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異世界からの迷い人
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星幽塔
瓦礫が点々とした草原に
アケーチ・タッマーキ
は突っ立っていた。黒髪で隠れていない紫色の左目を興味深げに動かす。口元には絶えず、笑みが浮かんでいた。
「ここはどこでしょう。私は誰なのでしょう、ふふ…!」
――覚えているのは名前くらいですね。
自身の服装に関心が移る。品の良い白いブラウスに漆黒のマントを羽織っていた。背中には小さいながらも白い羽根が見える。
「空を飛べるのでしょうか」
羽根を動かす。しばらく動かしていると頬が少し赤らんできた。
「無理そうですね、非常に残念です、ふふ…!」
遠くを見るような目となった。若い女性の形をした赤色の物体が足を引き摺るようにして移動する。遠くの空では翼竜が雄叫びを上げながら飛んでいた。
――ファンタスティックな方々がいますね。見ているだけでいろんなところが熱くなります。
アケーチは自身の胸と股間を手で押さえて仰け反った。表情が恍惚となり、よろける。
近くの繁みには光の玉がひっそりと隠れていた。
星幽塔の第一階層にある
薬屋『Uisge beatha』
には緩やかな時間が流れていた。店内に置かれた上品な調度品は目にするだけで気持ちが安らぐ。
レイリー・マクティーラ
は椅子に座って薬茶を啜る。穏やかな表情で長々と息を吐いた。頭頂から突き出た狼の耳もしんなりと折れ曲がる。
「レイ、何か摘まみはいるかい?」
薬屋の店主、
アルレッテ・ザメニス
が声を掛けた。白くて長い髪から尖った耳が覗いている。肌は艶やかで白く、瞳だけがルビーのように赤かった。
「そうだな、適当に持ってきてくれ」
「薬茶の効能を高める物を適当に見繕うよ」
「かっちりしてんな」
レイリーはティーカップを近くの台に置いた。背もたれに深々と上体を預ける。金色の目が淡い光を捉えた。
「なあ、新しい照明を入れたのか」
「何も買ってはいないよ。どうして?」
「じゃあ、この光ってんのはなんだ?」
レイリーは立ち上がって棚の上部に顔を近づける。光の玉に変化は見られない。
「温度は感じねえな。光ってるだけみたいだな」
「私も初めて見たよ。お客さんの忘れ物なのかな」
アルレッテが横に並んだ。
光の玉を見詰めたまま、二人はゆっくりと手を伸ばす。
身の丈を越えるような大剣を肩に担いだ姿で
ミハエル・マクレイン
は木々の合間を走り抜ける。息が切れることはなく、青い双眸を前方に向けていた。薄汚いマントを翻して走る男がいた。
「ま、待ってくれ。お、俺の話を聞いてくれ!」
「賞金首になるような悪党に貸す耳はねえんだよ!」
甲冑の重さを全く感じさせない。ミハエルは疾風と化して男の背後に迫る。
――この先は草原だ。邪魔な木は一本も生えちゃいない。
柄を握る手に並々ならぬ力が込められた。
木々は消え去り、視界は一気に開けた。
「終わりだぜ!」
大剣を上段に構えて跳んだ。斜め下に光の玉が見える。構わずに踏み付けて一撃を振るう。
雷光に等しい一撃は空を斬った。
「な、なんだと!?」
転移した先の扉に抗う間もなく、ミハエルは吸い込まれていった。
サジタリオ城下町の入り組んだ路地を
タスニム・アルハビール
がほくそ笑みながら歩いていた。カメレオン特有の目の動きで周囲への警戒を怠らない。
人目のないところで立ち止まる。ポケットから袋を取り出し、中身に目を落とす。
――小間使いとしちゃ、まあまあの報酬だねえ。危険な冒険で命を落としちゃ、なんにもならねえし。
「あっしは手堅く稼ぐぜ」
小悪党を思わせる笑い声で歩き出す。尻尾を振りながら機嫌よく道なりに進む。
薄暗い道へと曲がった。途端にゲヘッと声が漏れた。道の端に光るものを見つけたのだ。
タスニムの口が半開きとなって長い舌がずるりと食み出した。
――お宝を落としたヤツが間抜けなんだぜぇ。
素早く近づき、光る玉に触れた。
「なんだ、こりゃ!?」
光景は一変した。状況がわからないまま、タスニムは扉に呑み込まれてしまった。
ミーツェ・M・フェリス
が繁みから這い出し、顔を洗うような仕草で立ち上がる。マントに付いた葉や枝を猫の手で器用に払い落す。
軽く伸びをして肩に下げた鞄の中身に目をやる。
「素材採取は完璧ですにゃ」
金色の目を細めて言った。
ミーツェは街道に出ると進路を南に取った。小さな手足を元気に動かす。徐々に疲れが見えてきた。
「……少し休みたいですにゃ~」
見つけた丸い石の上に腰を下ろす。急に微睡むような顔で猫背となった。自然に頭が上下に揺れる。
「ふ、ふにゃ、これはなんですにゃ?」
目を擦る。履いた靴下に淡い光が当たっている。
「綺麗ですにゃ。持って帰りたいですにゃ~」
両手で光の玉を挟み込む。
「にゃー!?」
「き、消えただと?」
通り掛かった一人の行商人が目を丸くする。
丸い石の上には誰もいなかった。
ロウシュカ・ヤナーチェク
は身を低くして繁みを掻き分けて進む。忍び寄る姿は野生の赤狐を思わせた。
吹き付ける風が獲物の存在を知らせた。残っていた左耳が微かな音を拾う。
――近いね。
接近しながら右手に持ったボウガンに矢を番える。口の端に笑みを作り、鋭い牙を見せた。
紫色の目が獲物を捉える。間を空けず、一本の矢が射出された。狩りは一瞬であった。獲物の頭部を見事に貫いた。
「大物だね」
その場で処理を施す。原形は失われ、商品として生まれ変わる。肩に掛けていた麻袋に商品を詰め込む。
「さて、行くかね」
一歩を踏み出したところで動きを止めた。屈めば手の届くところに光の玉があった。
「なんだい、この光は?」
肩の麻袋に一瞥をやる。
――獲物が絶命の間際に吐き出した物なのかねぇ。
値踏みするような目でロウシュカは屈んだ。
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黒羽カラス
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3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月26日
参加申し込みの期限
2017年04月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年04月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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