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■ブラックデイ
密林を飛ぶ銃弾の雨。迷彩服の兵士たちが小銃を担いで走る。
対するはいかなる軍隊か。否、相手はたった一人の少女である。
フルフェイスヘルメットのバイザーを淡く光らせて、黒いライダースーツが残像をつくる勢いで機動する。
ジグザグの軌跡を描きながら銃弾をかわす少女のシルエットに、兵士たちはなすすべも無く殴り倒され、もんどり打って、まるでボーリングのピンのように弾かれていった。
ブレーキをかけ、やや大きなメダルをベルトポケットから抜き出す。
親指で弾いて飛ばすと、半月と松明の絵柄が回転錯覚によって大鎌の柄へと変わった。
発生するコンパクト魔方陣。飛び出した柄を握り込み、少女はそれをフルスイングで投げ飛ばした。
柄は少女の身長よりも長く、先端から半月状に伸びた刃は美しい軌道を描いて進路上のバイクや戦車を切り裂いていった。
おかしな反射をもって手元に戻った鎌をキャッチし、ヘルメットの少女――もとい、
鈴原 天音
は口笛を吹いた。
またの名を、『ゼロ・グラビティ』。
「こんな兵隊で足止めできるなんて思わないでよね。こっちには超能力と、この正義の鎌があるんだから!」
「二つ訂正することがあるわ」
天音の後ろにできた影から、水面を破るかのごとく浮き上がる
常闇 虚
。別名『エバーナイトウィッチ』。
虚は闇のような色をした髪をかき上げると、小さくため息をついた。
「ひとつ、それは私の鎌。ふたつ、正義の味方になった覚えはない」
「いいでしょ。虚はわたしのヒーローなんだから!」
バイザーを上げ、胸を張ってみせる天音。
虚はため息をついて首を振った。
思い返すはつい半年前。ネコアイランドシティの特級犯罪者が一斉に脱獄したダークナイト事件。その騒ぎに乗じて大規模な破壊実験を行なおうとしていた超能力開発組織『プロジェクトP』と主犯のドクターJ。
彼らが超能力と称して手に入れていた力を奪うべく、虚が襲撃をしかけたのがことの始まりであった。
悪の力。人類が共通して持つ『弱きへと流れる強制力』はまるで万有引力のごとく強大な力である。虚はその力を我が物とし、煉獄の一部を領土としていた。
……していた。過去形である。
「転生してすぐに力を取り戻せると思ったら邪魔が入るし、いらないオマケもついてくるし……」
「オマケじゃないよ! 天音だよ!」
「小学生の子供ができる歳じゃあないのよ」
「女子高生だよ! みて、ほら!」
女子高生のポーズ(天音発案)をとって見せる天音。
飛来する無数のロケット弾。
虚は肩をすくめて、自らの影を八つに分裂させて伸ばした。
影からいくつもの手が伸び、ロケット弾を掴んで影の中へと引きずり込んでいく。
爆発すらおこすことなく、対象物は現象世界から消え失せた。
「まずくもおいしくもないわね」
虚は影から伸びた腕に髪を手早く結ばせると、腕組みをしてゆっくりと影に沈み始めた。
「本命を頂きましょ。あなたのお仲間が……『サイキックチルドレン』が、この施設にいるんでしょ」
「うんっ。浚われて改造されちゃった子たちだよ。わたしたちの手で救いだしてあげようね! あの日みたいに!」
『こらこら、遊んでる場合じゃあないわよ』
静粛なジェットによって上空で制止する飛行機。
軍でも採用が渋られるほどの高級かつ最先端の技術で作られたその機体には、
神薙 焔
が乗っていた。
機体の側面には見よとばかりに『Gatling Girl』とオシャレなロゴが刻まれていた。
コックピットにはホログラフィックモニタが展開され、この先にあるという施設の立体図が表示されていた。その一部に赤いシグナルが点灯する。
「地獄大佐が性懲りも無くよみがえってきてる。また悪鬼の群れを呼び出すのかと思ったけど……今度はひと味違うみたいね。じきに助っ人も駆けつけるから、もうひとがんばりするわよ!」
焔がパネルを操作すると、戦闘機の下部からガトリングガンが露出。増援にと現われた超能力兵士たちに向けて発砲を開始した。
焔のいう助っ人とは?
「ストレイト――」
唸る拳。渦巻く風。
白銀のシルエットが正義に光り、ゴーグルがぎらりと輝いた。
「スマッシャー!」
強烈なダッシュパンチが木々をことごとくなぎ倒し、強化スーツを身に纏った兵士を吹き飛ばしていく。随伴していた兵士たちも風圧に巻き込まれて次々となぎ倒され、土ごとえぐれた一直線の道ができあがった。
「プロジェクトP、罪の無い子供たちを浚って悪の超能力者に改造するとは……この『ザ・ストレイト』が許さねえ!」
自らの作った道を走り、銃をかまえる兵士たちをことごとくテイクダウンしていくストレイトこと
風雲児 轟
。
そんな彼を、青白く光る不思議なライフルで囲む超能力兵士たち。
「もう逃げ場はないぞ! 手を上げて降伏しろ!」
轟はゆっくりと両手を挙げ、そして小さく首を振った。
「イカしたライフルだな超能力兵士君。けど銃身が大きすぎる。そんなんだと――」
頭上から次々と飛来する糸。
まるで巨大な蜘蛛が放射したような粘着糸はライフルを次々と引っ張り上げ、ぐるぐると糸でまとめて団子状にしてしまった。
誰が?
そう、我らが『スパイダーシェリフ』である。
「そんなんだと、こうなっちゃうぜ」
カウボーイハットに革ジャケット、そしてダメージジーンズというワイルドなコスチュームで、
鎌八 まもる
は木の枝へとぶら下がった。マスクは蜘蛛をイメージしたヒーローマスクである。
くるりと轟へ向き直る。
「昔からいうだろう? その、あー、なんちゃらにはなんちゃらがアレになるってさ」
ウィンクをするが、まるで意図が通じずに兵士たちは顔を見合わせた。
「つまり――!」
ビッと手を挙げるまもる。
高い枝から飛び降りてくる猫のような人影。
武器を奪われた兵士たちを爪やポニテやネコキックといった格闘技で瞬く間に倒してしまうと、人影はポニーテイルを降って振り返った。
そしてウィンク。
「『攻めと受けは一瞬のリバース』、だよね」
「ちがう」
ンー、と言って背伸びをするポニテ。もとい
響 タルト
。
かつてスパイダーシェリフの相棒として活躍したチェシャキャットである。
ネコをモチーフとしたボディスーツとポニーテイル。伝統のフォルムである。
「施設はこの先でいいんだよね。チャチャっとやっちゃお。よく言うでしょ、攻め様は早いほどいいって」
「言わない」
「そうそう、こういうときは……アレはナンチャラにアレする、だよ☆」
『だよ☆』とか言って二本指でピッで敬礼みたいなジェスチャーしてくるまもるだが、まるで意味は通じていない。
轟は頭を抱えてのけぞった。
「お前たちと来るんじゃなかった!」
飛行機を自動操縦に切り替え、自らの腕や足に強化外骨格を装備していく焔。
コックピットから離脱するとジェット推進で施設の窓を突き破って突入した。
「さあ、ドンパチのはじまりよ!」
四連装ガトリングガンを乱射しながら着地。
周囲の悪鬼たちが次々となぎ倒される中、超能力ヘルメットをつけた子供たち『サイキックチルドレン』が弾丸を空中で停止させ始める。
兵を割って現われる地獄大佐。
「会いたかったぞ、ガトリングガールよ」
「あたしもよ、パーティでもする?」
ミサイルランチャーまで展開して地獄大佐にロックオンする焔。
力を漲らせる地獄大佐。ヘルメットを発光させ超能力の波動を生み出すサイキックチルドレン。
地獄大佐は大きく胸を張って見せた。
「ようやくこのときが来た。人間ごときが地獄の力を手に入れたこの私に――」
「ストレイトハンマー!」
天井を突き破ってストレイトこと轟が降ってきた。
脳天に直撃し、うーんと唸って倒れる地獄大佐。
更に影からヌッと虚と天音が浮き上がり、瞬く間にサイキックチルドレンを影の中に飲み込んでいく。
「…………」
沈黙のまま武装の赤外線照準器をぐりぐりする焔。
一秒経ってスパイダーシェリフとチェシャキャットが糸でもってするーっと下りてきた。
「あれ、終わった?」
合流した六人は制圧した施設の中を手分けして探索していた。
屋上や壁から辺りを見回すまもるやタルト。
散らかった部屋で自由にくつろぐ虚に、施設の周りをひとっ走りして探る天音。
そんな中で、轟と焔は地下室への隠し扉を見つけていた。
「いかにもね」
「しかし奴ら……こんな場所で何を企んでたんだ? 超能力兵士が狙いかと思ったけど、それもただの副産物って感じだ」
「まって、あれ」
周囲を警戒しながら進む二人が見たもの。
それは、巨大な水晶の柱だった。
柱の側面を調べると、文字らしきものが彫り込まれている。しかし見たことも無い文字だ。
「なんだこれは? なんて書いてある?」
ぶわり、と背後に虚が現われた。
「読めないのは当然よ。それは地獄の文字。意味は――」
柱から光が漏れ、空高くに光の柱を形成していく。
屋上から様子を見ていたまもるたちもまた空へ登る光の柱を見ていたのだが……。
一本だけではない。
遠い空にあがる五本の柱が天空を貫き、それらの中心へとまがまがしい光となって降りたのだ。
そして虚は、こう言った。
「『地獄の門』」
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3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月19日
参加申し込みの期限
2017年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月26日 11時00分
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