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<七福猫シリーズ>弁天猫を探せ編
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● 弁天だらけの参道商店街
「津止先生。待ってください! 俺に琵琶を教えてください!」
弁天だらけの参道商店街。
御剣 刀
は人混み……ならぬ、弁天混みをかき分けながら、弁天姿の
津止 孝道
先生を追いかける。
その刀自身も津止先生に似たゴージャスな弁天姿で、手には琵琶。
ところがその琵琶を弾く腕がないものだから、こうして音楽教師である津止先生を追いかけているのだ。
「御剣!?」
名を呼ばれ振り返れば、弁天姿の
サキリ・デイジーカッター
がいた。
「デイジーカッターか。その恰好、似合うな……」
「そういう御剣は……その……」
「皆まで言うな」
似合わないというわけではないのだが、にじみ出る男くささが隠しきれないのは自分でもわかっている。
サキリは苦笑した。
「昼食の為に参道商店街に来たのだけど、また妙な神魂現象に巻き込まれたみたいだね」
「だな。問題は、こんなに音楽をやりたい気持ちなのに、琵琶が弾けないってことだ」
「あー……同意」
「だから津止先生に教えてもらおうと思ってさ」
「なるほど。じゃあ僕もそうしよう」
目配せしあうと刀とサキリは軽く本気を出して走り出す。
衣装が太腿に絡んで走りにくいが、普段から体を鍛えている二人だ。
ろっこんを使うまでもなく津止先生に追いつく。
「先生、俺たちに琵琶を教えてください!」
「む……」
むつかしい顔をする津止先生。
そこを刀は拝み倒して、商店街の一角で琵琶レッスンが始まった。
「なんだこれ、薬指、動かないな!」
「っ……御剣、だめだ。指つった」
「諦めるなディジーカッター! 俺は! 俺たちは! 琵琶を弾くんだ!」
そんな二人の前で、ひとりの少女が足を止める。
「君たち……寝子高生だよね」
ふたりが顔をあげれば、そこにいたのは寝子高3年の、
結城 日和
であった。
唐突ではあったが弁天衣装のかわいらしさに気をよくした日和は、これを機に和服をいろいろ見てみるのもいいかな、とウィンドウショッピングを楽しんでいたところであった。弁天様に聞かせてあげようと、ヴァイオリンケースも抱えている。
津止先生に深い眼差しで見つめられ、日和は先生の困惑を感じ取った。
この眼差しは「ヘルプ!」だ。
「結城。ヴァイオリンを嗜んでいるそうだが、琵琶はどうだ?」
「琵琶かぁ……同じ弦楽器だから、ちょっとなら教えられるかな?」
◇
参道商店街のまた別の場所では、正統派の弁天姿をした
恵御納 夏朝
と、薄物の長ショールを襟巻きのように巻いた
八神 修
が聞き込みに当たっている。
ふたり古書店巡りをしていたら、たまたま今回の神魂現象に巻き込まれたのだ。
昔から島に住んでいる人なら何か知っているかもと、老舗の店員や寛いでる老人に話を聞くも今のところ収穫なし。地元に住んでいて寝子島駅前の七福猫のことは知っていても、ほかの六猫については考えたことがなかったという人がほとんどで「そういわれれば他の六猫のことは知らない」なんて返答ばかりだ。
「うーん、そんなものなの、かな」
夏朝は首を傾げる。
だが、そんなものなのかもしれない。自分たちだっていままであまり気にしてこなかったのだ。
ゆれる思考に呼応するように、羽衣の裾がひらひらはためく。参道商店街にあまたいる猫たちが、入れ替わり立ち代わりでじゃれついてくる。気づけばふたりを先頭に猫の行進になっていた。
「ふふ」
猫好きな夏朝は、立ち止まって女神じみたアルカイックスマイルを浮かべた。
「かわいいな」
修もいっしょになって長ショールの端をぱたぱた。
にゃー、うなー、とじゃれついてくる猫たちに眦が下がる。
すると突然、よく聞き知った声がした。
「やっほー。シュー君じゃないですか!」
美咲紀である。瀬莉と綾花もいっしょだ。
美咲紀は例のごとく新聞に載せたいからと写真を撮り、それからなにか進展があったかを訊ねた。
修は、いや、と首を振る。美咲紀たちのほうもまだだった。
「定番は骨董品店かなと思ったんだけど」と瀬莉が言う。
これと言って収穫はなかったそうだ。修たちもこれから訪ねようと思っていた場所だったので一つ手間が省けた。その他には、雑貨屋や漬物屋を回ってみたという。
「漬物屋?」
「漬物石に使ったりしてないかなって。さすがにそれはなかったみたい。もしそうだったらバチあたりだよね」
瀬莉のピュアな発想に、夏朝はにっこり微笑んだ。
「弁天猫さん……会えるのが楽しみ! 女の猫さんで、琵琶持ってて……大きさはわからないんだよね」
すると猫をもふもふしていた綾花が、腑に落ちないという顔をする。
「旧市街に実家があるので参道商店街はよく通ります。猫は大好きなので、にゃんこの像を見逃すはずはないんですけど」
そうなのだ。それは、いままで聞き込みをしてきた参道商店街の人々にも同じことが言える。
「……手乗りサイズな小さい石の猫さん、かも?」と夏朝。
「あるいは、余程意外な場所にあるのかもしれないな」と修は顎に手を当てた。「弁天の前身は水神。……水に縁がある場所……池は商店街としてはやや遠いな。銭湯……番台……まさか湯船の横……」
修のつぶやきに応え、美咲紀がぐっと拳を握る。
「ここまで来たらなんでも突撃あるのみなのです! 行ってみましょう、ねずの湯へ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月02日
参加申し込みの期限
2017年07月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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