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【星幽塔】最終決戦! すべての希望に火を灯せ!
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【緑の扉】古の兵器
同じ頃、そこにいた多くの者達が彼方にそびえたつ巨大な大型弩砲の存在に気づこうとしていた。
グレッグ・グロッグ
は、ワイバーンのランドルに背に乗って東を目指しつつ、おびただしい数の影に思わず「うげっ」と舌を出した。
「……ったく。いったいどんだけ湧いてきやがるんだあの黒い奴らはよ」
辟易しながら呟いたとき、グレッグの目に地上で手を振る
メイディ・パッセ
の姿が飛び込んできた。
「あのね、お願いがあるのー」
地上に降りたグレッグにメイディは開口一番そう言った。
「メイディ動きまわるのは得意じゃないから、『あれ』のところまで連れていってくれないかなぁ?」
あれ、というのは東の方に見える巨大な大型弩砲のことだった。
グレッグは二つ返事で頷いた。元より彼はそちらに向かうつもりだったし、数は多いに越したことはない。
「わかった。飛ばすから、帽子落すんじゃねぇぞ」
「わーい♪」
無邪気に喜ぶメイディをランドルの後ろに乗せて、グレッグは空を飛翔する。
幸いドラゴンザレスとその取り巻きは街の反対側へ向かっており、移動は滞りなく完了する。
「よし、着いたぜ」
「わーい。ありがとう。じゃあ、おやすみなさい」
「寝るな!」
着地するなり眠ろうとするメイディに、グレッグは思わず突っ込んだ。
「……おっと、いけない。さっきまでお昼寝してたから、まだウトウトしてるんだよね~」
目を擦りつつ、メイディは大型弩砲の操作盤の前に立ち、
「よーし、撃つよぉ~。どっか~ん! ……って、あれぇ~?」
「……動かないな」
どうやら、ロックが施されているらしいことに気づいたのだった。
「なんか書いてあるな……。風が強い日専用……?」
グレッグは目を瞬かせる。よもや本当に風の強い日しか使えないわけではあるまい。
と、そこでグレッグはすぐそばにある四台の大きな風車に目を止める。
「……もしかして、あれに風を送るのか?」
「……んん? だったら、メイディ、魔風の力持ってるよ~」
メイディがお気に入りの『つば』の広い帽子を被りなおしながら、はいはいと挙手をする。
「でも、あんなおっきな風車を一気に四つはメイディだけじゃ無理かも……」
と、メイディが表情を曇らせたそのときだった。
「だったら、神威に手伝って貰えばいいんじゃない?」
空からふわりと
アリス・ミーティア
が、そして彼女を追うように地上から
ジェリコ・神威
が、メイディとグレッグの前に姿を現した。
「……ミ、ミーティアパイセン、自分だけ空飛んで先行くとか、まじやばいっす……」
神威は息も絶え絶えの様子で、アリスにそんな不平を漏らしている。
「だって、神威は私よりはるかに若いでしょ? ほら、らっきょうでも食べて元気出して」
「パイセン、それはマジやばい!?」
アリスが取り出したらっきょうに、神威はガクガクブルブル震えている。
ちなみに、らっきょうは神威が分数の割り算と同じぐらい苦手とする天敵であるのだが、アリスに悪気はない。
「あー、よくわかんねぇが、じゃあお前等であの風車なんとかしてくれるか? 俺はここで連中の相手をしておく」
そう言って、グレッグは、いつの間にか、集まってきていた影のスライムやゴブリン達を見まわした。
「おお。急がないとやばい感じっすね。じゃ、自分、このあたりの風をやばい感じにするんで、細かいコントロールはパイセンにお願いしていいっすか?」
「……パイセン? よくわかんないけど、わかったよ~」
「じゃあ私はここで大型弩砲の守りを手伝うね。あと怪我をしたら癒しの光で回復するからすぐに言って」
こうして、4人は互いに頷きあうとそれぞれの役割のために行動を開始した。
† † †
南の大型大型弩砲には、
曖浜 鴻
、
ジーナ・レインガンド
の二人が向かっていた。
鴻は、星幽塔に召喚されるのは初めてだったが、甥っ子からそのような世界があることは聞かされていた。
気がつけば衣装がファンタジー風に変わっているということも、その際に、星の力という不思議な力が備わるらしいということも。
だから、鴻は目の前に行く手を阻む影が現れても恐れることはなかった。
「……元々身体は鍛えてあるからな。それに加えて、今回はこの星の力……!」
「お前等なんかにゃ負けねぇぜ……!」
闘士の力が込められた革手袋に包まれた拳を、影のゴブリンに振るう。
『!?!?!?』
影のゴブリンは、ほかのゴブリンを巻き添えに勢い良く吹き飛んで鴻とジーナの道を開ける。
「おお、やるねぇ~」
ひゅうと口笛を吹いて、ジーナが荒ぶる鴻の後を悠々閑閑とついてくる。
そんなジーナの視線は吹き飛ぶ影よりも、むしろ廃墟と化した街の倒壊した家屋に注がれていて――
(……やっぱり報酬がないとやる気でないっすよねぇ。どっかに何か落ちてないっすかねぇ~。たとえば金(きん)とか、金(きん)とか。あ、宝石も好きっすよ~)
と、彼は星幽塔を救うついでにお宝のゲットを目論んでいるようだ。
もっとも、ジーナとて、星幽塔に愛着がないわけではないのだ。せっかく作った住処を壊されると、立て直しが面倒だという理由が占める割合が大きいのは事実だったが。
「よし、なんとか辿りついたぜ……って、なんだ、ロックがかかってやがる!?」
ようやく大型弩砲に辿り着いた鴻が頓狂な声を上げるので、ジーナもにゅっと首を伸ばして操作盤を覗き込む。
「ん~? ああ、ほんとっすねぇ。これは困ったっすね~って、ちょっと待って。こっちになんか書いてあるっすよ?」
「……なに? ああ、本当だ。だが、こりゃ何語だ……?」
ジーナが指差した先にあった文字列を眺めて、鴻が首を捻る。
「あ~、これは塔で使われている文字っすねぇ。俺ら(ほしびと)にしか読めない感じっすわぁ~」
「……そうか。なら、悪いが読み上げてくれないか」
「いいっすよぉ。えーと、なになに、……『おやつの時間専用』?」
ジーナが声に出して読み上げ、首を捻る。
どうやらそれがロックを解除するヒントらしい。
「……おやつの時間と言えば――」
「三時っすよねぇ……?」
そう言って二人が見上げた先には、止まったままの大きな時計塔があった。
「あの時計塔の中にちゃちゃっと入って、時計の針を三時にしてくればいんすかねぇ~」
ちょっとメンドくさそうに、ジーナが言う。自分としてはちゃっちゃと動かして、ドカンと派手に撃ちまくりたい気分だったんだが。
「……なら、すまないが、時計塔の方に行ってきてもらえないか」
と、そのとき、鴻が何かの気配に気がついたように後ろを振り返りながらジーナに言う。
ジーナは、内心、
(えー……)
と思ったが、彼の視線の先でうごめく影の姿を見て、考えを改めた。
「……どうやら面倒くさい連中に囲まれちまったようだ。大型弩砲は俺が意地でも守る。だから、頼む」
「……し、仕方ないっすねぇ! 時計は何とかするから、こっちは任せたっすよ……!」
鴻が岩を投げて作ってくれた突破口に全力で走り込みながら、ジーナは思う。
(……あんな危険な役を自分から引き受けるとは随分なお人良しっすねぇ)
(まあ、俺もこの塔に愛着がないわけじゃないんで、やることはやらせてもらうっすよ……!)
そして、ジーナもまた大地を蹴って、解除のために走る――。
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担当ゲームマスター
星のサーカス団
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
73人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月20日
参加申し込みの期限
2017年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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