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寝子島高校
妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【なにごとにも程度というものがあるわけでして】
「いやいや、やるもんだ。さすがは俺とあの子の後継者ってわけだ……」
「んー? どしたの、ジョニーさん?」
桜庭 円
は振り返ると、スマートフォンで何かの番組を見ていたらしい男へ尋ねます。
円は、にこにことご機嫌です。
番組の終了後
、久方ぶりに見るジョニーさんこと新出府 譲は、最初に出会った時のように顔があり、どこかの映画俳優さながらにじゃらじゃらびしりと着飾っていて、前歯にはめた金歯もきらりと輝いています。そんな彼と再びこうして並んで歩けるのは、円にとって待ち望んでいたことではあったのです。
新出府は楽しそうな円へ肩をすくめて、
「なに、大したことじゃないのさ。それより、いいのかい? もうひとりのゲストもお相手して差し上げないとな。彼、ひとつところに興味が長続きするタイプにゃ見えないぜ?」
「おおっと、そうだった!」
エイプリルフールに円が会いたいとウソに願った人物は、ふたり。そのうちひとりがかの深夜番組の仕掛け人たる新出府で、もうひとりは、わくわくとして気が急くように先を行く、寝子島高校の生徒らしき男の子でした。
「ねえねえ、早く行こうよ円ちゃん! なんかすっごいお宝を見つけるんでしょー?」
「そうだよー、のの太くん!」
彼の名前は、野々 のの太。どこかで見たことあるような名前に、どこかでみたことあるようなこのアホ毛。
円のウソによって空から落っこちてきた彼は、なんと平行世界からやってきた
野々 ののこ
ちゃん! なのでした。別の世界では男の子だったりしたわけですけれど、その性格は朗らかかつド天然というののこちゃんそのままでして、唐突に呼ばれてしまったにも関わらず、彼は実に楽しそうなのでした。
「それで、何を探しに行くんだって? 言っとくと、俺はこの世のものじゃない物品やら現象やら、フリーキー・オブジェクトのプロだぜ円ちゃん。そんじょそこらのオモシログッズじゃあびくともしない……」
「ふっふっふ。『この世の全てが書かれるであろう本。その名も、らっかみ!』だよ、ジョニーさん!」
「なん……だと……?」
円が本日このふたりと探しに出かけるのは、なにやらそんなものスゴそうな本なのだそう。ジョニーさんもびっくり、良く分かってない天真爛漫のの太くんも大喜びです。
「うわぁ、良く分かんないけどすごそうだね! 行こういこう、早く見つけにいこう♪」
「「おーっ!」」
奇妙な三人組は連れ立って、古本屋さん巡りへと出発します。危険とスリルいっぱいの大冒険の果てに見つかる報酬……とかそういうのではなく、どっかのお店に売ってるんだそーです。その本。
寝子島中に点在する古本屋さんを覗いて回りながら、円はもっともらしく言いました。
「『書かれるであろう』、っていうのがミソでねー。何者かの手によって、現在進行形で書き続けられてるんだってさ」
「そりゃまた。大したFOっぷりじゃないか」
ひたすらに胡乱な存在であるジョニーさんも興味を惹かれるらしく、うんうんとうなずきます。
のの太くんは良く分かってないながら、平行世界の冒険という得難い貴重な体験に、目を輝かせながら寝子島のあちらこちらを眺めています。
「僕のところの寝子島もキレイだけど、こっちの寝子島も素敵だね~!」
「へぇ、あんまり変わらないのかな? そういえば、そっちの世界でのボクってどんな感じ? きっと背が高くてモデル並みにすら~っとしてて、モテモテの完璧に違いないー!」
「こっちの円ちゃんはねー、アイドルだよ! 今はワールドツアーで世界中を駆け巡ってるところだよー。だから今日は、円ちゃんに会えて嬉しいな~♪」
「アイドル!? ボク、アイドルやってんの!?」
思った以上に完璧でした、平行世界の円さん!
「しかし、『らっかみ!』だったかね。希少書というだけあって、見つからんもんだなぁ」
「うーん、そうだねぇ」
平行世界間をまたぐ壮大な世間話に興じつつ、古本屋巡りは着実に進むものの、お目当てのスゴい本はついぞ見つからず。
円は腕組み、しばしうーんっと考えた後に、
「あ♪ 今日はエイプリルフールだもんね。こんな時こそ、ウソをついてなんとかすればいいんだよ」
なんてここぞとばかりにもうひとつ、スケールのでっかいウソをでっちあげてみせました。
「『海から希少書の波が、津波の代わりに押し寄せてくる』! これでみんな幸せに違いな……あれっ」
ごごごごご……ずごごごご! 無責任に言い放った瞬間、揺れる大地。
木天蓼湾の向こうから押し寄せる、ビルほどもでっかい波……古今東西、希少な本で形作られる大津波!
「「「どわ~~~~~~っ!?」」」
お目当ての本がその中に含まれているかどうかはもはや定かではなく、三人は仲良く、どっぱーん! 揃ってどこかへ流されていってしまったのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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