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【星幽塔】第六階層 祈り星と雲海を懸けるタランテラ
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承:差す手
――義勇軍・本部
ゲース・アイルンアルム
は、内心不機嫌になりながらも義勇軍の人々と話していた。当初、「久々におもいっきり喧嘩ができそうだ」と張り切っていたゲースであったが、町で遭遇したまもるの他、様々な冒険者から「対立する星守の構成員にお年寄りや女性が多い事」を聞き、複雑な気持ちになっていた。
(酒を買う金が目当てだったがな……。あいつらの言う事が本当ならば、きっともっとドス黒いなにかがいそうだぜ)
魔女1人に何振り回されてんだ、と思わず呟くと意味を勘違いしたのか「ホントそれな」と若者の1人が相槌を打つ。
内心で渋い顔になったゲースはふと、顔を上げる。と、1人の少年が隅っこで表情を曇らせ、ちびちびとジュースを飲んでいた。
「そいつはチッタ」
不意に、後から声がした。振り返ると出かけていたラプターがそこにいた。どうやら用事を済ませ、戻ってきたらしい。彼はゲースの肩に手を置き、真面目な声で言葉を続ける。
「魔女が支配していた頃、冒険者達に助けを求めてくれたのがこいつと……星守についてしまったサティアというお嬢ちゃんなんやで」
「へぇ……」
ラプターの言葉に頷きながらチッタと呼ばれた少年をみるゲース。彼はチッタの表情が酷く曇っている事が妙に気になった。「旗頭にしたいんだが中々頷いてくれなくてな」というラプターに生返事を返しつつも、ゲースはふむり、と思案顔になった。
そのとき、地震が起こりにわかにその場が騒がしくなった。かと思えば雷鳴が轟き、外に居た人々が「竜だ!」と騒ぐ。不思議に思って外に出てみると、紫がかった銀色の鱗をした、細長い竜が彼らの前に姿を現したのである。
(これが、この階層の竜……!)
ゲースが驚いていると、竜は厳しい眼差しを向ける。
「義勇軍に告ぐ。戦争を起こせばこの階層をぶちぬくぞ。避けたければ戦争を回避するのだ」
雷がなり、地震が起こる。戸惑う義勇軍側の人々と、表情を険しくするラプターの様子にゲースは何か閃いた。
(ようは戦争でなくなればいいわけだ。それじゃ、こんな手はどうだろうな)
思わず指を鳴らそうとしたとき、視線を感じた。竜が姿を消し、人々がどうするか話し合いながら建物に戻っていく中、ローブ姿の少年が自分を手招きしているように見えた。不思議に思いその少年の元に行くと、彼はフードを取り、にっこり笑った。
「まっていたんですよ、先輩。こっちで話しましょうよ」
「? お、おぅ」
不審に思いながらも近寄るゲース。少年はゲースの横に座ると……ぼそっ、ととある事を耳打ちする。ゲースはその内容に、僅かに眉間にしわを寄せた。
「それはマジか?」
少年は、ゲースの言葉に1つだけ頷いた。
騒動が落ち着いた頃、義勇軍を訪れた者がいた。
八神 修
と
卯木 衛
、
来島 アカリ
である。
彼らは義勇軍の船に乗り込み、ここまでこっそりやってきたのである。
「他の説得は頑張るから、アカリくんそっちは任せた」
「ありがと、卯木。おれもがんばるから」
そう頷きあう衛とアカリに修も頷き、3人は分かれる。アカリはラプターに話がある、と声をかけ、衛と修はチッタに声をかけたのだった。
「あん? お嬢ちゃんは星守の人か?」
開口一番にそう言われ、アカリは思わず「俺は男だっ」と言ってしまう。
それはさておき、アカリは気を取り直してラプターと目を合わせた。
(この間、彼は『魔女によって自由や大切な物を失った人もいる』って言っていた。それはさ、フローレンスさんも同じだと思う。もしかしたらこの人も、そういう思いをしたのかな……)
それならフローレンスの気持ちも解ってもらえないかな、とアカリは内心で願いながら覚悟を決めた。
「こんにちは。俺は来島アカリだ。今日は、ラプターさんと取引をしたいと思ってきたんだ」
杖を下ろし攻撃の意志がないことを示しながら挨拶をするアカリ。ラプターは立ち話もなんだから、と彼へ椅子を勧めた。
兎の耳を揺らした少年が、2人にお茶とお菓子を置く。ラプターは値踏みするような眼差しでアカリを見た。
「で、取引とは何?」
「何故あなたが魔女……フローレンスさんを憎むのか。その理由を聞かせてください。それが納得のいく物であれば、俺はあなたに協力します」
その言葉に彼が欲している情報を持っている、と思わせるような声色を乗せて言うアカリに、ラプターはしばし考える。彼はお茶を1口飲み、静かに問いかけた。
「彼女の犯した罪は重い。それを断罪しないのはおかしいんやないか?」
「彼女はその罪と向き合い、償おうとしている」
アカリは、はぐらかされた事に内心渋りながらも言葉を選んで再び挑む。
「本当にそれだけが憎む理由なのですか?」
「……それだけ言うたら嘘になる。でもな、君は笑わないでくれるか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
【星幽塔】第六階層 彷徨い星と動かぬオルゴール
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月26日
参加申し込みの期限
2017年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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