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荒野のウェスタン ~ネコジマ大陸は夕日に暮れて~
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■運命は車輪のように
ある令嬢がいた。
「嫌よ! なんで私が鉄道マニアのボンクラと結婚しなきゃいけないの!」
テーブルの上を回る鉄道模型をなぎ倒して、
羽生 碧南
は鼻息を荒くした。
まあそう言わずに、と後ろから肩を掴まんとする男。さきほどボンクラと呼ばれたばかりの鉄道マニアである。
碧南は『気安く触るな!』を二段階ほどアグレッシブにした言葉を述べて、ボンクラくんに振り向きエルボーをくらわせた。
もんどりうって倒れるボンクラ。
碧南はスカートをつまみ上げると、ずかずかと屋敷を飛び出した。
通りがかりの馬車の前に飛び出すと、ハイジャックさながらに乗り込んで『いけるとこまで!』と言いつけた。
ある旅人がいた。
栗毛色の愛馬にまたがり、ゆったりと揺れるローブの男。
八神 修
。
砂と岩とハゲワシしか見えない荒野の真ん中で、彼はメダルを取りだした。
メダルに彫り込まれていたのは複雑な山のシルエット。
それを眼前に翳し、見つめること一秒。
メダルを外せば、刻まれたシルエットそのままの山が目の前に広がっていた。
「やっとここまで近づいた。金鉱帝の隠し財産……きっと見つけてみせる」
修はメダルをポケットにしまうと、愛馬を町まで走らせた。
あるインディアンの娘がいた。
「父さん、母さん……」
セピア色の記憶の中で、
椎井 莉鳥
は焼けた集落を見ていた。
盗賊団の襲撃を受けて燃える、それは彼女の故郷だった。
今残っているのは、彼女に刻まれた炎の記憶だけ。
最後まで持っていた人形と共に彼女は、自らの全てを投げ捨ててある誓いを立てたのだ。
「大地よ、空よ、鳥たちよ。私は必ず、一族を殺した者たちに報いを受けさせる」
はたと目を覚ませば、莉鳥は貴族の寝室にいた。
起き上がり、艶やかな夜着の肩紐を直して鏡を見る。
復讐心以外の全てを炎の中に捨ててきた、冷たい女の目をしていた。
あるガンスミスがいた。
古びた下げ看板の奥で、リボルバー拳銃の分解整備をする女。
葉月 朱真
は町一番の職人だった。
役人に貴族にカウボーイ。時には悪党めいた連中ですら、彼女は平等に銃の手入れを請け負った。
「『朱(あけ)の中に真(まこと)あり』……血を流さなければ見えない真実もある」
再び組み直した拳銃。手首のひねりだけで弾倉を納めると、サイトごしに壁の的を見つめた。
ある未亡人がいた。
鉱山を運営していた夫を亡くしたが女手一つで仕事を続けた
椿 美咲紀
。
彼女の会社から採掘された鉱石は鉄道のレールとなり、列車となり、貴族たちのアクセサリーとなる。
莫大な富を生む鉱山は、彼女にとって富や名声以上に大事なものだった。
そんな鉱山を自ら見回りしていた時のことである。
「まあ……なんてことっ!」
持っていたランプを取り落とした。
なんと、金庫にしまい込んだ高価な鉱石が大量に奪われてしまったのだ。
「部下に知らせないと。いいえダメなのです、誰かに、みんなに助けを借りないと……!」
美咲紀は、きびすを返して走り出す。
ある牛乳売りがいた。
愛馬ならぬ愛牛に車をひかせてストリートをゆく。鞄に詰めた牛乳の瓶がカチカチと音をたてた。
アネット・ガトパルド
は町の名物少女だった。
保安官になることを夢見て、今日も射撃の練習に勤しむのだ。
「それにしても、あのカウボーイはどこへいっちゃったのかナ?」
少し前に町へやってきた、少しへんてこな保安官を思い出す。
彼についていけば自分も保安官になれるだろうか。
そんな夢を見ながら、今日もオモチャの鉄砲をホルスターから引き抜くのだ。
ある流れ者がいた。
「ああ、腹が減ったな……」
荒野をとぼとぼと歩きながら、
新田 亮
はしたたる汗をぬぐった。
水筒を腰から外し、飲み干そうとあおってみる。
しかし彼の表情は晴れなかった。
水筒を逆さにすれば、一滴二滴……それで終わりだ。
落ちた水滴は乾いた土にしみてすぐに消えた。
「喉も渇いた。はやく、町へ行かないと」
あるカウボーイがいた。
「変わらないねえ、この町も」
愛馬を繋いでストリートを振り返る
ジュスト・ランベール
。
テンガロンハットを被り直して、腰のホルスターに手をかける。
愛用のリボルバー拳銃は、しっくりと彼の手になじんだ。
銃を抜かせれば稲妻のように早く、馬を走らせれば風を追い抜いていく。
弱点があるとすれば、ひたすら背が低いことくらいだろうか。
「さてと、マスターに挨拶しに行くかね」
愛馬をひとなでして、ジュストは酒場のウェスタンドアへと歩いて行く。
あるウェイトレスがいた。
酒場で銀のトレーを運ぶ彼女を、皆好色そうな目で見ている。
檜扇 舞華
はこの町唯一の酒場を営むウェイトレスだ。
酒場の壁には賞金首のかかった盗賊の情報や鉄道会社の求人広告、そして酒や葉巻のポスターやらがぺたぺたと貼り付けられている。
「よう舞華ちゃん、今日も可愛いねえ」
「あらやだおじさま、褒めてもお酒はマケませんよ」
ただでさえ容姿の整った舞華はゴロツキどもの人気者である。ただ自己評価はその十倍ほどに達するのだが。
「かまわんよ。『お目こぼし』をくれてるだけで十分さ」
貴族からの求人依頼やゴロツキ退治の賞金提示を任される酒場は荒野の中心と言ってもいい。
舞華は笑顔の裏で、金が溶けるような目をとろりと光らせた。
ある保安官(シェリフ)がいた。
「ハイヨー、アンバー!」
愛馬を操り荒野を走る。偽装した蹄鉄の跡をたどり、やってきたるは盗賊団の隠れアジト。
鎌八 まもる
はテンガロンハットをしっかりと被り直すと、アジトの中へと突入していく。
「やあ盗賊団の諸君。このバッジが見えるかい?」
保安官の星形バッジを指ではじくと、まもるは素早く馬から飛び降りた。
銃を抜く盗賊たち。
ナイフをとって襲いかかる義眼の男を蹴倒すと、まもるは銃をテントへと向けた。
新たなる気配。テントをはいで現われたのは、なんと最新式の回転ハンドル式連射銃である。
「おいおい、こいつは……スペクタキュラーに行けないぜ」
けたたましい発砲音。
暗転する視界……そして、まもるは自宅のハンモックで目を覚ました。
「ああ、夢か」
まるで別々に回る運命は車輪のようにわだちを刻み、乾いた荒野を交わっていく。
転がる車輪の行き先は、北か南か。
それとも地獄の谷底か。
ここは荒野のウェスタン。
明日をも知れぬ、ネコジマ大陸。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青空綿飴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月28日
参加申し込みの期限
2017年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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