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荒野のウェスタン ~ネコジマ大陸は夕日に暮れて~
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■運命のわだちが交わる場所
「馬に牛用の蹄鉄をつけてアジトの場所を誤魔化していたようだ」
「ほんとだ、牛の歩幅と全然違う。これが牛だったら足早すぎだネ」
馬を下り、地面を調べるまもるとアネット。
碧南はなんのことだろうという顔で地面のくぼみを眺めていた。
「ここから先は間違いなく危険になる。二人はここで待っているんだ。いいね?」
まもるはアネットと碧南をその場に残すと、盗賊のアジトへと乗り込んだ。
砂を踏むウェスタンブーツ。
「やあ盗賊団の諸君。このバッジが見えるかい?」
保安官の星形バッジを指ではじくと、まもるは素早く馬から飛び降りた。
銃を抜く盗賊たち。
ナイフをとって襲いかかる義眼の男を蹴倒すと、まもるは銃をテントへと向けた。
新たなる気配。テントをはいで現われたのは、なんと最新式の回転ハンドル式連射銃である。
「ここまでそのままだとゾッとするね」
言いながら、まもるは遠くの木めがけてフックガンを放った。
リールの巻き取りによって高速で飛び退くと、それまでいた場所が蜂の巣状に破壊された。
「さあ今度こそ、スペクタキュラーにいくゼ!」
ウィンクと共に素早く銃撃。
太陽の位置をとられた盗賊たちはまぶしさに目をくらませ、まもるは一方的なまでの射撃でもって盗賊たちを撃ち倒していく。
フックを外して着地するまもる。
部下を見捨てて逃げ去るボス――の眼前に、保安官バッジが回転して突き刺さった。
「ひいっ!」
「オレから逃げられるなんて、思ってないよな?」
バッジを放った指をそのままに、まもるは再びウィンクした。
盗賊団のボスを縄でがんじがらめにした後、まもるはアネットと碧南を呼び寄せて盗品をあらためた。
盗まれた品を持ち主に返すのも、保安官の大事な仕事なのだ。
「指輪に宝石。時計に銀歯……おきまりとはいえ、失った人からすれば大事なものだ。必ず返してあげよう」
「大事なものねえ」
指輪をつまみあげてしげしげと眺める碧南。
そんな中で、アネットはテントや馬車を覗き込みながら首を傾げていた。
「おかしいなあ。あるはずなのに」
「どうかしたかい?」
「うん。鉱山の美咲紀さんがね、鉱石が盗まれたって言ってたんだよ。だからここにあると思ったんだけど……」
「本当か? だとしたら妙だな」
大量の鉱石は重いしデカいしなによりかさばる。
集団で協力しなければ盗み出すなんて不可能だ。
それに置いておく場所だって限られる。
「この辺りじゃ、ここの盗賊団以外にそんなことができる連中はいないはずだ」
「そうよねえ。金持ちが沢山人を雇ったんでも無い限りは……」
碧南がそう呟いた途端、まもるとアネットが同時に振り返った。
「「SOREDA!」」
「NANIGA!?」
酒場のカウンター奥で、舞華はげっそりとしていた。
あんまり来て欲しくない客が一日に二度も来たからだ。
「やあ舞華。儲かっているかね」
貴族のウェインだ。
「悪いが、酒場の貸倉庫を見せてもらえないかな。友人から預かっていた品が入っているんだが」
「はあ、構いませんけど……手形はございますか?」
「勿論だとも」
ウェインは札の片割れを取り出した。札を二つあわせて一つの文字とする手形だ。預けたのは誰とも知らない流れ者だったが、手形を出されれば開けないわけにはいかない。
舞華はため息交じりに倉庫の鍵を手に取った。……その時である。
「そこまでなのです!」
酒場のウェスタンドアを押し開き、美咲紀が飛び込んできた。
横には保安官のまもる。
「舞華さん。そいつを渡しちゃだめだ」
「その倉庫の中身は、私から盗み出したものなのです!」
「な、なぜそれを……!」
明らかに動揺するウェイン。隠そうともしない振る舞いに、美咲紀は腕まくりをしてみせた。
「観念するのです。盗賊団に罪を着せたまま私たちの鉱石を奪おうだなんて、そうはとんやがおろさないのですよ!」
「とんや?」
一方でバッジを光らせるまもる。
「ウェインさん。あんたは町の経済を美咲紀さんと二分する存在だ。美咲紀さんが没落すればやりたい放題。おまけに財産も奪えれば一石二鳥って寸法さ。盗賊団に機関銃を横流ししてオレの追求をさけるつもりだったようだが、その程度でオレから逃れることはできないぜ」
フックガンを掲げ、まもるはウィンクした。
ウェインは歯がみすると、周囲のボディーガードに呼びかけた。
「ええい、だったら今黙らせてやる。こいつらを殺せ! 鉱山婦人も保安官も、知っている奴全員だ」
「え、それって私も含まれます?」
えらいとばっちりだとばかりに振り返る舞華を無視して、ボディーガードのガンマンたちが銃を抜く。
一方その頃酒場の外では。
「ちょっと、いい加減どっかいきなさいよ。あんたに興味ないって言ってるでしょ!」
碧南が身なりのいいガンマンにしつこく言い寄られていた。
どう見ても脈が無いのに諦めない姿に、横で見ていたアネットも呆れ気味だ。
が、碧南の性格をよく知っていたなら羽交い締めにしてでも彼女を止めただろう。
なにせ彼女は、貴族の息子に顔面パンチして飛び出してきた女である。
「おとといきやがれっ!」
汚い言葉と共にガンマンの顔に拳が入った。
ぐおおといってウェスタンドアを抜け、店内へと転がっていく。
「ちょっとよっと、ダメだよ手ぇ出しちゃ。しつこくても人間なんだから」
アネットがフォローするために店内へ入る。
と。
「死ねぇ!」
「蜂の巣にしてやる!」
「くたばりやがれ!」
その場の全員が銃をぶっ放し合う大戦争がおきていた。
「……」
「……」
顔を見合わせる碧南とアネット。
「えっと、私のせい?」
まもるに蹴り飛ばされてきたガンマンをかがんでよけ、碧南は腰のホルスターに手をかけた。
「大丈夫よ、銃の撃ち方くらい知ってるんだから!」
と言って引き抜いたのは、ケチャップのボトルだった。
「……」
「……」
再び顔を見合わせる碧南とアネット。
「これは、私のせいね」
やがて飛んでくる無数の弾丸。二人は防弾仕様になったカウンターの後ろへ転がり込んだ。
そこでは。
「やあ、今日はどこも騒がしいな」
朱真が優雅にコーヒーを飲んでいた。
挨拶でもするようにカップを小さく掲げてみせる。
そして、鞄から碧南のピースメーカーを取り出した。
「ジュストからの預かり物だ。必要だろう?」
銃を投げる朱真。
それをキャッチするべく手を伸ばし、飛び上がり、カウンターの上を転がり、素早く射撃。撃鉄をすぐに押して連射、連射、連射、四連射。
右から左に薙ぎ払うかのようにガンマンを倒した碧南は、自分の行ないに自分でびっくりしていた。
「えっ、すごいじゃない! 銃の扱いそんなにうまかったのネ!」
カウンターから顔を出すアネット。
「うん、なんだか私、天才だったみたい」
とかやっていると、伏せていた舞華がガンマンにつかまった。
こめかみに銃をあてられ『大人しくしろ』と脅しつける。
舞華は暫くかよわいウェイトレスの顔をしていたが、視線はアネットに向いていた。
頷き、腰に手をやるアネット。カウントを三つ。
立ち上がると同時に、アネットは――。
「こっちをむけ!」
指でっぽうの先からホットソースを勢いよく射出。
顔面に浴びたガンマンは思わず顔を押さえた。
その隙に腕関節を逆向きにガッとやる舞華。
驚いて銃を向けてきた別のガンマンには、彼が銃を向けるよりも早く射撃。
「な、何者だあんた……」
「問われて名乗るもおこがましいが」
同時に倒れるガンマンたちの中心で、舞華は椅子に足をかけた。
「当酒場のウェイトレスにしてマスターにして泣く子も黙る賞金稼ぎ。酒場乙女リリカル☆マイカちゃんとはあたしのことです!」
「設定もりすぎ!」
下から合いの手を入れてくるアネットにふふんとドヤってみせる舞華である。
ガンマンが次々と倒されていく。
ウェインは声を荒げた。
「保安官はともかく他は女ばかりだぞ、なにをやってる!」
「おっと、男ならここにもいるぜ」
声と共に銃撃が浴びせられ、ウェインの周囲にいたガンマンたちが倒されていく。
「誰だ……!?」
振り返ると、吹き抜けになった二階の手すりに三人の男が現われた。
「敵か味方かカウボーイ、なんてね」
二丁拳銃を構え、ニヤリと笑う。
「事情は聞いたぜ。
ジュスト・ランベール
、助太刀する!」
「同じく、
八神 修
! 困ってる人は放っておけないしね」
「同じく、新田 亮!」
二丁拳銃を構えた亮に、ジュストと修が同時に振り返った。
「「誰?」」
「ただの通りがかりだ。すぐにでも食事がしたいんでな、掃除を手伝わせて貰う」
まもる一人でも手こずるというのに、才能あふれたガンマンがああも沢山いたのでは勝負にならない。
ボディーガードを捨て駒にして、ウェインは酒場の貸しベッドルームに逃げ込んだ。
「お取り込みですか、旦那様」
部屋には莉鳥がいた。
ベッドに腰掛け、艶やかな薄着のまま。
枕の上には拳銃がひとつ。
「莉鳥! いいところにいた。私を逃がせ! こういうときのために貴様を買い取ったんだ!」
「そのまえに、ひとついいかしら」
銃を手に立ち上がる莉鳥。
「あるインディアンの一族を、村ごと焼いたことがあったわね。盗賊団のボスと取引をして、村を襲わせた」
「なんだ? 何を言ってる」
銃声。
首を傾げるウェインの足から血が噴き出した。
「あっ――!?」
みっともなくわめいて転がるウェイン。
硝煙ののぼる銃口をそのままに、莉鳥はそれを見下ろしている。
「鉄道を敷くのに、村の景観が邪魔だったというだけの理由であなたはパパとママを焼いた」
再びの銃声。
泣きわめくウェイン。
「わるかった。ゆるしてくれ。その一族にはわびるから。どこの誰なんだ、そいつにいくら払えばいい」
「……」
再びの、銃声。
今度は泣きわめく声もない。
頭から血を吹き、崩れ落ちるウェイン。
莉鳥は銃をその場に放り捨て、ため息と共に言った。
「覚えてもいないのね。いいわ、さよなら」
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3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月28日
参加申し込みの期限
2017年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月05日 11時00分
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