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<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:05・寝子島高校の入学式……対ヒルズ班(1)●
【中庭:噴水付近】
浮上する北校舎と南校舎にくっついたまま、はるばる空まで運ばれてきた中庭。その敷地にふんぞり返って陣取っていた三羽烏の1羽、孔雀のヒルズは、現れたもれいび達を見るなり言った。
『ピーコッコッコッ! しつこい! しつこすぎるぞキミたち!』
ヒルズと今対峙しているのは、
志波 拓郎
、
壬生 由貴奈
、
十文字 若菜
の3人だ。由貴奈と若菜は南校舎から直接ここに、そして拓郎は地上から雨崎に運んでもらってここまで辿り着いている。
それからもう1人、地上から
優木 遥斗
もこの中庭に到着していたけど、彼はまだヒルズには直接姿を見せずに、茂みの奥にじっと身を潜めている。
「ヒルズ……か……鳴き声もなんか、腹立つな……」
志波 拓郎
はヒルズと対面するのはこれが初めてなのに、いきなりしつこいとか言われて、機嫌が悪そう。その隣りでやはり呆れ顔の
壬生 由貴奈
が、
「イヤしつこいのはあんたの方だよ、鳥公。
うちらにもう3回も負けてるくせに、よくもまぁ
まだのこのこと、うちらの前に顔を出せるもんだねぇ」
『ピーコッコッ! 負けた? エッ? いつ僕が負けたって言うんだい?』
「いやいやいや……鳥公、本当に鳥頭にでもなったか」
動物園で2度、ホテルで1度ボコボコにしたと告げる由貴奈に、ヒルズが自信満々に言い返す。
『馬鹿め! だけど美しさでは3回とも、僕が勝ってたからねっ!
美しさで勝ってれば僕の全勝に決まってるだろ! この醜いサルめ!』
「うわ……この孔雀、駄目、すぎる……」
初対面の拓郎にも数秒で分かる、ヒルズの唯我独尊っぷりに、由貴奈ももはや呆れるしかない。
「やっぱあの時、殺しておけばよかったかもねぇ……」
由貴奈と同じく、ヒルズとは火事のホテルで交戦経験のある
優木 遥斗
も、近くの茂みで渋面になる。
(ヒルズ……相変わらずだな、あいつは)
だがまずは、状況把握の方が先だ。優木はこれから戦場となるだろう、中庭全体を素早く見回す。この中庭は校舎の浮上に伴い、強引に敷地から引き剥がされてきたため、地下に埋設されていた水道管が破裂し、あちこちで水が間欠泉のように噴き上がっていた。また中庭の東側、ヒルズの近くには本物の噴水もある。
(ヒルズは水を火に変えて攻撃してくる。
このまま戦闘に突入するのはまずいな。
発火を防ぐためにも、水たまりや噴水に混ぜ物をしたい所だが……)
ヒルズが火に変えられるのは、真水だけだ。優木の手許に消毒液やトイレの洗剤などがもしあれば、あらかじめ水に混ぜておく予防策も取れたが、地上から直接この中庭に来た彼には、あいにくそのような物の持ち合わせがなかった。
(仕方ない、とりあえず水の元栓を探そう)
と優木は引き続き茂みに身を隠したまま、地面を這って移動を始める。
「また会ったね、ヒルズ」
一方、中庭の方では
十文字 若菜
が進み出て、ヒルズに向かって話し掛けていた。
「動物園ぶりかな? 私の事を覚えている?」
『ピーコッコ、馬鹿め! 醜いサルどもの顔なんていちいち……
んっ? いや、キミは僕のファンだな。ああ、憶えてるぞ!』
自分に都合のいいことだけは憶えてる孔雀だ。若菜は以前、このヒルズを
おだてて写真を撮ってあげた
ことが確かにある(作戦の一環だったのだけど)。
『美しすぎる僕の写真が、また欲しくて来たんだな?
フフいいだろう、さあじゃんじゃん撮り給え!』
そう胸をそびやかして飾り羽根を広げるヒルズに、けれども若菜は思いっ切りアカンベェして言ってやった。
「あの時、羽根を綺麗だって言ったのは嘘だよ。
だってもっときれいな羽根はもっとたくさんあるから!
ヒルズの羽根はあまり大した事がないね」
『なっ!? ななな何だとううううう!』
「あらら……鳥公、唯一のファンにもそっぽを向かれちゃったみたいだねぇ」
うぷぷと笑う由貴奈にも逆上し、怒り心頭でヒルズが怒鳴る。
『ぼっ、僕を馬鹿にするなああっ!? もう許さないからな!
それに聞いたぞ、クローネ様からも本当のことを。
キミらは人質交換とか言って、僕らを騙してこの世界に連れて来た挙句、
泣いて命乞いする僕を、嬲り殺しにしたそうじゃないか。
それも94回も! な、なんて非道い奴らなんだピーコ!』
由貴奈と若菜と拓郎の3人が、顔を見合わせる。まったく身に覚えのない話だったからだ。
「ちょい待ち鳥公。確かにあんたは何度も殺されてたけど、
それをやったのは……」
スタジアムでその現場に居合わせていた、由貴奈が真実を教えようとしたが、「うるさいうるさいうるさああぁいっ!」とヒルズはまるで聞く耳を持たない。ちっと由貴奈は舌打ちして、
(鳥公……ループ世界の記憶は無い、か。
いっそクローネの嘘通り、94回殺した方が……)
『復讐だ! いいか、今度こそ全員、僕の炎で消し炭にしてやるからな!』
ヒルズはヒステリックにそう叫び始め、もはや戦闘は避けられそうもない。
「やる、しかない……のか」
拓郎が地面の石を拾い、若菜も南校舎のトイレで調達しておいた、鏡の破片を撒く用意をする。
同じく由貴奈も、この中庭に来る前にあらかじめ校舎側から放り込んでおいた、幾つもの机や椅子を、金属を操る【ヘンドリック・モーメント】の進化能力で浮揚させる。持参の工具に加えてヒルズを囲むように空中に配置したその全弾を、開戦の合図と共に殺到させる構えだ。
「こちとら命がけ。殺されてももう、文句言わないこったね」
けれども、その時だった。
にわかに中庭の後ろが騒がしくなり、エッと振り向いた由貴奈たちがそこに目撃したものは。渡り廊下の出口から溢れて、怒涛の洪水のように押し寄せる生徒の姿──
「逃げろ! 早く中庭の方に逃げるんだっ!」
「校舎の中にいたら俺達、全員殺されるぞ!」
【中庭:渡り廊下付近】
南校舎の出入り口から渡り廊下に、さらにこちらの中庭へと殺到してくる、大量の生徒の姿を見て、若菜が信じられないという声を上げる。
「あれは……私達が避難させたみんな!?」
1階の教室まで誘導し、北風風紀委員長と龍目や琴理に後を任せてきた筈の生徒たちだ。
「ど、どうしてここに来ちゃったの……!?」
「駄目よ、お願い、話を聞いて。外に出るのは危険よ!」
見れば押し合いへし合いしている群衆の中に、その
青龍寺 琴理
の顔も見えた。けれども懸命なその声も悲鳴や怒号に掻き消され、小柄な彼女の姿もすぐに生徒の洪水に呑まれて見えなくなってしまう。あまりの事態に、由貴奈がぎり……と歯噛みして、
「ちっ……何かあったね、うちらが教室を出た後に」
だが後悔しても、もう遅かった。南校舎の全生徒を1箇所に集めて、楢木春彦の救助を待つという救出プラン──あっけなく崩壊。そして今、恐慌状態になった生徒が、我先に避難しようと押し寄せているのは、火事を起こす最悪の敵、ヒルズの待ち受けるフィールドだ。
「しまった……戻れ、頼む。みんな、止まってくれ!」
優木ももう、隠れている場合などではなかった。茂みから生徒の前に飛び出し、両手を広げて彼らを引き返させようと必死に叫ぶ。けれども、群衆のパニックはそんなことでは止まらず……
全生徒が中庭全域に広がるまで、充分に引き付けておいてから。ヒルズが高らかな笑い声と共に、その飾り羽根をバッと広げて、
『うぷぷ、マヌケな人間どもめ。さぁ、全員燃え上がれ──ピーッコッコッコック!』
次の瞬間、破裂した水道管の水が全て炎に変わり、中庭全体が紅蓮のシャワーに包まれた。
【南校舎1F:渡り廊下出口】
教室から逃げ出したパニック生徒を追って、渡り廊下に繋がる出口に着いた
龍目 豪
と
北風 貴子
は、外の様子をひと目見るなり、愕然とした。
「嘘だろ。中庭が全部、火事になっちまってる……」
まるで花火のように、地面のそこかしこから炎のシャワーが噴き上がり、その火花が芝生や植え込みに飛び火して、周囲の火事をさらに拡大させる。点在していた水たまりは燃え上がる焚き火へと変わり、狂乱状態で逃げ惑う生徒たちの顔を、毒々しい赤色に照らし出す。
そして中庭の向こう側では、業火の噴水の周りで黒いシルエットになった孔雀が、キャンプファイヤーで浮かれる子供のように踊り狂っていた。
『美しい! ビューティフルな光景だねっ、ピーコッコッ!』
へなへなと貴子が膝を付く、
「学校が空に浮いて、その次は火事……
いったい何がどうなって、きゃっ!?」
その貴子を突き飛ばして、今度は横から1人の少女が飛び出した。その眼帯の女子生徒──
大天使 天吏
は、手に持っていたバケツを抱え上げると、勢い良くその中身をぶちまけ、渡り廊下をびしゃびしゃの水びたしにする。
「なっ、お前!?」
不意の事で、止める暇もなかった。捕まえようとした龍目の腕をすり抜け、再び校舎の中に戻った天吏が、廊下の窓からヒルズの名を呼ぶ。
「あなたが三羽烏ちゃん? はじめまして、私はクローネ様のお友達よ。
クローネ様の願いを叶えるために、私も少し手伝ってあげるわ」
『ピコ……?』
面識のないその眼帯少女の行動に、ヒルズは一瞬戸惑った様子だったけど、天吏が空のバケツを掲げてみせると、意図は察したようだ。すぐに飾り羽根を広げてひと声鳴き、天吏が渡り廊下に撒いた水もまるごと炎に変えてしまう。
「危ねえっ、風紀委員長!」
燃やされるすんでの所で、貴子を抱えて校舎の中に飛び込んだ龍目が、燃える通路を振り返って呻く。
「くそ。渡り廊下を塞がれちまった!」
南校舎の2、3年生の避難に失敗。火災が発生した中庭エリアに、全生徒が閉じ込められる。
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ゴールドシナリオ(200)
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3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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