this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】今日、どう過ごす?
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
午後、修は用事があり出かけたので、『ねこよろず』は女性陣と双子店員でお留守番となった。そしてそんなサジタリオの昼下がり、とある空き家でうーんと伸びをするほしびとの姿があった。
アケーチ・タッマーキ
。記憶をなくし様々な世界を渡り歩く美しき旅人。だが、変態だ(これ重要)。
星幽塔ではアケーチは品のある中世の貴族のような服装を身にまとっている。そしてほしびとらしく、その背には見事な純白の羽が広がっていた。
「さて、午後は何をしましょうかね、うさたん」
寝そべりながらアケーチは、隣のもふもふの桃色兎を優しく撫でる。桃色兎……うさたんが『どうする?』というように小首を傾げた。
「どうしましょうかねぇ……」
星幽塔でもアケーチはうさたんと気儘な2人暮らし。文字通り毎日羽を伸ばし楽しんではいるが。
(こちらの世界でも、何か生業を持ちたいものですね。皆様は何をして過ごしているのでしょうか……!)
つらつらとアケーチは考え思いついた。他の方の生活を覗き見するのはどうでしょう。そしてそれを咎められ思い切りなじられて……。
思考が特殊な性癖に傾いているが、午後の予定は決まったようだ。アケーチはうさたんを抱き上げ立ち上がった。
「さあ、参りましょうか、うさたん。く、ふふ、ふふ……!」
外に出るとアケーチはその美しい天使の羽を思い切り広げる。そしてうさたんを肩に乗せ、青空に舞い上がった。
さあ、街中のウオッチングに参りましょう。―――レッツ、探索☆
*
「あの人、お客様?」
「どうだろう」
アニさんオトさんが不安そうに外を見ているのに
恵御納 夏朝
が気づき、顔を上げた。夏朝は彼らの視線を追い、驚きにその眉を上げた。
店の窓にはべったりと頬を張り付かせ、こちらを覗く男の姿。
(変質者?!)
思わず夏朝はハルくんに戦輪を咥えさせ身構える。と、夏朝の記憶に何かが引っかかった。
(あれ、あの人……?)
すると背後から
椿 美咲紀
が窓を指さし叫んだ。
「あー!
ストーカー兼メイクアップの人
! えと、えーと……」
美咲紀の声に
遠野 まほろ
もびっくりして窓を見る。店内の視線を一身に集めたその男は恍惚の表情を浮かべ身悶えると、スッと姿勢を正して店の入り口に姿を現した。
「どうも、皆さん。アケーチ・タッマーキと申します」
優雅にお辞儀をする姿に、美咲紀はポンと手を打った。
「そう! 明智さん!」
そんな美咲紀の横で夏朝もようやく気が付いた。
―――そうだ、確か
お坊さんに追い出された
人だ。
「すみません、あの双子さんのお尻があんまりプリプリだったもので……」
店の奥に通されたアケーチは名残惜しそうに店内で接客をしている双子店員に視線を送ると、向き直った。
「皆様はここでお店を営まれているのですか?」
アケーチの問いに夏朝が答えた。
「うん。みんなでやってるんだ」
「そうですか。素晴らしいお店ですね……!」
アケーチが羨ましそうに言う。すると、美咲紀が無邪気に尋ねてきた。
「明智さんはここで何をやってるんですか?」
「実はそれを探している最中でして。皆さんのように何か素晴らしい生業を見つけたいのですが……」
少し瞳を曇らすアケーチ。その時、パタパタと双子が駆け込んできた。
「ごめんなさい、お客様忘れ物したみたいです!」
「これです、日傘!」
双子が傘を差し出す。夏朝が急いで立ち上がった。
「早く届けないと」
と、その肩をアケーチがそっと押しとどめた。
「私が参りましょう。双子さん、お客様の特徴を教えて頂けますか?」
アケーチは客の容姿を聞くと、日傘を手に店を出る。そしてその見事な羽を広げると、あっという間に飛び立っていった。
「ほしびとさんってすごいねぇ」
まほろがアケーチが連れてきた桃色兎を抱っこしながら、感心したように見送る。そしてしばらくすると優雅に羽を羽ばたかせながらアケーチが帰ってきた。
「お待たせしました。お客様をすぐ見つけましたので、傘をお渡ししておきました」
にっこり笑うアケーチ。と、彼は『ねこよろず』のメンバーの拍手に包まれた。
「明智さん、ありがとうなのです!」
「うん、すごかったねぇ」
美咲紀とまほろが口々に言う。夏朝が不思議そうに首を傾げた。
「どうしてそれを仕事にしないの?」
「……仕事、ですか?」
きょとんとするアケーチに夏朝はこくんと頷いた。
「だって、あっという間に物を届けられたり出来るよね」
「物を……届ける……」
夏朝の言葉にアケーチはその美しい紫色の瞳を輝かせた。
「……なるほど、運び屋ですね!?」
(それだと危ない職業!)
その場にいた全員が思ったが、アケーチは全く気付かない。「ありがうございます! 私、立派な運び屋になります!」と感激したように面々の手を握りしめると、うさたんを肩に乗せあっという間に飛び立っていった。
ぽかんと空を見上げて見送る3人。誰かが言った。
「『運び屋』じゃなくて『宅急便』だって教えてあげた方がよかったかな……?」
*
「ふぅ……。よし、できました」
サジタリオの空が赤く染まる頃。アケーチが住む空き家に素敵な看板が掲げられた。
そこには『運び屋はじめました』の文字。横に可愛らしく桃色兎が描かれている。
どうやらアケーチはここ星幽塔で運び屋(?)を営む事を決めたらしい。彼は満足そうに看板を眺めると、傍らのうさたんに微笑みかけた。
「お客さん、来るといいですね、うさたん……!」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】今日、どう過ごす?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月14日
参加申し込みの期限
2017年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!