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粘土にぶつける俺たちのパッション!
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【そろそろ出来てきたみたい】
「……うっし、出来た!」
宇佐見 望月
が、どんぶりを掲げて宣言した。
「もっちゃんセンパイは何を作っていたのだ?」
早々に作業を終えていた
後木 真央
がのぞき込む。
「どんぶりだ。こんだけでかけりゃ、ご飯もたっぷり入るだろ!」
「庚ちゃんと似たようなこと言ってるのだ~」
真央の口から名前が出た
如月 庚
も、どうやら完成したところらしく、こちらに目を向け親指を立ててみせる。
「みんなたくさん食べて、元気になるといいのだ!」
「食器を作ってるやつ、多そうだもんな。……お? それ、何作ってンの?」
望月が、
青野 海仔
の作品に目をとめる。
「これは、そばのセットだよ。ここにつゆを入れておいて、こっちで食べる」
「そばか~! そばもいいよな、渋いなあ!」
「うん。上手く焼けるといいんだが」
片づけを始める海仔の裸像を、
北美浜 薫子
も完成させた。
「ふふー。完成じゃぁ」
きちんと、乳は髪の毛で、股間は手のひらで隠れる親切設計だ。
「初々しい裸体じゃのう」
触って確かめたサイズよりも、若干乳を増量したサービス付きだ。
薫子は何度もうんうんと首を大きく振って、像をながめた。
「ふむ、こんなものだね」
畑生 言嗣
も、熊の置物を完成させた。
「結局、何を作ったんだ?」
浮舟 久雨
が振り向く。
「熊の置物だよ」
「……上手いな」
口を大きく開けた熊の像だ。迫力がある。
それだけ器用に作ることができるのなら、何もわざわざ尻など作らなくてもいいのではないかと、久雨は呆れ混じりに考えた。
モデルにされたとなると、どうも落ち着かない気分になる。
「本当に、物好きだな……」
小さな声でつぶやいた。
邪衣 士
も、ついに与作を完成させた。
制作中は、何かにのっとられたかのように目もうつろになり、異様な雰囲気をただよわせていた士も、完成と同時にすっきりとした面持ちを取り戻した。
「……いつの間にか完成していたが、これが与作……か?」
作った本人が、なぜか作品を前にしてうなっている。
「思った以上にクオリティは高く仕上がっているか。ううむ」
無意識下にひそんでいた、彼なりの与作像なのであろうか。
与作と称して作られたのは、筋肉質でやけにガタイのいい男が、つるはしを片手に、サンマの皮をかぶっている――そんな像だった。
しかもその男、よく見ると顔は校長にそっくりである。
「地下帝国の守り神にふさわしい姿、……なのか?」
首をひねる士の脇には、
後木 真央
の作った魔除けのデスマスクが、みっつ並んで転がっていた。
デスマスクと与作を並べてみると、意外と雰囲気がマッチしている。
「うん。まあ、猫鳴館らしいか」
回転院 環
は上機嫌のまま、作成した勇者カビパッチンと赤カビ大魔王を提出した。
工芸室の前方には、出来上がった作品がぞくぞくと並べられていく。
「皆、どれが誰のかわからなくならないように! 用紙に名前を書いておいてね」
沙穂が注意をうながす。
それを聞いた生徒たちは、名前を書いた用紙とセットで置いていく。
桐生 計都
も、猫のメシエを提出して、他の生徒の提出物を見てまわっていた。
「本当に人それぞれですね。見ているだけで、インスピレーションがわきそうです」
生徒の熱意がこめられている作品には、エネルギーがあるように感じる。
白柳 さえ
が丁寧な手つきで置いた花瓶はかわいらしいものだった。
眠そうな態度でよろよろと
黒鯨 やみぴ
が運んできた湯飲みは、シンプルだが味わいがある。
同じ湯飲みでも、
市橋 誉
の湯飲みはどっしりとした存在感があり、やみぴのものとは雰囲気がかなり異なる。
もちろん、誉の湯飲みの影には、こっそりと動物のかわいらしい箸置きがふたつ並んで隠れていた。
草薙 龍八
と
横嶋 下心
も、それぞれ沙穂をモデルとした女体像を提出した。
肉体をテーマとした作品はいくつかあったが、龍八の作品はずいぶんと手がこんでいるように見える。
そして、下心の作品からは、じわじわとにじみ出る熱意を感じる。
同じ女体を題材としていても、
尾鎌 蛇那伊
の作品は他とは一線を画していた。
欲望を感じさせない、芸術的な美しさを体現している。
上下に分かれたかまどの女神を運んできた
旅鴉 月詠
が、蛇那伊に話しかける。
「これは力作だね」
「あら、そっちもかなりのものじゃないの。面白いわね、これ、組み立てるの?」
蛇那伊の像は、彼の図体に似合わない、繊細さも秘めた作品だ。
月詠の像は、逆に大胆なまでに思い切りがよいものだった。
「あらぁ、これなんて素敵じゃないの!」
ことのほか、蛇那伊は、月詠が次に運んできた、こぶりな土偶とマメダヌキが気に入ったようだった。
小山内 海
と
桜庭 円
が、花瓶とにゃーくんの置物を並べて置いた。
北条 冬華
の湯飲みの横には、
御剣 刀
が食器をぞろぞろと並べていく。
そして、
ブリジット・アーチャー
は、サンマのぶつ切りの手足と胴体を適当に配置していった。
ブリジットが、円に言う。
「焼き上がったら、このサンマ、そこの焼き物のにゃーくんにあげるわ」
「いいの!? だったら、一緒に組み立てて遊ぼうよ!」
いろいろなポーズをとらせて写真を撮ってあそぼうと、円はわくわくした声で言う。
「楽しそうですね」
『いいな おもしろそう』
冬華と海も笑顔をみせた。
「今日はありがとな、御巫」
モデルをつとめてくれた
御巫 時子
に礼を言って、
握 利平
が作品を運んでくる。
「うわっ、なんだこりゃ!」
作業台にバラバラに置かれたサンマさんの手足を見て、ぎょっとした利平がうわずった声をもらした。
「利平さん、どうかしましたか……?」
時子が、寮で隣室の
桜 月
と連れだってやって来た。
「ああいや、これな……」
「まあ……」
「ええと、これは……、何だろう」
時子と月も、思わず顔を見合わせた。
「ふおおおおおっ、時間ぎりぎりになっちゃうよ~っ」
筋肉ウォッチに熱心になりすぎた
桃原 空音
は、せかせかと両手を動かしている。
「でもあたし、締め切りに終われるのには慣れっこなんだよねっ。うへへ、筋肉楽しいなぁ!」
慌てながらもハイテンションな空音と、もう一人。
恵御納 夏朝
も、最後まで粘土をいじっていた。
こちらは焦った様子もなく、マイペースに細部に手を加えていく。
「こねこね、こねこね、こねこねこね……。猫さん、いっぱい……」
凝り性な彼女は、どうやらどっぷり作業にはまってしまったようだ。
こねこね、こねこね、指先が動く。
やがて、時計を確認した沙穂が終わりを告げた。
「はい、そこまで! 皆、よく頑張ったわね。とてもいい顔をして粘土に触れていたわよ」
沙穂は、一週間後の放課後に各自作品を取りに来ることと、釉薬を使いたい生徒は今から集まるようにと、全員に告げた。
「それじゃあ、片づけもしっかりやるわよ。忘れ物もないようにね!」
解散となった後で、沙穂の元には月詠と時子がやって来た。
月詠は、これはかまどの女神だからと沙穂に告げ、生徒達の作品が上手に焼きあがるようにとヘスティアに祈った。
時子は、沙穂に焼くところを見学したいと申し出た。
「大丈夫でしょうか……? 少しの間でも良いのですが……」
「うーん、そうね。ずっとというわけにはいかないけど、放課後に少しだけなら構わないわよ」
「よかった。ありがとうございます……」
お辞儀をする時子の肩で、小鳥も鳴いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月12日
参加申し込みの期限
2013年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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