それはいつも通りのある日のこと。
学生鞄を手に新学期の通学路を歩いていた
七峯 亨は、突然の光に目を細めた。
「夜更かししすぎたか? 太陽の光がキツすぎる……」
ノイズ。
まぶしさを遮ろうと手を翳す。
光に混じって大きな影が迫っていた。
ノイズ。
大きなクラクションの音に振り向けば、少女が道ばたで転んでいた。
ノイズ。
手を伸ばして飛び出す。
突き飛ばされた少女の驚いた顔と、陽光と、遠ざかる虫の声。
ノイズ。そして……。
「ようこそ神々の庭へ。
七峯 亨さん。このままではあなたは死んでしまいます」
ですがと、誰かは言った。
「あなたの魂を別の世界へ転生させることで、生き延びることができます。
その世界は、魔王の度重なる攻撃によって滅亡の危機に瀕しているのです」
光が亮と包み込む。
「異世界の勇者となり、世界を救っては頂けませんか?」
これは、あるはずのなかったIFの物語。
異世界の勇者として転生したあなたの、新しいクロニクル。
ごきげんよう。
誰もが一度は想像する『異世界に転生したら自分どうするんだろう』のシミュレーション。皆さんのキャラクターでやってみたことはありませんか?
あるなら今がその時です。ないなら、今がその時です!
こちらは異世界勇者としてレジェンドを作っていくというちょっと変わったサクセスシナリオ。
チート能力もオマケにつけますので、安心して異世界に旅立つことが出来ますよ!
■異世界ってどんなところ?
ひとくちに異世界といっても色々ありますよね。
キャラクターが転生する異世界もひとりひとり違うので千差万別です。
といいますのも、ファンタジー感は人によって異なりますし、キャラクターの活躍しやすい転生先というものもあるでしょう。ということで、『皆さんの頭の中に思い描いているファンタジー世界』に転生することになります。
魔王に脅かされる剣と魔法の世界だというポイントさえ押さえて頂ければ、自由に想像して頂いて構いません。もし困ったら『おまかせ!』とおっしゃって頂ければ当店自慢の世界ソムリエがぴったりの世界へご案内いたします。
転生のしかたは年齢や性別・種族はそのままで異世界で目を覚ますというものです。厳密には異世界召喚と呼ばれるものですね。
もれいびならろっこん能力を保持、ほしびとも元々持っている技術をそのまま持っていて構いません。
ですがその際に『チート能力』をひとつだけ持ち込むことができます。
このチート能力というのは文字通りなんでもありです。時間を戻せてもいいし核レベルの爆発がおこせてもいいし女性を虜にできてもよいでしょう。なんならねこさんとお話出来るスキルや超強力な武器を持っているとかでもOKです。
皆さんの空想パワーの見せ所ですね!
■協力プレイがしたいなら?
基本的には一世界につき一人づつですが、もしご希望の方がいましたら誰かと一緒に転生することもできます。その際は世界の仕様が統合されたりしますが、チート能力等々に制限はかかりません。お気軽にお申し付けくださいませ。