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異世界転生勇者系 ~君のためのクロニクル~
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■エンチャンター八神
水面に浮いているようだった。
上下左右の区別無く、くるくると、ふわふわと、しかし不思議と心地よい空間だった。
「なぜ俺に声をかけたんだ」
八神 修
は声を発したけれど、声は濁ったように空間に広がり、すぐにどこかへ吸い込まれていく。
対して、水面に落とす滴のように修に女神の声や意志が流れ込んできた。
目を閉じ、咀嚼するように考える。
「わかった。ただし条件がある。俺は誰も待たせたくない。約束があるんだ」
再びしみこむ女神の意志。
そして、世界を変えるほどの力。
修は水底に沈むようにゆっくりと、ゆらゆらと、別の世界へと潜っていった。
空を駆ける光の列。
青白い発光体を埋め込んだ木馬が、幻影の手足と翼をはやして空を飛んでいる。
跨がるは黒い軍服を身に纏った兵隊たちである。肩には銀と宝石で巧みに装飾された小銃をさげ、携帯食やコンパクトな治療具を覗いて他に何も携えては居ない。
先頭からやや後ろ、通信機らしいものをなにも持っていない兵士が耳に手を当てた。
「隊長、魔道通信が来ました。ヘウゲン前線の兵をオカロカまで引き下げよと」
「馬鹿な。兵力は我が国が圧倒しておるのだぞ。あのような小国、我ら第一魔道中隊だけでもひねり潰せるわ」
「自分もそう思います。が……」
顔を曇らせる兵士。
「虹色魔力光(ミスティックスペクトル)を見た、と」
「何ッ!?」
隊長らしき男が驚きの顔で振り向いた、その途端。
巨大な光がさきほどまで話していた部下を覆った。悲鳴をあげるまでもなく消し飛び、跡形も残らない。
上空から発せられた光線(ビーム)だ。
「散開! 迎撃せよ!」
慌てて体勢を整える――が、命令が届く間もなく無数の光線が部下を包み込み、超高速で飛び込んできた兵士が残った部下を光の剣で切り裂いていく。
その光を見て……否、その光の色を見て、隊長らしき男は震え上がった。
深緑の軍服を纏った兵士たちがゆっくりと降下してくる。
魔道木馬も魔道滑空板も使わず、背中からはえた虹色の翼だけでなめらかに飛行する兵士たち。
と、それらを率いる一人の少年。
「あの国についていたのか……伝説の、八神小隊!」
破れかぶれにライフルから魔道弾を乱射するも、その全てが虹色の魔力壁に阻まれる。
「できれば異国の客としてお茶の一つでも出したいところだが……すまないな、あまり時間をかけすぎると、好きな人を待たせてしまうことになるんだ」
対象の魔力を瞬時に測定するという眼鏡を中指でそっと直し、
八神 修
は不敵に笑った。
「世界から魔物と恐れられた君の国は、一度滅ぼさせて貰う」
船の中で宴が開かれている。
それも、空をゆく船だ。この世界において自力で空を飛ぶものは鳥と雲だけとされている。箒に乗って二階の屋根にのぼることはできても、それより高く早く柔軟に飛ぶには最新技術を用いた魔道装置とそれを動かすだけの生体ジェネレーターであるところの魔道士が必要とされている。
だがこの船は、単独で飛行していた。
「隊長、この船本当に落ちないんですかい。いくら天才の作品とはいえ常識外れすぎますぜ」
「そうかな。俺の常識感覚では、機械は空を飛んで当然なんだが……」
修が女神からさずかった力は、人の潜在能力を引き出す力である。
彼らに二つ名を与えることで、神々が古来に授けた魔法の力を100%発揮できるのだ。中にはそれを脳機能に回して天才的な技術を生み出す者や事務仕事に才能を発揮する者もいるが……。
「まあ、大丈夫だろう。隊長の人選に間違いはない」
「それは自慢かな?」
好き勝手に喋る部下たちを、修は黙って眺めている。
彼らは修が自らの力を与えるに値する人間たちだ。この世界を巡り、自らの目で確かめた選りすぐりである。
一人一人、思い出深い出会いがあった。
衝突する者もいれば、恋仲になる者もあった。
だが修という一人の存在のもとに団結し、今魔王と恐れられた敵国総統の拠点へと向かっている。
「皆、最終決戦は近い。気合いは充分か?」
修の問いかけに、皆同じ答えを返した。
内容は、語るべくもない。
語るべくもないといえば、魔王との最終決戦は圧勝のうちに幕を閉じ、修は力を与えた部下たちを各国のお目付役に任命して世界を去った。
神にだってなれるのになぜ去るのかと問われれば、彼はこう答えたという。
「好きな人を、待たせたくないんだ」
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担当ゲームマスター
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月30日
参加申し込みの期限
2017年07月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年07月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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