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風がまた強く吹き付ける。山頂は澄み渡る青空の下、今の季節だけに見ることができる鮮やかな緑をもって生徒たちを迎えた。
「ここからは自由行動だ。食事は弁当なり何なり、好きに摂れ。スケッチは3時半まで。時間になったらここまで戻ってくるように。あまり遠くに行くなよ」
皆それぞれにその場を離れていく。巨大な荷物に埋もれた
八十八旗 信彦
は、グループスケッチ仲間の
上穗木 千鶴
と
旅鴉 月詠
に引きずられて三夜湖方面へと去って行った。
「げに強きは女生徒であるね。コワイコワイ」
三人を見送りながら、
茨城 音夢
は小さくつぶやきくすくすと笑う。暑い中を歩いてきたのに、汗一つかいていない。出発前の眠たげな様子も今は消え失せていた。
「さあて。ボクを導くインスピレーションはどこにあるかな」
漠然と景色を眺めているようで、その実音夢の神経は周囲の自然に向けて鋭く尖らされていた。
「緑……風……光……花……」
特別な呪文のように独り言を紡ぎながら。しばし見つめたあと、目を瞑り、また開く。
「あっちだね」
音夢は瞳が定めた方向に歩き始めた。
御巫 時子
は森に向かった。木々が生い茂る森の入り口で、空に目を向け心の中で語りかける。空駆ける彼女の愛しい友達に。
(――お願い。来て……)
一羽の鳥が森から飛び出し、時子の肩に止まった。小さな羽毛に覆われた体にそっと頬を寄せる。これが彼女ろっこん『鳥の囀り』。続いて新たに二羽が飛来し、さえずりながら彼女の周りを巡る。
「今日は素敵な絵を描く場所を見つけたいんです……手伝ってくれますか?」
鳥たちは時子の求めにすいと飛び立ち、森へと彼女を導いた。
(俺はどこにしよっかねぇ)
スケッチの場所を決めかねている
桜井 ラッセル
。小学生時代の思い出を探ってみるが、今一つピンとこない。
「まあ行ってみっか!」
にかっと笑うと、首に下げた金の鍵を握り締めた。その身に宿る力によって、少年の姿はたちまちカナリアに変じた。黄色い翼を大きく開いて弧を描くと、誰も手の届かない高い高い空へラッセルは舞い上がった。
こういった授業こそ芸術科の腕の見せ所、
小山内 海
の意欲はまんまんである。
(どこに行こう。やっぱり湖にしようかな)
と、背後からそっと肩に手が置かれた。大きく、暖かい。気配で海は誰なのかを理解する。
「よお」
御剣 刀
だ。海はスケッチブックを閉じ、会話用の小さなものに持ち替える。
『かたなくん みやこいくなら スワンボートにのろう』
海の言葉はいつも簡潔にしてストレートだ。疑問系を使ったよけいな誘導や探りがない。素直な彼女の心をそのまま表すような会話の仕方が、刀はとても気に入っていた。
「おう、行くか。ボートの上からスケッチも面白いな」
『うんうん いっしょにいこ』
二人は並んでボート乗り場を目指した。
ボールのように、手なぐさみにほぼ空のスプレーを一缶。投げては受け止め、また投げ上げる。中の攪拌玉がカラカラと歌った。
針ヶ谷 夕市
は、自分に創作の力を与えてくれるなにかが『降りて』来るのを待ちながらあてもなく歩く。夕市の絵には構図も、構想も、何もない。世の芸術家たちがしばしば『霊感』と呼んだなにか。そのなにかが宿った瞬間だけをひたすら待っていた。
(いつ来るか。その時を逃すもんか)
夕市は荒れた遊歩道を離れ、人気の少ない森へ分け入った。
「逆巻はどうした? 飯が先か?」
一人その場に残る
逆巻 天野
を不思議に思って、泉先生が問いかける。
「ああ……先生」
天野の表情は変化に乏しく、ちょっと見ただけでは何を考えているのかわかりにくい。斜に構えたままこちらを見ずにぽつりとこぼした。
「絵は、ちょっと……ね」
「なんだまたか。もう一回聞きたいようだから言ってやる。下手がどうした。下手でも描け」
本当は自分がどうしたいのかわかってるよな? 泉先生の目は、天野にそう語りかけていた。
「ああ、下手ですよ。ひどいの描いて先生をがっかりさせてやる」
「おう、早く行け行け」
先生に追い立てられて歩き出す。
(僕は逃げない。チャレンジしてやろうじゃないか)
やる気なんて僕らしくないな、と思いつつも、悪い気はしなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
清水るね
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月30日
参加申し込みの期限
2013年06月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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