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妄想<ウソ>が現実<ホント>になるところ。それが、らっかみ!
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【復活! MFS!】
それは乙女の瞳からこぼれ落ちた、ひとしずくの甘い毒。
「……夜闇に潜む暗い怠惰や悲哀、あるいは絶望を愛する、全ての人々へ。煌々と灯る明かりで希望を照らし出す、一縷の光明……」
文字どおりの胡乱な暗がりをまばゆく切り裂き走り抜ける、スポットライト。
瞳にレンズをはめた奇妙な黒猫たちがにゃおうと鳴いて、番組はここに、再びの始まりを告げるのです。
──『ネオ・ミッドナイト・フリーキー・ショウ!』
「へ、ようこそ! 私、2代目司会役の
毒島 虹子
ですわ……あら、初代はいったい誰なのかって? さあて、なんのことやら」
少女はこの瞬間をこそ、待ち望んでいたのです。
前任者たる薄桃色の髪の彼女は、虹子にとって憧れの存在でした。彼女が司会を務める番組こそが、異端である自分にとっての救いであったはずでした。
けれどそれらも今や、全ては愛すべき異形を蝕むフツウへとなり下がりました。
かくなる上は、自身がかの番組を奪い取り、望むままに映し出すのみ。
「それでは今夜も、よろしくお付き合いのほどを……ふふふっ!」
チャンネル1。
希望を胸にハネムーンへ出かけた、初々しい新婚夫婦。彼らがプレゼントされたのは、素晴らしき絶望への旅路でした。
「どちらかが相手を殺さなきゃ、外に出られない? いったい何の冗談だっていうんだ、こいつは?」
「包丁、拳銃に、こっちは爆弾……? わ、私たちは愛し合っているのよ! こんなもので相手を殺すだなんて、そんなバカげたこと……」
「そうだな……ああ。本当に、バカげたことだぜ」
「あ……あなた? なんで、弾を込めて……まさかあなた、本当に私を……!?」
「悪いな。このまま仲良くここで餓死するだなんて、俺はまっぴらごめんだぜ。どのみち財産を巻き上げたらトンズラするつもりだったんだ、手間が省け」
轟音。仕掛けておいたプラスチック爆弾が炸裂し、新郎は粉みじんに吹き飛んで、花嫁は血と肉をかぶりながら薄く微笑みました。
「……ええ。手間が省けて、助かったわ♪」
チャンネル2。
廃ビルを撮影現場として有効利用しつつ、監督が俳優たちへ演技指導をしています。
「私の指示と脚本には、絶対に従ってもらう。拒否することは許されない! 拒否すれば重大なペナルティが待っているから、心して臨んでほしい」
「か……監督? この脚本、おかしいわ。『ここでエキストラを皆殺しにする。手加減はせず、思い切り刀を振り下ろすこと』って、なに? どういうこと?」
「もちろんその刀は真剣だし、エキストラは全員了承済みだ。遠慮はいらない」
「遠慮って、あなた、頭おかしいんじゃないの!? 私に人を殺せっていうの!?」
「君が彼らを殺すたび、故郷で貧困にあえぐ彼らの家族へ莫大な報酬が支払われることになっている。彼らは了承済みなんだ、遠慮なくやりたまえ。さあ! さあ、やるんだ!!」
「く、狂ってる! こんなことに付き合ってられるもんですか、私は帰らせてもら……」
ぱん、と乾いた音が響いて、女優は後頭部を撃ち抜かれて前のめりに倒れました。監督は紫煙たなびく銃を手に、つまらなさそうに鼻から息を吐き出します。
「彼女は降板するそうだ。スターになれたかもしれないっていうのにな。さあ、傑作の撮影に戻ろう! 次の役者を呼んでくれたまえ!」
チャンネル3……。
ぱち、ぱち、ぱち。虹子は鷹揚に手を叩きます。
「素晴らしいですわぁ……! 苦悶や絶望が出演者たちの顔を黒々と塗りつぶしていくこの映像こそが、MFS! の醍醐味! そうでしょう? ねえ……秘子さん?」
世にも無様な
デビューライブ
の失敗を経て、今では彼女はフツウの高校生として、日々を安穏と過ごしています。
勝手にしていろ、と虹子は思います。もはや虹子の興味は、彼女にありません。
かつて彼女が深夜のテレビに描き出してきた世界は、本当に素晴らしかったのに……番組は終わりの時を迎え、虹子の希望は砕かれました。
「でも、安心してくださいな。これからは私が、番組を引き継いで差し上げますから。そう、アイディアはいくらでも、無限にあるのですから……ふふ。ふふふふふっ♪」
ざざ。ざざざざ……放送を終えると、テレビの中で嗤う虹子の姿は白黒の砂嵐にまみれて、溶けていきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月09日
参加申し込みの期限
2017年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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