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年の差を埋めることができたら何かが変わると思ってた。
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柔らかい日差しは気分を明るくしてくれる。その輝きに誘われるように
来島 アカリ
は駅前に買い物に出ていた。
白いパーカーにアカリの髪の色に程近い紺色のインナー。そして前髪には可愛らしいヘアピン。普段通りの気軽なファッションでウィンドウショッピングを楽しんでいるとふと違和感に気が付いた。
(なんか騒がしいな……)
不思議に思って辺りを見渡してみると、こんな会話がアカリの耳に飛び込んでくる。
「ねぇ、スゴくかっこよくない?」
「『年変わ』の俳優さんかな?」
横切っていく女性たちは聞き耳を立てずとも聞こえるような黄色い歓声を上げていた。それは勿論アカリに向けられたものではない。
(あ、そういえばドラマの撮影が来てるんだっけ)
理由に思い当たったもののあまり興味は惹かれず、アカリはそれ以上彼女らを気に留めることもなくお気に入りの店へと足を向けた。
「声掛けてみよっか?」
(……撮影中にそれは迷惑だろ)
しかしそんな言葉が聞こえてきたがため、アカリは思わず眉根を顰めて不愉快げにチラリと女性たちを振り返った。
自然と女性たちが熱い視線を贈る対象も、アカリの視界に入る。遠巻きに彼女たちが眺めていたのは二人の青年だった。
一人は全体的に色素の薄い、日の光に透けてしまいそうな美男子だった。
肩甲骨を覆うほど伸びた癖の一つもない白い髪を含めた色素の薄い容姿と、デコルテの大きく開いたロイヤルブルーのセーターとのコントラストが美しい。
もう一人はまだ少年という他ない。
もう一方の青年が日に透けてしまいそうというなら、彼の髪は日を吸い込んだような眩い金色をしている。
少年は年相応に見えるシンプルなパーカーと半ズボンを着ていたが、緩やかに持ち上げられた口角にはなんとも言い難い色気のようなものが滲んでおり、見ていると妙な気分にさせられる。
(あれってもしかして……)
「来島くん」
「アカリさん」
注目されていた二人はアカリを認めた途端、パッと表情をほころばせ声を掛けてきた。
瞬間、一斉に周りの女性達の視線がアカリに集まる。
思いがけない注目に、鼓動が早まる。どうにもアカリは不意打ちに弱い。
「と、とりあえず、こっちに!」
アカリは挨拶もそこそこに二人を連れて、人目につかない建物の影に急いだ。
「ヴェルトさんに、アルレッテさん。どうしてここに――」
「特に目的があるわけではないんだが、ここは山ほど面白いものがあるからね」
妙に尊大な物言いをするのは、少年の方――
ヴェルト・レトランジェ
だ。
「だが、助かった。この姿ではどうも耳目を集めるのでね」
「そうだったんですか……」
私なりに環境に溶け込んでいるつもりなのだが……とヴェルトは付け足すが、彼の立ち振舞いはどう見ても普通の少年のそれとは違う。
ひとまずアカリは相槌を打つが、どっしりと疲労感のようなものが肩に伸し掛かった。
「お二人に挟まれているとなんだか教師にでもなったようだね」
穏やかに、けれどどこか浮足立った様子でそう白の青年――
アルレッテ・ザメニス
はそう告げた。
(……どちらかというと、俺がそういう気分かも)
口には出さないがアカリは修学旅行の引率者になった気分だった。
「君も一本どうだい?」
そう言うなり、ヴェルトは懐から煙草を取り出しアカリに差し出した。
「ちょ、ちょっとヴェルトさん!? ここじゃ子供はタバコなんて吸っちゃダメなんですよ!」
「だが……私は子供ではないぞ?」
「そりゃ実年齢はそうかもしれないですけど! 見た目がダメなんですって!」
「……教師としては止めたほうがいいのかな」
「ま、断られても構わないがね……」
アルレッテが止めに入ると、ヴェルトは呆気なく煙草を引っ込めた。言葉通りまるっきり気にしていない様子で、ヴェルトは自分だけ煙草を咥えて今度はマッチを取り出した。
ツンツンとしているところがあっても、アカリは基本的には真面目だった。煙草を吸うなんてとんでもない。
煙草の先に火が付き、独特の苦味のある香りが鼻腔を掠める。
その香りをヴェルトがゆっくりと肺いっぱいに吸い込んだ瞬間――アカリは自身の目を疑った。
「で、でかくなった……!? 代わりにアルレッテさんがちっさくなってる!?」
身長が150cm程しかなかったはずのヴェルトが170cm程まで伸び、逆に170cmあったはずのアルレッテの身長はアカリより少し低いくらいまで縮んでいる。
変化はそれだけではない、ヴェルトの丸みを帯びた頬はシャープな男性的なものに代わり、アルレッテの顎や喉はなだらかなものに変化して少女的なフォルムに変化していた。
そのくせ、身体以外の服装等は一切変化しておらずヴェルトはひどく窮屈そうで、逆にアルレッテの着ている物は服としてまともに機能しないほどブカブカだ。
「先生とお呼びした方がよろしいかな?」
アルレッテを見下ろしヴェルトがそう言うと「ここでも不思議なことは起こるものだね」とアルレッテは肩をすくめた。
「しかし窮屈だな……薬師くん、君の服を借りていいかね」
「そうだね。それがいいかもしれない。だとしたら私は」
結局先生と呼ぶことはなく、彼らは現実的な話を続ける。
「アカリさん、よければ服を貸してもらえないかな?」
「え、えと、わ、わかりました……」
驚きのあまりその話に入れないでいたアカリだったが、反射的に頷いてしまったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年04月09日
参加申し込みの期限
2017年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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