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年の差を埋めることができたら何かが変わると思ってた。
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「……何もないな」
「とにかく、早く着替えてください!」
攻防の末
ヴェルト・レトランジェ
は
来島 アカリ
にベッドから引き離されると、ようやく着替え始めた。
服を脱ぎ、
アルレッテ・ザメニス
の青いニットに袖を通すと、ほのかな薬草の香りが鼻腔をくすぐる。
(なるほど、薬師くんらしい……)
そう思いながら服を着替え終えると、ヴェルトはふとうどんと戯れるアルレッテの姿へ視線をやった。
(……薬師くんの少年期か……なかなか良いものが見れた)
ただでさえ、アルレッテは中性的な、もっと言うなれば女性的な容姿をしているというのに、幼くなった彼はもはや少女めいたと言っても過言ではない柔らかい曲線を持っている。
知らぬ仲ではないヴェルトでも一瞬ドキリとしてしまう美貌だ。
眼福だとばかりにその姿を観察してから、やはりと思い至りヴェルトは未だにご立腹のアカリに問いかけた。
「しかしなんだ、女の体に興味はないのかね? ああ、それともあれか。最近はパソコンとやらに入れる者も多いらしいが…」
「パソコンにもなんもないですからね!?」
桃色の瞳に負けぬほど紅潮した頬がなんとも愛らしい。
もしその感想を素直に口にしようものなら、きっと更に可愛らしい彼の姿を拝めることだろう。
もう少しからかってみようかとヴェルトはほくそ笑む。
「ぱそこん……?」
しかしアルレッテが不思議そうに小首を傾げたため、ヴェルトの興味は呆気なくそちらへ移ってしまった。
「薬師くんはパソコンを見たことがないのか」
「ヴェルトさんは知っているんですか」
「ああ。弄ったこともあるが便利だよ。うちにも欲しいくらいだ」
加えて簡単に機能を説明してみると、アルレッテはふむふむと頷いてから新たな疑問を口にした。
「ぱそこんが便利ということはよくわかったよ。でも便利な道具といえば携帯というものもあるらしいけれど……そちらには入っていないのかな?」
携帯。彼が云うのはいわゆるスマートフォンのことだろうとヴェルトは判断する。
(そういえばそんなものもあったな……)
「盲点だった。見せ給え」
満面の笑みを浮かべてアカリに手を出すと、アカリは目が回りそうなほど激しく首を左右に振った。
「入ってないですし! 見せないですし!」
あまりの動揺ぶりに、間違いなく黒だとヴェルトは見た。
「冗談だよ。今の姿を後に残すのも悪くないだろう?」
だからといって無理強いすることはしない。十分楽しんだ彼はさり気なく別の目的にすり替えた。
「ああ、写真ですか。それならいいですよ」
あれほど抵抗していたアカリも、すんなりと納得したようでスマートフォンを取り出した。
いざ写真を撮ろうというところで、アルレッテが口を開く。
「君も……君にとっては未来の姿になれるかもしれないよ。ためしてみるかい?」
もう4、5歳若返ったところで大した問題ではないからね。アルレッテはそう付け加える。
ヴェルトとしてみれば、更に幼いアルレッテに興味はあるし、成長したアカリも興味深い存在だ。
しかし目を丸くして、言葉に詰まるアカリを見て、それは夢物語なのだろうとヴェルトは静かに判断した。
「……いや、俺はいいです。自分がどんな風になるか、その時まで楽しみにしてたい、ですから」
そう断言しながらも、アカリ自身もわずかに興味はあるらしい。微かな迷いが頬に滲む。
(ふむ……成長の喜びは歳を重ねる者の特権だね)
「そうか、そういう事なら」
むしろアルレッテの方が、清々しい表情をしていた。青臭い眩しい輝きに、彼もまた小さな喜びを覚えているようにも見えた。
「君がどんな大人になるのか楽しみにしているよ」
アルレッテの言葉をアカリは照れくさそうに受け取る。
「写真、撮りますね」
(成長の喜びか……僕はもう遥か昔に置いてきてしまったが)
そのことを切なく思うには、ヴェルトは歳を重ね過ぎた。
小さな画面に切り取られた二人は、何の憂いもない、屈託のないほほ笑みを浮かべていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月09日
参加申し込みの期限
2017年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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