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寝子島高校
【卒業式】春爛漫。寝子島高校の卒業風景
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【証書授与(1)】
「卒業証書、授与!」
本日は常に表へ出ずっぱり、大ハリキリな教頭先生の声とともに、
夢宮 瑠奈
は立ち上がります。
(さあ。先輩たちへ、後押しの曲を届けてあげなくちゃ)
壇上の脇へ設けられたスペースへ上がると、すう、はあ。深呼吸をひとつ。
大変に大らかなことで知られる寝子島高校の卒業式では、卒業生たちが証書を授与されている間、在校生が音楽を演奏したりエールの言葉を述べたりして、まさしく彼らを後押しすることになっているのです。
そんな役割を任されたひとりが、つまりは瑠奈でありました。
(あたしらしい送り方は、やっぱり音楽。じゃあ、どんな音楽がいいかな?)
瑠奈は考えました。
例えば前向きになれるような、明るい音楽かな?
それとも、勇気を持って上を目指していけるような、勇ましい音楽かな?
それとも……先輩たちの目の前へ続く道を照らすような、やさしい音楽?
(そんなあたしの想いを、ぜんぶぜんぶ、ぜーんぶ込めて)
す、と瑠奈が構えたのは、銀色に輝くフルート。
(先輩たちがみんなみんな、新しい世界へと行けるように。一生けんめい、背中を押すように……!)
静かな講堂へ鳴り響いたのは、瑠奈オリジナルの、フルート独奏曲!
(先輩たちにとって、今がまさに……花開く瞬間だから!)
拍手がさざ波のように、講堂を埋めていきました。
卒業生たちを呼名するのは、各クラスの担任の先生です。
1組の
大柴 ツヤ子
先生が快活な声で名前を読み上げて、そのたび生徒たちははきはきとした声を返して壇上へと向かい、卒業証書を受け取ります。
「
北風 貴子
!」
「はい!」
尊敬するいいんちょ、彼女が返事をして立ちあがると、
伊賀 解理
はとたんに目頭が熱くなるのを感じました。
(今日で、いいんちょ……北風先輩とも、お別れ……)
貴子は元風紀委員長らしいきびきびとした動作で歩き、階段を登って壇上へ。ほっほっほ、と微笑む校長先生が、恭しく証書を手渡します。
「卒業おめでとう。はい、そこで何かひと言」
「はっ?」
大変に大らかなことで知られる寝子島高校の卒業式では、卒業生が証書を受け取る際、何かひと言述べたり、パフォーマンスをしたりすることが定番になっていたりするのです。
無茶ブリにぎしっと固まった貴子は、けれど在校生が座る席の中に、ふと見慣れた顔を見つけます。耐えきれずぽろぽろと涙をこぼす、解理の顔を。
「……ふう。仕方ないわね」
貴子は小さく解理へ手を振ってから、校長先生のマイクを奪い取って言いました。
「みんな、これ以上学校の風紀を乱さないようにね。常に私が目を光らせてると思うこと。以上!」
1組の全員に証書が行き渡ると、今度は2組の
永田 孝文
先生が名前を読み上げていきます。
「
青龍寺 琴理
!」
「はい」
壇上で証書を受け取った琴理は、ちらり、こちらを眺めている図書委員長へ目くばせ。彼はこちらへ、小さく拍手のジェスチャーを返してくれて、微笑む琴理の胸は少しばかり熱くなりました。
「
仙藤 紫
!」
「……はい」
校内を巡り、蘇るいくつもの思い出に触れた紫は、どこか満たされた気分。ステージへ向かう間に、彼女は在校生たちの中から後輩の
恵御納 夏朝
が手を振っているのを見つけて、その足取りはますます軽くなりました。
3組の担任、
若杉 勇人
の呼ぶ声は、ちょっぴり緊張気味。
「
海原 茂
!」
「はい」
打って変わって、まるで何でもないかのようにつかつかと歩く、前生徒会長こと茂の姿には、
御巫 時子
がきらきらと尊敬のまなざしを注いでいます。
「
久地 杏奈
!」
「は、はい……っ」
少々引っ込み思案な彼女には、クラスメートたちがこぞって、頑張って! と応援しつつ送り出します。
「
日野 満
!」
「ひっ。は、はい!」
いつものようにビクついて跳ねた彼は、後輩の図書委員たちが揃って笑顔を向けてくれているのを見つけて、照れくさそうに頭をかきました。
寂しくても、戸惑いがちでも、彼らはみんな、明るい笑顔で壇上へと向かいます。
きっとフルートの素晴らしい音色が、その背中を後押ししているから。
だいじょうぶ。だいじょうぶ。瑠奈は祈りと願いを、呼気へと込めて音色として吹き鳴らします。
みんな、夢に向かって進めば、だいじょうぶ
今は、いってらっしゃい
そうして疲れたら、そっと思い出して
私たちの学校はこんなにも、楽しいところでしょう?
私たちの寝子島高校は、こんなにも素敵なところでしょう?
楽しい思い出。素敵な記憶。覚えていれば、きっと帰ってこられるよ
どこへいっても、何をしていても
(あたしたちの学校は、いつだって……おかえり! そう言ってくれるから)
これはアイドル『末明 せれね』としてのお仕事ではなく、瑠奈という一生徒、一後輩としての、あくまで彼女の気持ちです。
だからこそ瑠奈は、自分にとっても大切な何かを、この曲を演奏することで作り上げていくのだと。
何だか、そんな気がしてくるのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
1000人
参加キャラクター数
38人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月18日
参加申し込みの期限
2017年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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