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授業風景 〜1年9組と10組の女子の場合〜
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chapter.2 ショータイムの予感
「いよいよ授業開始だね! さて、ベストポジションはどこかな?」
2階の卓球場で有紀の声を聞いていた下心は、覗きを円滑に行うため最適な場所——いわゆるエデンを探して、ほふく前進をしていた。
「おっ、あそこなんか良さそうだね」
そう言って彼が見つけたのは、卓球場と吹き抜けの体育館西側を遮るように設置された柵の近くだった。
柵だけでなくネットも張られているので、より見つかりにくそうという利点もある。
下心は、ここをエデンと決めた。すると早速、彼は懐から双眼鏡を取り出す。
レンズ越しに見えた景色は、若さに溢れた女子たちの体操服姿。彼は今、至福の時を迎えようとしていた。
同時に、与太郎もまた、カーテンの陰から、より近い距離で、臨場感溢れる映像を全身で感じ取っていた。
あまりに全身で感じ取りすぎたため、彼の股間は早々に大変なことになっていた。
「あっしのエロ眼力……いや、エロガンにかかれば、ここにいる女子たちは丸裸も同然……スリーサイズもお手の物でやす。伊達にギャルゲーで鍛えてはいないですぜ」
まるで女性のスリーサイズを見切るろっこんでも持っているかのような彼のひとりごと。
実際は全然違う力なのだが、その言葉には思わず「そうなのか」と納得してしまいそうな迫力があった。それは、彼の股間に設置された主砲からも伝わってくる。
なにせ、その主砲はあまりの迫力で、カーテンから今にもはみ出そうになっているのだ。はみ出し刑事ならぬ、はみ出し童貞である。
彼らの暴走は、このまま続いてしまうのだろうか。とても心配なところなのだが、なんとこの時、心配の種はさらにあちこちで蒔かれていたのである。
◇
1限目の授業を受けようとしていた
初島 優
は、先生が少し遅れるとの情報を聞き、これ幸いと窓からグラウンドを眺めていた。
こうして時々、そこで行われる女子の体育を見ているのが優は好きだった。
しかし。
「……あれ? この時間って体育科の授業だよねー?」
優は首をかしげた。彼の視界には、体操服を着ている女子などどこにもいなかったのだ。おかしいと思った優は、携帯を取り出す。そこには、例の桃色破廉恥小隊が残した文字があった。
『与太郎、体育館は観測地点がいっぱいでいいね。そっちはどうだい?』
『ばっちりですぜ、下心隊長。あっしは今、特等席で待機中でさあ』
それは、先ほどの下心と与太郎のやりとりだった。どうやら興奮のあまり、ついうっかり間違ってメールではなくねこったーに文章を送ってしまったようだ。
「これって、隊長と山田くんだよねー。ていうか、体育館だってー……!?」
彼は、驚きを隠せなかった。なぜなら、体育館は少し前に
床が抜けるという事故
が起きて、使い物にならなかったと記憶していたからだ。
「工事……終わっちゃったの……?」
ご名答である。
そして、もうひとつの事実。優が下心を「隊長」と呼んだということは……彼もまた、なんたら破廉恥小隊の一員なのだということだ。
隊長たちが懸命に活動している、そして今自分の中で沸き上がる、抑えられない欲求。となれば、優の取る行動は、もはやひとつしかない。
「よし……こうなったら……!」
先生がまだ来ないのを良いことに、優はこっそり教室を抜け出し、中庭へと出た。
そこにあった茂みのひとつに身を潜めると、彼は紙袋を頭から被り始める。それが、彼にとっては覆面の代わりであり、ある種のスイッチとなっていた。
「ファファファ……我が名は紙袋さん! 桃色の魂を宿せし者なり!」
ちょっと危ない感じのキャラになった優は、「さあいざ行かん、桃色の楽園」と声高に告げ、体育館へと向かっていった。
優の恐ろしいところは、欲求に素直でありながらも、慎重深いところであった。
女子の体育は見たい。しかし相手は女子といえども体育科。もし見つかった場合のことを考えると、かなりリスクは高い。
そう判断した彼は、中庭から一度テニスコートの方へと向かい、ぐるりと大回りする形で体育倉庫を経由し、体育館の裏へ行くという進路を取った。
まあぶっちゃてしまうと、用心していた相手はほぼ全員体育館の中にいるのでそこまで迂回はしなくても大丈夫なのだったが、それでも体育館裏に目標を定めたのは鋭い着眼点と言えるだろう。
優が作戦通りテニスコートを通り、体育倉庫まで差し掛かった時だった。
「む、アレは……!」
視線の先に、自分と近いにおいを発している男を見つけ、優は思わず声を発していた。
その声に気づいた男が、優の方に振り返る。それは、蝶マスクを顔に装着し、額のところになぜか角のようにクラッカーを付けている
冴木 竜司
だった。
「おおっ、紙袋さん!! まさかこんなところで会えるとは!」
竜司もまたやはり桃色なんたら小隊の一員であり、小隊の中で紙袋さんは既に周知の存在であった。体育館付近で会ったということは、目的は同じだろう。そう察した竜司は、同志の登場にすっかりテンションが上がっていた。
しかし一方で、優が竜司の変装に疑問を抱いていたのも事実である。
「桃色の魂を宿せし者がここにもいたか……しかし、その珍妙な格好は一体?」
紙袋を被っているのもなかなか珍妙ではあるが。ここだけ見たら、完全に仮装パーティー的な雰囲気だ。
「へへ、俺は生まれ変わったのさ! 愛の紳士、『龍神』としてな!」
「龍神……!」
優が一応それっぽいリアクションをとってあげる。ちなみに龍神と書いて「ロンシェン」と読むらしい。
「それで、龍神よ……ここにいるのはやはりアレが目的であるな?」
優がびしっと体育館を指さすと、竜司は大きく首を縦に振った。
「もちろんさ! あそこには幼女たちの運動姿と、女子たちのおっぱいが溢れてるんだ!」
「ファファファ……それでこそ桃色の魂を宿せし者!」
ふたりは握手を交わした。仮装パーティーから、変態パーティーへと変わった瞬間だった。
「そっか、紙袋さんは用心して迂回したからここを通ったってわけか……」
優から事情を聞いた竜司は、うんうんと頷いて納得していた。
と、逆に優が聞き返す。
「龍神も用心してこのルートを?」
「いや、俺はちょっと体育倉庫に寄ってたんだ。なぜかって? それは、犯罪者にならないためだ!」
「ほう?」
優が続きを促すと、竜司はその真意を語り始めた。
「いいか紙袋さん、確かに俺は小さい子が一生懸命体を動かしたり、その横で揺れたりしているおっぱいを見たい。だがしかし! 悲しいかな、ただ見るだけじゃあ、それは視姦という犯罪行為になってしまうんだ!」
ほうほう、と耳を傾けている優に、竜司は言葉を続けた。
「そこで、紳士の俺は先回りして、女子がここに来る前に、更衣室に大量の差し入れを置いてきたんだ!」
「……?」
「ほらだからつまり、そういうアフターケア的なことをあらかじめやっておくことで、ただ見てるだけじゃないんだぞっていうアピールを……」
竜司は説明を繰り返すが、大変残念なことに、犯罪行為はいくらケアしたところで犯罪行為である。
しかしまあ、優がやろうとしていることも結局は覗きなので、深くはつっこまないことにした。というよりむしろ、この日たまたま南校舎の更衣室が朝清掃中になっていて、女子が体育倉庫で着替えていたということを察知していた竜司の情報収集能力に感心した。
「龍神、恐ろしいヤツであるな……」
「紙袋さんこそ、その用心深さ、さすがだな!」
再び握手を交わした紙袋と蝶マスクプラスクラッカーの仮装コンビは、そのままのノリで互いの目的地である体育館へと足を向けた。
彼らが固い握手を交わしていたその頃、優と竜司の目指す体育館、その外側の壁にひとりの男がいた。
否、正確には、ロープを使って壁を上ろうとしている男がいた。軍人さながらの動きを見せているその男は、
草薙 龍八
。何を隠そう、桃色破廉恥なんたらの参謀というポジションにいる人物だ。
つまりは既に内部に侵入している下心や与太郎、そして今まさにここへと向かっている優や竜司と同類だ。
「怪我の治りかけたこの体には、ちょうどいいリハビリだな」
以前大きめの怪我をその肉体に受けたからか、確かに彼本来の力を考えれば壁を上る速度はやや遅く思えた。
「体育の授業とは、おあつらえ向きのミッションじゃないか。利用してやろう」
なんと、龍八は女子の体育さえ、自らの技術向上に用いようとしていたのだ。恐ろしい男だ。もしくは、それを口実に覗きたいだけなのかもしれない。どちらにしろ、そのバイタリティーが恐ろしい。
だが問題は、そんなことではない。
先にも述べたように、今この体育館には、続々と覗きを企む者たちが集まってきている。それも、ほぼ全員がなんたら破廉恥なんたらとかいう怪しげな組織のメンバーだ。
彼らの視線は揺れることなくただ一点、女子たちに注がれている。その気持ち悪さを感じ取ったのか、生徒たちの柔軟の様子を見ていた有紀が再び窓の方を見た。
「ん? やっぱり気のせいか……? さっきも似たような違和感があったんだけどな」
誘惑に招待された小隊の正体に有紀は気づかない。
そして、柔軟体操が始まった。とうとう始まってしまったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月28日
参加申し込みの期限
2013年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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