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星の降る夜<夜の散歩>
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「大分集まったねぇ」
シーサイドタウン側では、豪雨の如く降り注いだ後の砂や玉を集め纏めて、小瓶へと詰めていた。
空だった小瓶が次々と煌く瓶へと変わっていく。
曖浜 瑠樹
がそれを見て、実感かたわらに、頭にまだ拾おうとするうさぎに踏み台にされつつも満足そうに言葉を零す。
「流星を小瓶の中に詰めるなんて、とてもファンタスティックで素敵……こういうシチュエーションで乙女ゲー出来たら──」
側では、
羽生 碧南
が今後やってみたい乙女ゲームへのトリップを行いながら、集めていた砂を瓶に詰め終える。
「これで一区切りだねぇ。でも、足りなかったら、もっと拾うの頑張るよぉ」
「でも、もう十分な数なのではないかしら」
一区切りついた瑠樹に、
青山 絢
は目の前で結構な数になった輝く小瓶を一枚写真に撮り。自分でも詰めていた中から、一つだけ手に残し他は小うさぎ達へと渡していく。
「空瓶はなさそうですね……
では──後は、頑張って集めた分のソフトクリームを一緒に食べに行きましょう!」
ろっこんがようやく落ち着いたのを確認して、
小日向 奏
が上げた元気な掛け声に、小瓶を持てるだけ持った小うさぎ達が喜びに湧いた。
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旧市街で先程、空瓶を複数拝借して来た
御剣 刀
は、ラッシュのように落ちてきた光のもとを拾えるだけ拾い、寝子島神社から夜の九夜山へ足を向けようとしていた。
片手に人形のルヴィアを連れている為に、光のもと自体は中々集まらない。
しかし、場所を移動する合間で見せる、ろっこん無しでも蓋の開いた空瓶で、空から降る玉を掬うという反射神経は、日常の訓練の賜物だろう。
「少し休むか、ルヴィア」
寝子島神社で、参拝客の休息の為に設えられたベンチに、ルヴィアを丁寧に座らせて刀が隣に腰掛ける。
小瓶の中には、衝撃で砂になったものの上に、それが緩衝材になって砕けなかった玉が幾つか入っている。
その、どれもが明るく刀の手と周辺を照らし出した。
見つめながら、誰も無い静寂の中を刀は静かに独りごちた。
「この光は、星を見た人の感情がって話だったな。
……なら、流星群を見た俺の感情や、もしかしたらルヴィアの感情からも光のもとが生まれるのかな?」
隣に座る、人形のルヴィアが言葉を返す事はない。
「(でも……
もし──ルヴィアから光のもとが生まれてくれて、それが少しでも優しかったら、嬉し──)」
思った刹那、こつんと、刀の頭に降って来た玉が落ちた。
刀はそれを落ちる前に軽く拾うと……ほんの少し俯いてから、小瓶に収めた。
「……よし、パパッと集めてアイスを食べるぞ!
この状況じゃないと先ず食べられない貴重な限定アイスだからな。
さっきは肌寒い言ってたけど気にしない、こういう美味しい出会いは大事にするべきだ」
僅かな沈黙の後に。刀は、何かを振り切るように、己のろっこん【加速】を発動させて、ルヴィアと共にその場の思考から目を背けるように立ち去った。
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その頃──
「うんうんっ、あれだけあった瓶もイチコロだねっ」
「そうですね。これだけあれば、うさぎさんも喜んでくれるんじゃないかなって」
鬼河内 萌
がその場にあった瓶すべてに光のもとを詰めて、
綾辻 綾花
がその瓶に蓋をする。
「綺麗ですね。きらきら虹色に光っています」
綾花が、詰め終えた小瓶を濃紺の星空へかざせば、その輝きが一層に際立った。
「それにしても、この玉本当に見た目が飴玉っぽいよね。身体に当たっても痛くないし……よしっ」
萌は突然、手元に残っていた玉を口の中へ放り込んだ──
「──俺は、2つあればジューブンだから、後は小うさぎちゃん達にあげる♪
やっぱり美味しいものは皆で食べるとさらにおいし──」
「わわわーっ!!」
「えっ!?」
小うさぎ達にそっと瓶を渡した
志波 武道
の言葉を、驚きを交えた悲鳴がつんざく。
瞬間、そこには線香花火の如く、あちこちに熱くない光の花を散らしている萌の姿が──
「ひ、光のもとの玉は、弾けるサイダー味ーーっ!」
「あれを食べちゃったのか!?
大丈夫!? た、確かに味は気になったけれども……!」
「大丈夫ですかっ!?」
「ごくんっ……! あ、何とか収まったみたい」
幸いにして、口の中の玉を飲み込んでしまうのと同時に、スパークリング状態で発光していた萌の様子も元に戻った。
その場の一同が胸を撫で下ろす。
「もうっ、ビックリしちゃったよーっ。
それじゃっ、皆でソフトクリーム交換に行こうっ!」
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光る雨と錯覚しそうな流星群も落ち着いて。
夜の九夜山の坂道を、途中木に引っ掛かっていた光のもとの玉なども拾いつつ。
八神 修
と
椿 美咲紀
は安全の為、小うさぎ達を一列に並ばせて、来た道を慎重に帰って来た。
「ふわー、それにしても凄い量でしたね」
「ああ、あれなら恐らくシートの方も大分……」
「あっ、見えてきましたです。
……わぁ……」
シートを配置した所を見て、美咲紀は思わず声を上げた。
シートの上は、光のもとの輝く玉が砕けずに集まっている。それは、まさに虹色に煌めく海だった。
「これは……凄いな。皆でも食べきれないくらいのソフトクリームがもらえそうだ」
小うさぎ達が修に許可をもらって、慎重にシートの端から玉を崩さないように瓶詰めをしていく。
修と美咲紀も、気をつけながら自分の瓶に玉と、その隙間に玉同士の衝撃で砂になってしまった光のもとを詰めていき──完成。
「引率の大きなうさぎさんは、確か九夜山の麓なのですよね。
少し歩きますですが、それでも近そうなのです」
「そうだな。どんなうさぎなのかも見てみたい。
皆に小瓶は行き渡ったかな、小瓶を持っていないうさぎは……」
修の言葉に、小うさぎ達が次々に大丈夫と声を上げる。
「よし、それじゃあ行こうか」
修は、これから向かう一際の不思議に僅かに心を沸き立たせて、九夜山の麓へと足を向けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月19日
参加申し込みの期限
2017年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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