【裏球技大会】落神多弾交叉飛球演武～後半の死闘～｜リアクション

【裏球技大会】落神多弾交叉飛球演武～後半の死闘～

ご注意！

こちらは試合の後半です。
前半を読んでない方は、先にこちら（前半）からご覧ください。

【死合いの行方】

　さて、現在のお互いのチームの配置は以下の通りである。

　内野
　白猫組　　　　　　　　　　　黒猫組
　香月春人　　　　　　　　　　綿会日華
　如月庚　　　　　　　　　　　後木真央
　薄野五月　　　　　　　　　　夏神零
　桜庭円　　　　　　　　　　　柏田貴弘
　高梨彩葉　　　　　　　　　　霧谷朧
　藤堂月乃　　　　　　　　　　逆巻天野
　北美浜薫子　　　　　　　　　的場カンタ
　風鳥院鴇夜　　　　　　　　　シグレ・ナイトウォーカー
　小山内海　　　　　　　　　　猫村翡翠
　瞬城真魚　　　　　　　　　　畑生言嗣

　外野
　白猫組　　　　　　　　　　　黒猫組
　山田花太郎　　　　　　　　　回転院環
　東中居陽二　　　　　　　　　二階堂旭
　橘勇　　　　　　　　　　　　御剣刀
　旅鴉月詠　　　　　　　　　　八神修
　マウル・赤城・スティック　　雨崎荒太郎

　という風になっている。

　死合いの経過を見るたび、爆炎やら何やらと派手なパフォーマンスが繰り広げられる。
「音も派手だし、こりゃいいねぇ！　大迫力だよ！」
　と食堂のおばさんである寧々さんも喜んでいる。
（ふふふ、なるほど。これがあのろっこんですか。自分にもあったと分かったときはもしやと思いましたが、寝子島書房の本が厚くなりますね）
　こちらも、涼しい顔で審判をしながらそんなことを考えている男が一人。
　結局のところこの男の存在は生徒たちにとって食券よりも劣る問題であるから薄れてしまってはいる。
「こら！　もっとだ！　やれ！　そこだ！」
　そんな風に声援を発するおばちゃんを見ながら男は内心でこういう人が増えればいいと思っていたとか思っていないとか。

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