this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ぼくらのフツウをまもるため
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
30
つぎへ >>
【ミルとランドとばーべきゅー】
迷宮庭園の只中で、期せず、剣呑な空気が広がり始めたその頃、そこからさらに離れたとある広場では、そこぬけに明るい長閑な光景が広がっていた。
「……これは、どういうことなのかしらね?」
狼の獣人と化した
椎井 莉鳥
は、狼耳をぴくぴくとさせながら、やれやれといったふうに小さく溜息を吐いた。
「さあ、いったいどういうことなんだろうね」
そんな莉鳥の声に応じたのは、やはり狼の獣人と化した
北里 雅樹
だった。
二人は、もれいびであり、神魂のことは知っていたが、クローネのことはよく知らなかった。
さらに言うと、二人にはクローネのことなどどうでもよかった。
それよりも、さっさと元の世界に帰りたかった。
だが、この世界で、自分達にできることなどそうそうなさそうだ。
遠くの空に浮かぶ、透明で巨大な牛のことなど、もはや考えるのも面倒だ。
「……とりあえずせっかくだから食べましょうか?」
「そうだね。とりあえずせっかくだから食べようか?」
莉鳥はそう言って、雅樹は静かに頷いた。
幸い、食べるものは豊富にあり、それを焼くための器具も揃っていた。
広場には楽器を持った獣人達の軽やかな音楽が鳴り続けている。
二人は、じゅーと肉の焼ける音と匂いに身と心を委ねながら、世界を成り行きに任せた。
来島 アカリ
は、ほぼ猫になっていた。
(むー。なんかいい匂いがするぞー)
姿こそ猫耳と猫尻尾を生やした人間という格好だったが、その心はすでにほとんど猫になっていた。
(とりあえずひなたぼっこでもするかー。あー気持ちいいにゃー……ふにゃっ!?)
と、そこで心地よくまどろんでいたアカリは悲鳴に近い鳴き声をあげた。
突然、鼻の頭に何かをぶつけられたのである。
「ふしゃー!(何すんだ!)」
と、アカリは赤い目を大きく見開いて、反撃体勢を取った。
そこにいたのは、アカリもよく知るあの人物のほぼ猫化した姿だった。
獅子目 悠月
も、ほぼ猫になっていた。
(あの演奏家達、なかなかいい腕だな……。俺も何か楽器でもあればよかったんだが……)
そんなことを考えながら、悠月がご機嫌で散歩をしていると何故か妙に気になるやつがいた。
(なんだ、あいつ……。気持ちよさそうな顔して寝てるな)
それは、悠月もよく知る
来島 アカリ
がほぼ猫化した姿だったのだが、同じくほぼ猫化してる悠月にはそれと気づけなかった。
悠月は、アカリをしばしじっと観察することにした。
しかし、アカリは気持ちよさそうに眠るばかりで、悠月のことに気づく様子もない。
(む……、別に一緒にひなたぼっこがしたいわけではないが、相手にされないのも癪だぞ……)
自分でもよくわからない感情に駆り立てられるようにして、気がつけば悠月は尻尾でアカリの顔をはたいていた。
「ふにゃっ!?」
アカリが悲鳴を上げると、なんだか悠月はとてもいい気分になった。
(ふふん。どうだ)
と、悠月は思わず鼻など鳴らしてアカリを見た。
すると、アカリは『ふしゃー!』と声を荒げて、尻尾に噛みついてきた。
「にゃ……!?(なっ……!?)」
それは、ある意味でごく当然の反応だったが、それに悠月はひどく驚き、そしてムカついた。
(この、よくもやったな……!)
悠月はアカリに飛びかかり、アカリの首筋にがぶりと噛みついた。
「にゃあっ!?」
ふたたびアカリが悲鳴を上げて、直後、反撃の猫パンチが悠月の顔面にヒットする。
(……上等だ。こうなったらとことんやってやるっ……!)
それが、悠月の闘志に火を点けた。
かくして、二人(二匹)は、ぐるぐると草むらの上を転がるようにして、文字通りの意味でキャットファイトに突入した。
二人(二匹?)は真剣に怒っているようで、それでいてどこか楽しんでいるようでもあって、自分達を見つめる一人の獣人の視線には全く気づこうともしなかった。
オルカ・ヴィヴァルディ
も、猫になっていた。
(一緒に異世界に来ちゃった悠月を探して歩いてみたら……まさかこんなことになっているなんてね)
ただオルカは、悠月やアカリと違って、まだ人間の頃の記憶と意識が充分に残っていた。
(まさか悠月が猫になっちゃうとはね。まあ、かくいう俺もなんか生えてるけど)
そんなオルカの視線の先には、ほぼ猫と化した悠月とアカリが草原を転げまわりながらじゃれあっている姿がある。
「お~い、悠月~」
とオルカが呼びかけてみても、悠月はアカリとじゃれあうのに夢中でこちらに見向きもしてくれない。
「やれやれ。妬けちゃうね」
と、一つ嘆息したオルカの視界の中に、ふと飛び込んできたものがあった。
それはおいしそうな野菜とお肉の盛り合わせと、それを焼く調理器具の数々だ。
「……なるほど。どうせ焼くなら、美味しいお肉を焼いてみようかな」
ぺろり、と舌なめずりをして、オルカはいそいそ三人分のBBQの調理を開始するのだった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
30
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ぼくらのフツウをまもるため
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!