時は西部開拓時代!
ネコジマ大陸では大鉄道の建設が着々と進んでいた。
恰幅の良い貴族は言うだろう。
『想像してみたまえ! この広大な荒野に我々の家が建ち、鉄道によって運ばれた食材を贅沢に食べるのだ。輝かしい未来を作っているのだよ!』
労働者たちは言うだろう。
『この仕事で稼いだ金はきっと家族を裕福にできる!』
原住民たちは言うだろう。
『我々の土地を奪っていく異国の民を許すな!』
希望と欲望に満ちた大地は、いつもどこかで動乱が起きている。
「ハイヨー、アンバー!」
荒野を走る馬。カウボーイハットと腰に下げたリボルバー拳銃。
胸に光るは保安官バッジ。
鎌八 まもるが戦うのは荒野にのさばる悪党たちだ。
ある日は馬泥棒。ある日は盗賊団。ある日は悪徳貴族。
正義のバッジが光る時、彼らの投げ縄は悪を逃さない。
「盗賊団のアジトはこの先か。命がけだが……なあに、いつものことさ」
あがる土煙、ギターと笛の音がどこからか聞こえるような、夕焼けの荒野。
ここは、ネコジマ大陸。
こちらはウェスタン・ムービーの空気をお楽しみ頂くIFワールドのシナリオとなっております。
架空の地『ネコジマ大陸』で建設が進む鉄道。
インディアンとカウボーイ、保安官や貴族や盗賊団。
そんな世界の一員となってみましょう。
■舞台と世界観
西部開拓時代の空気を思わせるネコジマ大陸。
そのなかの町が舞台となっています。
進む鉄道工事、馬で行き来する人々、ゴロツキの集まる酒場、木造の建物が並び、荒くれ者はみなリボルバー拳銃を持っている。そんな世界です。
予定では一つの町を舞台にしますが、集まる役柄やその動き方によっては町が増えたり派閥が増えたりします。
■何になろう?
アクションの冒頭に自分の役柄を書いてみましょう。
荒野をさすらうカウボーイや、鉄道で大もうけする貴族。土地を奪われたインディアンや町を襲う盗賊団などなど、王道なだけにバリエーションは豊かですね。
困ったら、一旦カウボーイになったキャラクターを想像してみると空想が広がるかもしれません。
ろっこん能力や虹の力は使えても使えなくてもOKです。
役柄が決まったら、日々彼らがどんな風に過ごしているのか書いてみましょう。
リアクションではその日常が描かれ、ともすれば他の誰かと日常が交差して一騒動起きるかも!