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【お花見】しづ心なく花の散るらむ
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魔界の住人たちが悪い存在ばかりではないことは知っている。
だが、極めて悪質な存在がいることもまた、
恵御納 夏朝
は知っているのである。
今回の魔女たちに関しても「極めて悪質である」可能性を夏朝は警戒していた。言うまでもないことだが、当人に無断で憑りついたあげく、やりたいことをできなくするというやり口が悪辣でないはずがないだろう。
――こんなところにも魔界の存在が……魔界からの侵蝕がはじまっているのかな……。
それが事実であれ見当違いであれ、一度は本格的に調査したほうがいいかもしれない。
夏朝もさくに導かれ、戦いの渦中に飛び込んでいた。戦っているなかにサキリ・デイジーカッターの姿もあった。
「サキリ君もいる……! でも、予想以上に魔女の数が多い……」
夏朝はポケットからねこシールを取り出した。自分に貼ってみる。
「半妖精、っていうんだっけ? この状態でも効けばいいけど……」
読みは当たった。すうっと夏朝の体は軽くなり、風が与える飛翔効果は増したようだ。
「シールが必要な人は言って。飛行速度は増すはず……!」
すでに夜海霧楓、トワ・E・ライトフェロゥもこの攻城戦、もとい攻桜戦に参加している。
「ただ着いただけじゃ、樹に戻れないっつーんならしょうがねえ」
楓はホルダーから投げナイフを取り出し、三本の指で逆手につかんで耳の後ろに構えた。脇を締め利き足に重心を乗せ、回転がかからぬよう真っ直ぐに腕を押し出し、投じた。
「魔女を片っ端から叩きおとしゃ、その内戻れるだろ」
上手く投げられたとき、ナイフは余計な音を立てない。ただ間違いなくターゲットを墜とすものだ。
「カエデさすがデス! トワはカエデをbackupするデス!」
「ちびすけ、俺の邪魔をしないことが、てめーのできる最大のバックアップだ」
「わかってマス! トワはカエデをしんじーてるデスカラー、トワがたたかうはしないデス! デスカラさくもトワと待つマス!」
すると、トワを連れてきたさく、楓を連れてきたさく、合計二人のさくが続けて言った。
「わたし、トワと楓、信じてる。だからわたし、トワの言う通りにする」
「わたしも、トワと楓、信じてる。だからわたしも、トワの言う通りにする」
楓が言いたいのはこれだけだった。
「……ついでに、黙っててくれると嬉しいんだが」
「はいデス」
「はいです」
「はいです」
……ああもう!
桜庭円と御剣刀は、背中合わせで魔女と交戦していた。
「やった! ホウキをぶんどった!」
頭上をかすめた魔女に手を伸ばし、円はホウキを奪い取ったのである。
これで墜落するかと思いきや、多少速度こそ落ちたもののその魔女は、「ウキャー!」などと甲高い叫びをしながら、やはり飛んで距離を取った。
「えー! ホウキなくても飛べるのー!」
「俺たちだってホウキも、羽もなしで飛んでいる。おかしな話じゃないだろう」
「ワオ冷静だね刀くん、さすが幼女にキスしようしていた男は違うね!」
「しようとしてないっての! まだ桜庭にキスするほうが可能性高いぞ!」
えっ、と円はホウキを取り落としそうになった。
「刀くんって、ゲテモノ趣味なの……よりによってボクだよ……?」
「そんな悲しいこと言うな。というか桜庭は、もう少し自分に自信を持っていいと思うぞ」
言いながら刀は竹刀を巡らせ、迫り来る魔女をたてつづけに撃破した。
円がさらになにか問いかけようとするも、それどころではない状況ゆえ、『ろっこん』を使って空中に、階段を作って一気に駆け上がる。
刀の姿を見送って、
――自分に自信を持て……ね。
心でつぶやき両腕にはホウキを逆さに握って、
「やきう、やきうだ!」
パンパンと、魔女にばっとならぬホウキを、円はフルスイングで見舞うのだった。
「正直この数を延々と相手するのはキツい――桜庭、何か方法はないか!?」
「魔女と話して和解できたらいいんだけど、なんか話せる雰囲気じゃなくて……」
桜の梢を猛然と駆ける。
「集中攻撃!? 人気者はつらいね!」
コンマ数秒前まで神薙焔のいた場所に、つぎつぎと黒い稲妻が落ちる。物理的な存在ではないはずなのに、びいんと突き立って震える様が矢のようだ。
「でも、考えもなしに逃げ回ってるわけじゃないから!」
木の幹までたどり着く寸前、焔は勢いを付けて跳んだ。
BLAM! BLAM! BLAM! BLAM! BLAM! BLAM!
幹を蹴り反射、振袖翻して横っ飛び、ローリングしながら二丁拳銃を連射するのだ。
着物の裾がスローモーションではためいた。
プシュッ、シュッ、と圧縮空気が爆ぜる様すら見えるよう。
撃ち抜かれ崩壊する魔女が、一人、二人、三人。
これで背景に鳩でも飛べば、香港ノワールの映画さながらだ。
志波 武道
もさくに連れられこの場所に到達し、すでに戦いが始まっていることを知った。
「あの桜……悲しそうに見えるね」
「武道、わかるの?」
さくが訊いた。声が聞こえるってわけじゃないけど、と返事して武道は着地する。
「年に一度の咲くべきときに、咲けない無念というのは理解できる気がするんだ。魔女という存在は、ここから見える限りでは木の病気か寄生菌の類なのかな? それでも、人の姿を取っているものを攻撃するのはいたたまれないね」
神薙焔やキュルビス・ラムズイヤーなど、見知った顔が戦っているところが見える。倒された魔女は、黒い胞子のようなものになって、そのまま空気に溶けているようだ。だとしても武道としては、別の手段で解決を試みたかった。
「それでさくちゃん、手伝ってもらっていいかな?」
「手伝う? なにを? わたし手伝うよ」
武道がこの場所に到着するまで、時間がかかったのには理由があった。彼はこの場所に直行せず、病院とその周辺で使えそうなものを調達してきたのだ。
「半妖精になっても、人間以外には触れるし道具として使用もできる……原理は判らないけど、おかげでできることがあるんだ」
それはね、と武道はさくに意図を告げた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
117人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年05月20日
参加申し込みの期限
2017年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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