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ぼくらのフツウをまもるため
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【On your mark】
青い空にパン、パン、パンと空砲の音が鳴り響く。
広大な大自然の一角に、大きな横断幕のようなものがかけられた、巨大な門のような人工物が作られていた。
(……ミルミル杯レース?)
白猫耳と白猫尻尾を生やした
恵御納 理沙
はその横断幕に書かれた『ミル』という文字に、青い目を瞬かせた。
『はーい。己の魂を賭けた乾坤一擲の大勝負――ミルミル杯レースに参加したい方はこちらにお並びくださいワン。勝者側には、お好きな魂一人分を返還しますワン』
ふと声をした方に目をやれば、馬の着ぐるみのような謎の生き物が参加受付というたすきをかけて、まわりのどうぶつ達に参加を呼び掛けている。
(……ところで、どうして馬なのにワンなのかしら?)
理沙は、若干、いやかなりその部分が気になったが、今はそれどころではない。
「旦那様、ちょっと大変なことになってるみたい」
理沙は、受付の着ぐるみからルールなどを確認すると、この世界に引きずりこまれていた最愛の夫である
恵御納 久隆
にいちはやくそれを報告した。
「……魂を賭けたレースか。負ければ、ここにいる皆が魂を奪われてしまう……。負けるわけにはいかないな」
大きな黒い馬の姿になっていた久隆は眉間に深く皺を刻むと、真剣な声音でそう言った。
(……私は守らなければならない。大事な家族を……)
心の中で決意の言葉を呟き、久隆は背筋をヒンと伸ばしてあたりを見まわしながら大きな声で言った。
「レースに参加する者達よ。作戦会議がしたい。少しだけ時間を貰えないだろうか?」
落ち着いた良く通る声に、一人、また一人とけもの耳をぴくつかせて、動物化した『ひと』・『もれいび』・『ほしびと』達が集まってくる。
久隆と理沙は互いに頷き合うと、集まってきた面々に対して、手際よく情報交換と作戦の共有を開始した。
† † †
ほしびとの
リリエル・エーテライト
も、そのレース会場にやってきていた。
『メリイちゃん、レースですって! 一緒に参加してみましょう!』
白鳥の姿になっていたリリエルは、くるりと後ろを振り返り、一緒に異世界に引き込まれた友人の
メリィ・ランページ
にそう声をかけた。
『ふむふむ、レースか。そのミルとかいうのに勝てばいいのね』
メリィは虎の姿になっていたが、元々が虎の獣人である彼女にはそれほど違和感がなかった。
それよりも、大事なのは負けたら魂が食べられてしまうというこの状況である。
『負けたら、魂を食べられちゃう? そんなの絶対ダメ! よしっ、リリエル! がんばろ!』
『はいっ! 一緒にがんばリリエルです!!』
こうして、二人は協力して、ともに1・2フィニッシュを狙うことを誓った。
† † †
入江 みつび
は馬になっていた。
(あの馬、なんでワンって鳴いてるんだろ。もしかして、ここの馬はワンって鳴くのがフツウとか?)
みつびは、どうにも勝手がわからない。
誰か事情をよく知る者がいないかと、あたりをきょろきょろ見まわす。
すると、
「よう、みつびん! 今日はまた一段とポニテがよく決まってるねー!」
「へ? その声は……クモくん?」
どこからともなく聞こえた声に、みつびは馬の目を瞬かせながら振り返った。
はたして、そこにいたのは紛れもなく、クモくんこと
鎌八 まもる
その人であった。
「おー、ほんとにクモくんだ。よく私ってわかったね?」
みつびが感心して言うと、まもるはチッチッチと指を振り、
「そりゃ分かるさ。潮焼けした鬣にかまぼこのピン止め。ひきしまったこの臀部」
パチンとウインクを決めながらさらりと尻尾に手を伸ばそうとした。
「あー。ヘアピンね。なるへそ。って、こらお尻を触るな、変態!」
ぴしゃり、とその手をポニーテイルではたきつつ(余談だが、はたかれたときのまもるは大層嬉しそうだったという)、みつびは納得に鬣を揺らせてみせた。
「というわけで、どうだい、みつびん。ここは俺と組まないか? 俺の操馬テクと君の足があれば優勝だって狙えるぜ?」
「ん? ふふっ、そうでしょ、いい筋肉してるでしょ、私の足?」
まもるの言葉に、みつびはまんざらでもなさそうに笑う。まんざらでもなさそうというか、その表情は大層ご機嫌で一言で言うなら――みつびはチョロかった。
「仕方ないなぁ。いいよ、今回はあんた乗せて言う通りに走ったげる。私だって優勝したいもん」
「よし商談成立よよいのよいっと」
みつびの答えに、まもるはおどけたふうに笑ってみせた。
「あ、でも乗るときは、人の姿のままでいてよね。大きい蜘蛛はちょっと怖いし(笑」
こうして、ここにクモ男+馬の異色のタッグが誕生したのである。
† † †
カラスの獣人となっていた
御巫 時子
は、
串田 美弥子
に乗ってレースに参加することにした。
「美弥子さん、よろしくお願いします……」
美弥子は完全に馬になっていたために、人間の言葉で会話することは不可能なようだった。
それでも、時子は、一生懸命に美弥子に語りかけていた。たとえ馬になっても、美弥子は美弥子であり、彼女は大事なお友達だと時子は思っていたからだ。
そういった心が通じたのか、馬になった美弥子はことのほか時子によく懐いていた。
もともと乗馬には自信のある時子であったが、美弥子(馬)に乗っていると、相性が良いのか、まるで自分が馬になって走っているような錯覚にさえ陥ることがある。
「……これなら優勝狙えるかもしれませんね」
時子は確かな手応えを感じつつ、美弥子(馬)にまたがって、開始地点に並び始めた。
† † †
汐月 ココノ
は、肌の一部に蛇の鱗が浮き上がっていた。
ココノのそばには下半身が馬化した
浮舟 久雨
の姿があった。
「では、ココノ。手筈通りに。頼んだぞ」
「うん」
久雨の言葉に、ココノはこくりと頷くと、穏やかな微笑を浮かべつつ、受付の着ぐるみにそっと声をかけた。
「あの、私達も参加いいですか?」
『はいワン。貴方達はチーム参加ですワンね?』
馬の着ぐるみが久雨とココノの顔を見比べつつ、確認するように問う。
それに、
「はい。もちろん
私達
がチームです」
にこりと笑って答えたココノの言葉に、若干の含みがあることに、馬の着ぐるみは気づけていないようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
動物・自然
定員
1000人
参加キャラクター数
126人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月06日
参加申し込みの期限
2017年05月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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