最後……ッ!」
米太郎が右腕に何を飼っているのかは、謎だが。
ここで折れたら、後でクマに、どんな仕打ちを受けるかわからない。
あの太い腕で殴られたら、さぞ痛かろう。
いやそれよりも米太郎を震撼させるのは、あの地響きみたいな太い声。
もしクマに説教中、俺の目を見ろ! と強要されたり、あまつさえ、ただでさえ苦手なデカイ声で怒鳴られたら、米太郎のコメの心臓は、きっとこの世の全てを儚んで、活動を停止するだろう。
「……だがッ!」
米太郎が前を見据えて、不適に笑う。
どうした、似非ヒーロー!
「フフ、中学の修学旅行で罰ゲームで、搭乗案内のおねーさんに
『壊れ物はありますか?』
『僕の……ハートかな(エコー)』
……をやりきった、気合の持ち主の僕は、こんなの耐え切ってみs……
やっぱ無理ごめんなさい先生! 見捨てたわけじゃないんです!」
米太郎は、脱兎の如く逃げ出した。
だが、その黒歴史は誰かの心にクリティカルヒットし、輪ゴムの誘惑には打ち勝った。
やったね!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月03日
参加申し込みの期限
2013年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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