this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
久保田先生の女子力アップ大作戦! 外見編!
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
ティアラに遊びに来ていた
桜庭 円
。目当ての物を手に入れて帰ろうとエスカレーターに乗ろうとすると、ちょうど上の階から久保田先生と
椿 美咲紀
が下りてくるのが見えた。目が合い挨拶をする。
「こんにちは、先生、美咲紀ちゃん。ふたりでお買い物?」
ティアラで会うには珍しい組み合わせだな、と不思議に思いながら円が尋ねる。
「こんにちはですよー」
「やっほー、円ちゃん。ナイスタイミングだよー。ちょっと聞いてほしいことがあるの~」
にっこりと挨拶をする美咲紀と落ち着きのない久保田先生。円は久保田先生においでおいでされて近くのベンチに腰を下ろした。
「何から話せばいいかなぁ。あのね、私、5月に小学校時代の同窓会があるのよ。そこに着ていく服を探しているの。ついでに女子力アップも頑張ってるのよ」
「ほうほう」
久保田先生の話をとりあえず聞く円。丁寧な説明を受けて大体の流れは理解した。
「さっきは月ちゃんと月詠ちゃんに服を選んでもらったんだ。月ちゃんのアドバイスで他に気に入るものも見つかるかもしれないし、荷物も増えるから帰りに買うことにしたの」
先生は色んな店を回りながら老若男女問わず様々な人の意見を聞きまくっているらしい。久保田先生の話が終わるのを待っていた美咲紀が言葉をつなげる。
「私はさっきみわちゃんせんせーと偶然会って、せんせーの外見プロデュースのお手伝いをすることになりました。とは言っても思ったことを言うだけですけどね」
「それが嬉しいのー。いろんな意見を聞きたいから!」
「女子力かぁ。カッフェでお茶飲みながらパジャマパーティーの企画たてて彼氏自慢する力のことだよね?」
「否定したいけど当たってる気もするわね」
「んー、そんな先生はぴんと来ないし普段通りでいいと思うんだけどなぁ」
真面目な口調で話す円にアハハと美咲紀が笑う。そのあと、先生に視線を合わせた。
「私も近い意見ですよー。元の良さを活かせばいいいと思います! センセーは眼鏡が本体だから無くなると全く印象が変わりますです」
「あれっ。私の良さって眼鏡?」
美咲紀は人の悪い笑みを浮かべて言葉を続けた。
「メガネがあると多少のドジッ子でも許される風潮ありますし、言動で少し変わったトコあっても『個性』ですと押しとおせる気がするのです!」
「ディスられてるよね!? 意地悪を言う美咲紀ちゃんはこうしてやる~~~~。そりゃー確かにそそっかしいけど~~~~」
「むふぁ~、ふぁふぃふふんへふは。へんへー」
久保田先生の手に顔を両側から挟まれて美咲紀の顔がつぶれる。美咲紀の艶のあるポニーテールがぶんぶん揺れた。
「ボクも先生の普段のゆるい感じ好きだな。同窓会は先生の知ってる人が多いから、いつもどおりがいいんじゃないかなー」
「ですですー。ゆるフワ路線おすすめですよー。
春だしパステルグリーンのふんわりスカートなんてどうですかね」
「うんうん。先生は明るい色がいいよね。男受けする要素を選ぶとするなら白や淡いピンクで自然なやつがいいよ。
髪はなにがいいかなー。爽やかなのがいいよね?」
円が美咲紀に尋ねると、美咲紀はですねと返事をする。
「ポニーテールいいんじゃないでしょうか。オレンジや赤いシュシュなんて似合いそうですよ? 眼鏡との相性もよさそうです」
「シュシュかー。いいかも!」
久保田先生がパンっと手を叩いて賛同する。
「学校に着けていってもオッケーだから可愛いの欲しい!」
「多少の寝癖もごまかせますしね? ……ふふぃふぁへーーーん」
久保田先生の顔に修羅が宿っていた。
「……あの、ところでさ」
再び顔を潰される美咲紀と唇を尖らせている久保田先生に、円が声量を落として声をかける。異変に気が付いた久保田先生がパッと美咲紀の顔から手を放して円を見た。
「うん? どうしたの円ちゃん」
「実はさっきから気になってたんだけど、柱の陰から男の人がずっとこっちを見ているんだよね。あの人、先生の知り合い……?」
円に言われて見てみると、なるほど確かにタッマーキがこちらを見ていた。知らない、と久保田先生が言おうとした瞬間。ススススッ!とタッマーキが優雅にそして素早く久保田先生たちの前にモデル歩きしてくる。
「ふ、ふふふ……! 初めまして、お隣さん……! 私、明智と申します……! あなたの隣に越してきたものです……!」
タッマーキは右手をふわっと優雅に動かし一礼する。ワルツに女性を誘う男の人のような動きだ。
((何だか危なそうな人だなあ……))
突然現れた美青年に円と美咲紀は気圧されてしまう。
対照的に久保田先生はポッとほほを染めてアワアワと慌て始めた。
「は、初めまして! 久保田と申します。
わーっ、お隣に新しい人が来ていたのは知っていましたが、まさかこんなイケメンだなんて!」
「ふふ、ありがとうございます……。お話は柱の陰から伺いました。
女子力アップのお手伝いのためぜひぜひあなたをメイクさせてください……っ」
そう言って開いたジャケットの内側には化粧道具がびっしりと収納されている。聞けばタッマーキはアート関係の仕事(?)をしているそうだ。アートを仕事にしていると言われると少し変でもそういうものかなと思えてくる。思えてくる……思えてくる、よね?
ノリノリな先生とタッマーキから目を離さずに円が美咲紀に耳打ちをする。
「美咲紀ちゃん。このお兄さんは……礼儀正しい人ではあるよね?(こそっ」
「そ、そうですねえ。先生のお隣さんに失礼なことは言えないですし、少し見守りましょうか(こそこそっ」
生徒ふたりの心配を受けながら、久保田先生のメイクが始まろうとしていた。
「十分、素顔でお美しいのですから、下手に手を加えることはないと思います……!
お顔の印象を変えるために眉とチークを少し変えましょう……ふ、ふふふ……!」
実際にメイクが始まると円と美咲紀はタッマーキの技術に目を奪われる。
化粧筆がたくさんの色をすくいあげ久保田先生の顔を華やかに彩っていく。
メイクが終わるころには円と美咲紀はタッマーキに尊敬のこもった視線を向けるようになった。
「わーっ。みわちゃんせんせー、綺麗! なんだか大人っぽいのです」
「お化粧ってすごい! 先生、鏡見てみてー! はいっ眼鏡っ」
「そ、そんなに違うの……?」
円から眼鏡を受け取った久保田先生はタッマーキの手鏡をのぞき込んだ。パッチリとした瞳の透明感あふれる綺麗な自分と目が合った。
「うわー! 全然ちがーう!」
「ふ、ふふふ……! 皆さん、リアクションが素晴らしくて、素晴らしくて、震えます……っ!
ご希望あらばナチュラルでもバッチリでもお化粧に参りますので……!」
「私も驚きすぎて震えています……! 眼鏡してたらお化粧してもあんまり変わらないと思っていたけど、全然違うー」
同窓会に行く前に、次はお客として明智にメイクを頼もうと決意した久保田先生であった。
「喜んでいただけて何よりです……! それでは、今後ともよろしくお願いします……ふ、ふふ!」
優雅に一礼をして黒髪の美青年は鼻歌を歌いながら去っていった。
「うひゃー。こんなに変わるとお化粧落とすのが嫌だなぁ」
タッマーキに礼を言った久保田先生はご機嫌のニコニコ顔だ。そんな久保田先生を見て円が少し寂しそうに上目遣いをする。
「ねー先生。ちょっとお化粧変えただけでこんなに可愛いから、そんなに気合入れなくても大丈夫だと思うよー」
「ですですー。明智さんはみわちゃんせんせーの元々の良さを最大限に引き出してくれただけです。みわちゃんせんせーの魅力は笑顔なんですから!」
「……!」
教え子ふたりの言葉にハッと息をのむ久保田先生。
(今、大事なことを聞いた気がする……)
なりたい自分に近づける服と化粧は手に入れた……。
嬉しいはずなのに。
新しい自分探しが進むほど、生徒たちが慕ってくれる「久保田先生」を否定しているような……。
「せんせーが『何とかなるね!』って笑ってくれると、『そうかなーそうかもー』って気になりますです!」
「先生。たぶん、恋は余裕も必要なんだよ。わかんないけど!」
ふたりの言葉をよく考えよう。
慣れない買い物で疲れた久保田先生は円と美咲紀に礼を言うと、少し休憩して頭を冷やすことにした。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
久保田先生の女子力アップ大作戦! 外見編!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月15日
参加申し込みの期限
2017年06月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!