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【星幽塔】今日、どう過ごす?
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サジタリオ城下町では取り戻された貴重な朝日の下、今日も朝市が開かれている。
そしてその活気溢れる市場を目を輝かせながら歩く少女がいた。
(さてさて、今日の夕飯は何にしましょーか?)
制服の上から羽織った白のローブをふわりと揺らし、
椿 美咲紀
は楽しげに色々なお店を見て回っていた。『
ねこよろず
』の皆のための夕食作り。素材選びにも熱が入る。
家庭菜園で野菜も作っちゃう美咲紀はその厳しい目で食材を品定め。と、その瞳が嬉しそうに輝いた。
(おいしそーなお芋さんですねー)
他にも新鮮そうなお野菜がごろごろ。どうやらこのお店は美咲紀のお眼鏡にかなったようだ。美咲紀はジャガ芋、キャベツ、玉葱(っぽいもの)をたくさん、屋台のおばちゃんから購入した。勿論品物を受け取るときに、こう付け加えるのを忘れずに。
「ありがとうです! 私、『ねこよろず』ってお店をしてるから是非寄ってね☆」
地道な宣伝活動。これ、とても大事である。
よいしょと野菜を持って、また美咲紀は歩き出す。今度はベーコンを買いましょう。そして早くお店に行かないと。
確か、新コーナーを作るって言ってました!
空き家通りの一角に、きらきら星を抱えたにゃんこを看板に掲げる店『武器屋付よろず屋・ねこよろず』がある。
店内では、美咲紀が思った通り陳列作業の真っ最中であった。
「こんなものかな……『新生活フェア』。どうだろう、八神君……?」
遠野 まほろ
とともに段ボールの中身を陳列していた
恵御納 夏朝
は、相棒のパペットハルくんに「お疲れ様」と微笑むと、在庫確認をしていた
八神 修
に声をかける。リストと睨めっこしていた修は顔を上げ、うんと頷いた。
「さすがにセンスがいいな。やっぱり2人に任せて良かったよ。俺じゃこうはいかない」
ストレートに褒められ、夏朝とまほろは顔を見合わせ少し頬を染めて微笑んだ。
店に入ってすぐ目につくスペースには『新生活フェア』のPOPも楽しげなコーナーが出来ていた。
そこに並ぶのは寝子島で選んだり、作ったりした物達。様々な雑貨が色合いを考えて配置されている。3人は作業の手を止め、満足そうに綺麗に飾られたコーナーを眺めた。彼らが身につけているのはお揃いの『ねこよろず』エプロン。修が笑いながら言った。
「4月のこういったフェアは俺達にはおなじみだな……まぁ、ここでそういう概念があるのかは知らないが」
「新生活はどこにでも訪れるよ。僕は星幽塔で新しいスタートを切る人を少しでも応援したい」
「そうだよね。ここでの生活が少しでも楽しくなるお手伝いが出来たらいいよね」
柔らかく微笑む夏朝にまほろもうんうんと頷く。優しい女子2人に修が茶目っ気たっぷりにウインクした。
「お手伝い出来て……うちの商品がもっと売れたらいいよな。3品お買い上げの方にはミント飴詰め合わせのミニプレゼントというのはどうだろう? 販促だ」
しっかりしているというか抜け目ない修に2人は目をぱちくり。と、そこに美咲紀が到着した。
「遅くなっちゃったのです! 荷物片付けたらすぐ私も手伝います~!」
食材を抱え美咲紀は店の奥に駆け込んでいく。そしてしばらくするとパタパタと姿を現した。
「ん~、やっぱり『ねこよろず』エプロンをすると気が引き締まるのです!」
むん! と拳を握り美咲紀は気合いを入れる。そして自分の目の前に出来ているコーナーを見て目を丸くした。
「ひゃあ、もうこんなに出来たのですか? 凄いです! あ、じゃあ私はお掃除を……」
「大丈夫。店内はもうこれで終わらせたよ」
夏朝がひょいと星のほうきを掲げてみせると、美咲紀の目がますます丸くなった。
「ひええ、困ったのです! それなら私、外をお掃除してきます~!」
片手杖を持ち、美咲紀はバタバタと外に飛び出していく。きっと魔風の光で掃除をするのだろう。翻る白いローブに修が苦笑した。
「慌ただしいな。そんなに急がなくてもいいのに」
と、出て行ったはずの美咲紀の顔が、ひょいと入り口から覗いた。
「皆さん~、アニさんオトさんが到着しましたよー」
笑顔の彼女の後ろから、そっくりな顔をした筋肉質な猫の獣人2人が現れた。ここで現地採用した双子の店員だ。本名はもっと長い名前らしいが、発音がしにくいので皆で呼び名を考えた結果、『アニさん』『オトさん』に落ち着いたのだ。
全員揃った『ねこよろず』。修が楽しげに言った。
「商売繁盛を願って、今日も頑張ろうか!」
どこの世界でも店が混む時間帯というものがある。『ねこよろず』も何とかその時間を乗り切り、ようやく店内が落ち着き始めた。これならアニさんオトさんだけで対応出来るだろうと、夏朝とまほろは接客から品出し作業に戻る事にした。
夏朝は寝子島で作ったコイン風ねこシールを陳列し、その横にコイン付ペンダントを並べる。それを見てまほろが言った。
「それ可愛いね。コインはお守り?」
夏朝が頷くとまほろは嬉しそうに声を弾ませた。
「私もアミュレットできないか考えてるんだ。12星座のシンボルマークを刻んだ金や銀のアミュレット」
「それもとても素敵だね。ねこコインと並べて置けたらいいな」
夏朝が言うと、接客を担当していた美咲紀がひょいと顔を覗かせた。
「わわ、お守りの話ですか? とっても素敵なのです! 店員の私も是非買いたいのです~!」
まほろと夏朝は顔を見合わせ笑顔で言った。
「「もちろん!」」
「ありがとうなのです~、楽しみにしてます! ……あ、いらっしゃいませ~!」
美咲紀が接客に向かう。その姿を見ていた夏朝がふと気がついてまほろに向き直った。
「そういえば遠野さん、他にも何かお店に出す物考えてるって言ってたけど……」
「あ、うん」
まほろは少し頬を上気させカバンから何かを取り出した。
「ようやく案が浮かんだから、試作品作ってみたんだ」
「白猫さんのぬいぐるみ……?」
夏朝がまほろの手にある物を見て言う。まほろはそれを夏朝に渡し頷いた。
「うん。プレーンのぬいぐるみさんだよ」
まほろは少し照れくさそうに、お客さんにリボンや洋服など自由にカスタマイズしてもらうぬいぐるみだと説明した。
「自分で可愛くできるんだ。いいね」
夏朝の言葉にまほろはふふと微笑んだ。
「小さい子がお裁縫を始めるきっかけになったりしたら嬉しいよね……あ、もちろん大きいお姉さんやお兄さんも自分でカスタマイズしてOKなんだけど」
「とっても楽しそう。僕、早速予約しようかな」
夏朝は手元のぬいぐるみをよしよしと撫でると、近くにいた双子に声をかけた。
「アニさんやオトさんは……何か作ってみたいものって、ある?」
彼らは顔を見合わせ、一緒に首を捻る。そして口を開いた。
「そのぬいぐるみが可愛いです」
「はい。でも俺達裁縫できないから」
「少し洋服とかもあると嬉しいです」
「私もそう思います」
一気に話すと、2人は同時に頷いた。
「そっか~。そういうお客さんもいるよね。…うん、お洋服も作ってみようかな」
まほろが言うと、双子がペコリと頭を下げた。
「お願い」
「します」
すると、店の奥から修が顔を出した。
「新商品の話をしてるのか? それなら俺も1つあるんだ」
歩いてきた修は、何事かと覗き込んできた美咲紀を含め皆に手にしていた物を見せた。
「『夢紙』のレターセットだ」
「『夢紙』? 何ですかそれは?」
美咲紀が首を捻る。修が笑って1枚取り出した。
「この紙に『魅惑の粉』を香りと共に焚きしめたんだ。まあ、実際の効果というのはないと思うが、ロマンはあるだろ?」
「素敵だね。この淡いピンク色もいい感じ」
まほろがほわりと笑う。そして修を中心に皆が新商品についてわいわい話し始めるのを、夏朝は感慨深げに見ていた。
(ステラちゃんは大丈夫かな……)
この平穏な第一階層にいても、影に攫われてしまった精霊の事が頭にちらつく。夏朝は手にしていたねこシールとねこコインをそっと握りしめた。
(必ず助けるから、どうか無事で……!)
今、夏朝は長い猫さんマフラーが印象的な盗賊風衣装を身につけている。不思議な不思議な星幽塔。寝子島とは違うこの世界の平和も絶対守られてほしい。
だから僕はこのコインやシールに星の光をこめるよ。
皆に幸せを……少しでもいい、影から守って……!
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担当ゲームマスター
KAN
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年07月14日
参加申し込みの期限
2017年07月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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