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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ハッチ&対クローネ班(4)●
【北校舎:屋上】
「ハイ、じゃ、まずはこのコから暴走完了ぉ〜」
「「えええええええええええええっ!?」」
暴走で理性まで失ってしまった、
雨崎 荒太郎
のその姿を見て、あまりの事態に
雨寺 凛
たちが愕然とする。
「ちょ、荒太郎くん、何で理性まで失くしちゃってるのっ?」
な、何で理性を? ええと、何でだろ……フレーバー効果かな……。
ともかく、雨崎の能力が、これで敵の手に落ちた。
「さっ、暴走すると、どれぐらいの物までこのコの念力で動かせるのかしら?
さっそく試してみましょっか〜。レッツトラ〜イ♪」
クローネが暴走雨崎に命じて、しばらく経つと、
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
凛たちが棒立ちで見守る中、やがてヌオッと空に現れたのは、
「こっ、校舎!?」
そう、さっき地上へと落ちていった筈の南校舎だ。ハッチの能力にも匹敵する浮力、いやそれ以上の自由自在なマヌーバで空を飛ぶその姿は、もはやSF映画の宇宙船のようにすら見える。
▼
雨崎 荒太郎
ろっこん【コノオオゾラニー改】
☆通常能力……浮遊、高速飛行ができる。実は飛ぶ際に念力を使っている。
☆進化能力……物体に念力をかけ飛ばす止める等のコントロールができる。
↓
★暴走能力……南校舎に念力をかけ自在に操る。
「あら、これぐらいの重さやサイズの物なら、楽勝で動かせちゃうのね。
それじゃまずは手始めに、五月蝿いここの連中を一掃しちゃいましょっか〜」
クローネの指示で、雨崎が頭上に手を掲げると、その挙動をトレースするかのように南校舎もズオンと垂直に浮き上がった。こちらの屋上と同じ高度に並んだ所で、サッと雨崎が手を振り下ろす。
「全員、落チロ……」
「「って、ちょっ!?」」
そのまま特急電車よろしくこちらに突っ込んでくる南校舎を見て、全員がくるりと踵を返して即座に逃げ出す。けれども落下防止柵を爆砕して、屋上を滑るように突進してきた建物に、たちまち弾き飛ばされてしまい、
「「あ〜〜〜〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜!?」」
と凛たち5人は、あっけなく虚空に放り出された!
【寝子高上空:空中の足場】
「のわあああああああああっ!?」
青空に真っ逆さまに放り出された
風雲児 轟
の身体が、ボヨヨン! けれども何も無い空中で大きく跳ねる。すでに視認対象に登録してもらっている風雲児には、自分が何に当たってバウンドしたのかがすぐに分かった。空気の足場だ──その作成者、
ティクス・ソル
の怒鳴り声が耳に届く。
「足場を幾つか作った、全員ソイツにしがみつけ!」
言われた通り、風雲児も次のバウンドで足場に着地し、バッと周囲を見回す。
「皆は!? 無事か?」
「なっ、何とかー。死ぬかと思ったよー!」
近くの空で、凛がぴょこんと手を上げ、また別の足場でティクスがやれやれと肩の力を抜く。
「全員無事か。どうにか間に合ったな」
『カー、カー!(おう! 俺は元々飛べるしなっ)』
カラスの
山田 勘三郎
が、もう1名の生存者の頭上で旋回しながら、
『しっかし、コイツまで助かってんのか』
「って、ちょっと! どうして私まで巻き込まれてるんですかぁ?」
納得いかない顔をしながら、少し離れた足場で、ぺたんと尻餅をついているのは
毒島 虹子
だ。ティクスは咄嗟の判断で、敵である彼女をも助けていたのだった。しかし虹子は感謝するような素振りは一切見せず、ただクローネへの文句だけを並べ立てている。凛が虹子に向かって言う。
「まだ分からないの? 必要ない、もう用済みだと思ったら、
自分の味方も部下も平気で切り捨てる、それがクローネなんだよ……」
虹子にそう言い諭す凛に続いて、ティクスもシビアに宣告した。
「それに、お前を助けてやるのもそこまでだ。
視認対象には追加していないから、お前にはその足場が
どこまで続いているかは見えないし、俺も地上に降ろす気は更々ない。
その空中の牢獄で指をくわえて、後は俺達の戦いを傍観していることだな」
「こっ、この……」
「そうだ、それでクローネとハッチ、それに荒太郎くんはどこ?」
凛にそう言われて、全員が南の方の空を見る。まず、北校舎はまだそこに浮いていた。先ほどの無茶な攻撃で、屋上の柵は根こそぎ消え失せ、給水タンクも塔屋(階段室)も土台だけ残して消し飛んでいる、酷い有様ではあったけど。
その屋上の真ん中に、エメラルドグリーンの小さな点も見えた。しぶとくまだホバリングしているハッチだ。ハチドリの身体は体長5センチと小さい。南校舎が屋上に突っ込んできた時も、交差する隙間に下に潜り込んで、上手く避けたようだ。
「あ〜ら、まだ全員無事だったのぉ?
相変わらずゴキちゃん並みにしぶとい連中ね〜」
そしてクローネと雨崎は、5人の頭上からやって来た。南校舎がゴオンと空を割って、再びその威容を現したのだ。3階建ての超巨大なバスを思わせるその直方体の角部に、脚を組んでちょこんと腰掛けているのがクローネ。雨崎はその斜め前方にゆっくりと浮き、何の感情も無い目でこちらを見下ろしている。
「荒太郎くん……!」
「クローネハ正シイ……クローネノ邪魔ヲスルナラ、
オ前達モ、クローネノフツウニ染マレ……」
だめだ。やっぱり、完全に理性を失っている。そして間髪入れずに暴走雨崎の操る南校舎が、今度は空中に散らばる凛たちめがけて突っ込んできた!
「きゃあああああああ、や、やっぱりぃー!?」
「適当な方向でいい、とにかく跳べ!」
ティクスが叫ぶ、
「跳んだ先に足場を生成して、俺がフォローする!」
ティクスの言葉を信じて、凛と風雲児は闇雲にジャンプする。言った通り、ティクスが足場を作って2人を受け止めてくれたが、そのティクス自身にも突進してくる南校舎。階段状の足場を作ってこれを駆け上がり、ティクスもすんでの所でミンチになるのを避けたが、1回通過した校舎がキキッと空中で急ブレーキを掛け、またバック運転で突っ込んできた。念力で動かしているから、校舎には前も後ろもない。
「くそっ、キリがないぞ!?」
ティクスが楢木からコピーさせて貰ったろっこんは、元々小回りが利く能力ではない。このままではいずれ誰かが空中で捕捉されて、校舎に潰されてしまう。
『カアカァー!(だったら小回りの利く俺が!)』
機転を利かせた山田が、弓なりに空を飛んで雨崎の後ろに回り込み、
『雨崎、なにやってんだ目を覚ませ!』
とその後ろ頭を嘴で突付いて、念力操作の邪魔をする。ただ、念力ろっこんの暴走を完全に解除するには、雨崎を気絶させるしかないだろう。自身も暴走状態で、仲間と戦わされた経験のある凛はきっぱりと首を振り、
「記憶はないけど、友達と戦うなんてもうイヤ!
だったら、校舎を破壊しちゃった方が!」
と凛が大きく口を開け、飛んでくる南校舎に衝撃波の照準を合わせる。けれども、すぐに風雲児が怒鳴って、凛にその行動を思い止まらせた。
「やめろっ! あの校舎……まだ中に人がいるぞ!?」
3階の窓の1つから身を乗り出し、こちらに必死に手を振っている生徒を見て、凛も驚いた。
「ええーーっ!? ご、豪センパイ!?」
龍目 豪
だ。渡り廊下の分断時に、そのまま南校舎側に取り残された龍目が、まだ中にいたのだ。
そして、校舎内部にいたのは彼1人でもなかった。龍目が、蒼白な顔で震えている女子生徒──
北風 貴子
の肩を抱き、ぐいと窓際に立たせて叫ぶ。
「たのむ! 風紀委員長をここから救出してやってくれ!」
校舎を破壊できなくなった上に、さらにミッションが増えた。ただ、もちろん彼らに否やは無い。ティクスは貴子を足場に誘導することをまず考えたが、校舎自体が飛んで動いているので、足場を生成しても、すぐに位置がズレてしまうだろう。
「あら〜? でも、そう簡単にはいかないわよ〜?」
そして考える余裕はあっという間に失われた。ぐるん、とクローネが突然、校舎を90度横回転させたのだ。落とし穴にたちまち早変わりした窓枠から、貴子が外に向かって放り出される。
「きゃあああああああああっ!?」
「俺が行く! ティクス、足場を頼むっ!」
「任せろ!」
弾丸よりも速く飛び出した風雲児の前方に、等間隔の足場を飛び石のように生成するティクス。風雲児が次々にこの足場を踏んで、最後の渾身のジャンプで高々と貴子をキャッチした。
もちろんティクスは、この2人を受け止める最後の足場のフォローも忘れず、これで北風風紀委員長のレスキュー完了。「ふう、危なかったぜ。どこも怪我はねえか?」と、空気のクッションに横たわりながら訊ねるヒーローマスク姿の男に、貴子の方は言葉もない様子だったけど、ともかく真っ青な顔でこくこくと頷いた。
「助かったぜ、ザ・ストレイト!
お前はやっぱり俺達のヒーローだぜっ!」
2人の無事に安堵し、南校舎の窓からそう叫んで寄越す龍目に、凛が大声で叫び返す。
「豪センパイもー! はやくそこから脱出してー!」
けれども龍目の返事は、
「俺のことはいい。俺にはまだ、こっちの校舎で
やらなきゃいけねえことがあるからな。心配すんな!」
とのこと。凛たちは顔を見合わせるが、本人がそう言うのなら何か考えがあるのだろう。風雲児の方は足場を蹴って立ち上がり、陽光をさえぎって頭上に黒々と浮かぶ校舎のシルエットと、その縁に腰掛けた裸の女に向かって、ビシィッ!と再び指を突き付ける。
「どうだ、見たかクローネ! 最初に言っただろう、
お前がどんな手を使ってこようと、俺達は決して諦めないっ!
物語のクライマックスが大いに盛り上がるだけで、
最後に勝利するのは、この俺達の方だっ!」
ふう、とクローネが頭上でため息をつき、大袈裟に肩をすくめてみせた。
「分かった分かった、じゃ、このへんでそろそろ、
そのクライマックスとやらに向かって、
もうひと盛り上がり行っときましょっか〜。
あの校舎を地上に落とすには、もう充分な高度になったことだしねぇ?」
ちら、とクローネが視線で示したのは南の空に浮かぶもう1つの校舎、北校舎だ。その屋上では相変わらず、ハチドリのハッチが彼女の命令を忠実に守って、せっせと校舎を浮かせている。
「校舎を落とす? はっ、口で負けたから八つ当たりか、
随分器の小さいラスボスだな!」
と風雲児の方はちっとも怯まず強気だったけど、他のメンバーはみるみる顔色が青ざめた。
「えっ? あれっ? 今、北校舎の方に誰もいない……」
凛が自分たちの置かれている状況にようやく気が付く。雨崎の暴走、南校舎による連続攻撃、貴子のレスキュー作業と、次々起こる事態に対応するので大わらわだったけど、気が付くと自分たちは、落下を予告された北校舎からは、遠く離れた空の上にいる。
北校舎から、分断されている。
『カ……アホー!(くそっ、しまった何やってんだ!?)』
メンバーで唯一機動力のあるカラスの山田が、全速力で北校舎に向かって飛ぶ。屋上にいるあのハチドリが、今クローネの命令で羽ばたきを止めたら、校舎はすぐさま浮力を失い、もはや講堂への落下を阻む者は、誰もいない。
けれどもクローネは、ハッチに命令などはしなかったのだ。
山田の後方からではなく、今度は頭上から降ってきたその声に、今度こそ山田は戦慄する。
・・ ・・・・・・・・・・・・
「じゃ、ハッチのろっこんの暴走を終わらせましょっか。そう、ハッチちゃんの死を以てね♪」
山田がどんなに速く飛んでも、あのハチドリを突き飛ばすのには間に合わなかったし、例え間に合ったとしても、それでは彼がハッチの代わりに潰されていたことだろう。
結果としては、山田は間に合わなかった。それが事実だ。
次の瞬間、念力で空から回り込んだ南校舎が、直上からドゴオン!と北校舎に鉄槌を下し、間にいたちっぽけな1羽の小鳥を押し潰した。
対ハッチ&対クローネ班、北校舎の落下阻止に失敗。
ハチドリのハッチは死亡。
引力ろっこんの効果が切れ、北校舎の地上への落下が始まる。
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<三羽烏の襲撃2の2>ループ世界に囚われ、無限ループ中です
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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