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【星幽塔】第六階層 祈り星と雲海を懸けるタランテラ
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「俺ぁ、昔からふんぞり返った騎士やいばりくさった領主には戦争や決闘吹っかけてその鼻へし折って来た。けれど、くだらねぇ理由で慎ましい市民の暮らしを踏みにじるよな暴虐は一度もしねぇし、させなかったぜ?」
義も勇も無い戦争なんぞしたくもない、と肩を竦める。周囲から怒りがあふれ出るのを肌で感じていると、不意にラプターが立ち上がった。どうやらアカリとの話は終わったらしい。
「……で、ゲースはんはどうするん?」
ラプターが、値踏みするような眼差しを向ける。ゲースはにぃ、と笑って口を開いた。その内容に、全員が「えっ?」と目を丸くした。
その隙に、衛はアカリとチッタを連れて脱出し、一目散に離れていった。
* * *
一方、その頃・旧魔女の城。
「まあ、独裁者っていうのは隠し財産ぐらいもっていそうなものだよね」
サキリ・デイジーカッター
の言葉に
鴻上 彰尋
は苦笑する。2人はとある目的の為にここを訪れていた。1つは先ほどサキリが言ったとおり『財産を確認し、得るため』で、もう1つは『被害者の所持品・遺品などを得るため』であった。
被害者の所持品・遺品らしき物は案外簡単に見つかった。先代アステリズムが住人から取り上げた物らしきコレクションが見つかったのである。
(これで、彼らの思いを伝える事ができるのならば)
手にしたペンダントに幻視の力を使ってみると、道化師風の衣装を纏った男に蹴られる老女の姿が見えた。彼女を庇う老人は夫だろうか。傍らには小さな少年と子犬がおり、やめてくれ、と叫んでいる。老女は道化師に何をされても、手を出すな、手を出すな、という。
(まるで、復讐をするな、と言っているみたいだ)
胸の痛みと涙で我に返った彰尋は、静かにそのペンダントを胸に押し当てた。
サキリはその間にも、フローレンスから聞いた情報と先日ここへ忍び込んだ
椿 美咲紀
などのメンバーから聞いた情報を元に隠し財産を探していた。
「これも結構な値打ち物かな?」
といいながら風景画やら装飾品やらをサキリは引っ張り出してくる。そして、その中に1つの鍵が入っており、『私の淑女』と書かれていた。
「……これ、何だろう?」
「これも遺品なのかもしれないな」
サキリの言葉に、彰尋は興味深そうに頷きながら幻視の力を使う。……そして、その内容に表情を険しくした。
「どうしたんだ?」
「あっちだ」
急に走り出した彰尋に慌てながらもサキリはついていく。彼は城の奥にあった扉を開け、外に出ると止めてあった小船に乗った。
小船が向かったのは、小さな浮島。そこには鶏が放たれ、小さな畑と井戸があった。そして、小さな屋敷が置かれていた。
島の周りはごつごつとした大きい岩で囲まれ、ドームのようなもので覆われているようにも見えた。それが何で出来ているかはわからない。
「……どうなっているんだ?」
サキリが不思議に思っていると、彰尋が何かに気づき振り返る。と、そこには……白い髪の女性がいた。
「貴方は……彼の手下じゃないわね。何者ですか?」
警戒する彼女に、サキリと彰尋はとりあえず事情を説明する事にした。
2人が出会ったのは、イーグレットという女性だった。彼女の話によると先代によって連れ浚われ、ここで囚われていたらしい。彼女に現状を伝えると、イーグレットは納得したように頷いた。
「まさか死んで、代替わりしていたなんてね。でも現代の女性が来た事はなかったけど時折保存の利く食料が無人の船に運ばれてきていたのよね……」
誰が送ってくれていたのだろう、と考えるイーグレット。サキリと彰尋はとりあえず彼女をそこから連れ出そう、と考えた。
イーグレットを連れ帰った2人は、フローレンスに面会させる。と、フローレンスは彼女が囚われている事を知らなかった。
何も知らなかった事を謝るフローレンスに、イーグレットは「それではしょうがないわね」と彼女の頭を撫でてて許す。そんな彼女に周囲が驚いていると、イーグレットは真面目な顔で言った。
「あの道化は許さないけど、彼女は……あいつと同じになるって思い込んだ住人達の所為で暴走しちゃったみたいじゃない。反省しているみたいだしチャンスをあげたいのよ」
イーグレットはそういいながらも、どこか悲しい目で遠くを見るのだった。
そして、彼女の名を知った月は、恐る恐る問いかける。
「貴方の婚約者の名前は、ラプターさん、ですか」
「……そうよ。私が唯一全てを許した相手は、この世で彼しかいない」
その言葉に、一同は切り札を手に入れた事を実感した。
その日の夕方、義勇軍側から一通の手紙が届く。それは、翌日、星守の集会所を訪れる、という物。その内容に一同は説得や話し合いのチャンスだと思い、気合を入れた。
その一方、義勇軍ではラプターがとある情報を得、小さく頷いた。彼は傍らにいた少年の提案を聞き、「それでもいい」と1つ頷いた。
(これで全て仕舞いや。心置きなく彼女の場所にいける)
ラプターは、静かに笑いお茶を飲み干した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
【星幽塔】第六階層 彷徨い星と動かぬオルゴール
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月26日
参加申し込みの期限
2017年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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