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コミックヒーローズ ヘルズゲート・ゴースト
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■コミックヒーローズ
町は黄金の輝きに包まれた。
輝きの中心にあったのはロージープリンス。否、彼の内面に存在していた美の魔物であった。
「僕の顔を、傷つけたな」
創世のおり。この世界をデザインしたいくつかの神々が作った掟があった。
輪廻転生あれ、死よあれ生よあれ、この世にヒーローあれ。
そんな中でひっそりと作られた『顔立ち美しく花を愛でるイケメンよあれ』という掟は何万年もの歴史の中で埋もれ、ごくごく一部の者だけに適用されてきた。
しかし決して潰えることなく、今はただ一人だけに適用された掟。
「この美を傷付けることは、許されない!」
ロージープリンスが腕を振るや、巨大な鎌が現われた。
地獄の王がかつてもっていた力の大半を神々の掟によって奪い取り、ただ『美をたもつこと』のみに費やされた、この力。
それが今、美を脅かす者への暴力として振るわれる。
「久しぶりだな、知識の魔神。不死の世界で知をむさぼるだけにしておけばよかったものを……!」
不可視の力で放たれた波動を、鎌で切り裂くロージープリンス。
「この世界でまで、貴様は不死でいられんぞ!」
分裂した鎌が魔神へと突き刺さる。
魔神を覆っていた奇妙なエネルギーが破壊され、無数の動物を組み合わせた容姿の中から一匹の熊が転がり出てきた。
「おのれ、邪魔をするな! 神は我々に全てを許したのだ。あらゆる願いを叶えると!」
「それは貴様の思い違いだ」
放たれる超能力の光線。
それを、焔は真正面から迎撃した。
まるで巨大な懐中時計めいたレールガンから、銀の弾丸を放ったのである。
ビームがまるではじめからなかったかのようにはじけ飛び、魔神へと弾が命中する。
「神だ世界だってスケールがでかすぎるのよ。あんまり人類を舐めないで!」
巨大懐中時計からがちゃがちゃと広がっていくガトリングガンやマテリアルライフルやミサイルランチャーやあれやこれや。
「ターゲットロック、フルファイア!」
その全てが魔神へとぶっ放される。
超能力の壁をつくるもその全てが破壊されていく。
そこへ、スパイダーシェリフとチェシャキャットが追い打ちをかけた。
「こんな言葉がある。なんちゃらにアレするなんちゃらはなしってね」
「それを言うなら攻めに勝る受けはなしだよ」
スパイダーシェリフの放った無数の糸が絡みつき、魔神の動きを封じていく。チェシャキャットがポニーテイルを振り回し、まるで鞭のように魔神をめっためたにたたき伏せた。
「さあ、トドメだ。君に譲ろう新人ちゃん!」
ウィンクするスパイダーシェリフに応じて。
「任せて! ドクターJの野望は、打ち砕いて見せるんだから!」
天音は全身を軽くすると、風のように駆け抜けた。
跳躍。
巨大な鎌を振り翳し。
「これで終わりだよ!」
知識の魔神を真っ二つに切り裂いた。
「ばかな、この私が……死ぬ……!?」
一方。宇宙に浮かぶ巨大な木の上に二人の女がいた。
虚と圭花。エバーナイトウィッチとプロディジーである。
「『あのダークホールの向こうがこんな風になっていたなんて』……って思ってるかしら」
「影から影へ一瞬で移れるなら遅刻しらずねって思ったわ」
片眉を上げて違いを見合う二人。
「この聖域に入り込める者がいるとはな」
すると、木を割るように内側から現われる――白衣を纏ったインヴォルヴ。彼は絹にくるまれた人間大のなにかを抱えていた。
「インヴォルヴ、なぜここに?」
「その名も懐かしい」
インヴォルヴは眼鏡を取り出し、自らにかけた。
「私はいくつもの名を持った。インヴォルヴ、ドクターJ、地獄参謀、『知識の魔神を欲するもの』……」
絹がくずれ、中から水樹が現われた。気を失っているが、まだ生きているようだ。
「ラグジュアリー!」
「そしてもう一つの名を手に入れる。『全ての世界を統べる者』だ。この女に流れる超人の血と、世界樹の持つ無限の知識、そして全てを飲み込む我が力を合わせればな」
「そうは――」
「させん!」
身を乗り出したプロディジーを追い越すように、宇宙のかなたから黄金の光が飛来した。
ヒーローのなかのヒーロー。神が定めし最初のヒーロー、ザ・ストレイトである。
「ストレイト・ヘブンズソード!」
インヴォルヴへと突き刺さるストレイトのパンチ。
思わず手放したラグジュアリーの身体が黄金の光に包まれる。
ぱっちりと目を開き、息を吹き返すラグジュアリー。
彼女をキャッチして、プロディジーは強く握った。
かける言葉に迷ったが。
「行くわよ」
今はこれが一番いい。
ラグジュアリーは巨大な精神の剣を生み出し、プロディジーはそれを超人の左腕で握り込んだ。
二人で強く握り、インヴォルヴへと叩き込む。
「……!」
何を言おうとしたのか。
インヴォルヴは巨大な精神の剣に切り裂かれ、がくりと膝から崩れ落ちた。
「嘘だ。この世界では、死ぬことはない、はず……」
「死にはしません。けれど、永遠に目覚めることはないでしょう」
虚空から現われたプリンセスフローラが世界樹を操ってインヴォルヴを埋め込んでいく。
プロディジーとラグジュアリーは近いようで遠い距離を開けて、互いに咳払いをした。
「まるでベタなアメリカンコミックね」
地獄の穴から現われた『知識の魔神』は倒され、その力を欲した『インヴォルヴ』も倒された。
再び町に平和が戻り、ヒーローたちは現世へと帰って行く。
だが、そんな中で……。
「起きなさい」
永遠の眠りにつかされていた筈のインヴォルヴが、世界樹の中で目を覚ました。
草のベッドに寝かされ、腹をヒールブーツで踏まれている。
踏んでいるのは……。
「エバーナイトウィッチ、現世に帰った筈では」
「言ったでしょう? 落とし物を取りに来た、って」
虚は自らの影を広げ、そこから巨大な地獄の鎌を抜き出した。
「利子をつけて返して貰うわ。あなた、とっても美味しそう」
ちろりと上唇を舐める。
叫び、わめくインヴォルヴを無視して――。
「あなたは私が奪ってあげる」
鎌を高く振り上げた。
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あとがき
担当マスター:
青空綿飴
ファンレターはマスターページから!
大変お待たせしました。これにてコミックヒーローズ完結となります。
いつもと違う世界観で、ちょっと違う自分……というのもよいものですね。
それでは、また会いましょう!
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担当ゲームマスター
青空綿飴
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コミックヒーローズ ダークナイト・カミング
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月19日
参加申し込みの期限
2017年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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