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【宴会編】
大田原 いいな
は『いつものように』猫鳴館へ向かう。
彼女は寮生ではないが、かなりの頻度で猫鳴館に入り浸っているのだ。
寝子高で肉の話を聞いた大田原は、
緑のロングコートを羽織って
山道を進んでいる。
その背には商店街で購入した野菜類が背負われていた。
「おや……?」
大田原は思わず足を止めた。
そして驚きのあまり口が開いてしまう。
猪が少女を組み敷いているではないか!
「た、助けねば!」
大田原、足元に落ちていた木の棒を拾い上げると、裂帛の気合を上げて突撃した!
無我夢中で猪の頭をボカスカ殴り付ける大田原。
だがそこで初めて、猪が既に死んでいることに気が付いた。
「あぁ、ダメですよ~、私が仕留めたお土産に傷付けちゃ~……」
下に組み敷かれていた白髪赤眼の少女が、眠そうな口調で大田原を止めた。
「すいません~、お腹が空いて生き倒れてました~。流石に猫鳴館の皆さんへのお土産に手を出せませんからね~」
「なんじゃ、人騒がせな……」
大田原は安堵と徒労感で肩を落とさずにいられない。
って、猪(未解体)はお土産だったのか、と目を細めてしまう。
「儂は
大田原 いいな
じゃ。貴様も猫鳴館の住人かの?」
「はい~、といっても、叔母の言い付けで今まで九夜山でサバイバル生活しながら登校していたんですよ~。今日、ようやく下山の許可が出て、久々の帰寮なのです~」
大田原、絶句。自分の叔母以上に怖い存在がいることに、世界の広さを実感した。
「私~、
小刀祢 切奈
って言います~。こっちは、村雨ですよ~」
いつの間にか、きのこの入った籠を器用に咥えた山猫が小刀祢の傍らにいた。
「よろしくの、切奈殿、村雨殿。折角じゃ、猪を運ぶのを手伝うのじゃ」
「わぁい、1人で背負うの大変だったんですよ~。目測70kgありますから~。仕留めるのも大変でした~」
「え?」
目の前の人物の素性が全く掴めない大田原だった。
2人が猫鳴館にようやく到着したその直後、桜崎と後木が玄関から弾丸のように吹っ飛んできた。
「今度は何なのじゃ……?」
珍事ばかり起きるこの場所なので、もう大田原はあまり驚かない。
「き、如月ィ……! 加減ってやつを知ら、な、いの、かい……?」
桜崎、ノックアウト!
一方、後木はというと、頭を摩りながらも立ち上がった!
「庚ちゃんは食キングの意地を甘く見てるのだ! 肉の番人不在の今なら、お肉ゲット間違いナシなのだー! にくにくにくぅぅぅ~っ!」
後木の目が、どっかの殺人鬼のようなヤバい目付きになっている。
そのまま奇声を上げながら再び館内へ突撃していってしまった。
「うむ、分からんのじゃ!」
大田原は理解することを放棄した。
「お肉……? 何のことですか~?」
小刀祢が首を傾げる。
これに大田原が噂で聞いた内容を小刀祢に伝えると、彼女の表情はみるみるうちに華やいでいった。
「お肉パーティー……! 勿論参加するのです~!」
と、ここで早くも胃痛に悩まされる邪衣の姿を2人は目撃した。
「おお、士殿~! 寮生が久々に帰ってきたそうじゃ、いろいろ面倒見てやってくれ!」
「ああ、いらっしゃい、大田原。で、そっちが寮生か。俺は
邪衣 士
。新しく自治会長になった者だ」
「
小刀祢 切奈
、ただいま帰ってきました~。こっちは、村雨ですよ~」
「にゃお~♪」
挨拶もそこそこに、邪衣は彼女が背負っている猪に目を遣る。
「今から解体するのか? 俺も手伝おう。これだけ立派なら、さぞかし食べ甲斐があるだろうな」
邪衣は内心、毛皮も立派だな、なんて思っていたり。
「助かります~、刃物はこちらでご用意できますよ~。好きな形状を使ってくださいねぇ~?」
ここで突如、小刀祢はどっから取り出したのか、両手にジャキンッと大小様々な刃物を何本も取り出したではないか。
「私~、刃物が大好きなんです~。いいですよね~、この鈍色の輝き……♪」
刃物を前にうっとりとする小刀祢に、邪衣と大田原は思わず慄然としてしまった。
そこへもうひとりの来訪者が。
「すみません、ここが猫鳴館でしょうか? 私、センソウをしにきました
神無月 綾
です」
のっけから剣呑な発言である。
邪衣は苦笑いしながらこれに応じた。
「ああ、間違いなく猫鳴館だ。センソウって、まぁ、今日の夕食は確かに戦争だな……」
胃を押さえながら彼はそう頷いた。
対する神無月は一切感情を顔に出さずにフラットな抑揚でこう述べた。
「ええ、私は言葉通りセンソウしにきました。これは差し入れです。特製の野菜ジュースです。よかったらどうぞ」
彼女は濃緑色の液体が入ったPETボトル数本を邪衣に押し付けると、そのまま館内へ入っていった。
(ええ、文字通り戦争です。この機会に、うやむやになっている猫鳴館の廃寮問題の決定打となる証拠を抑えて、ここを潰します。きっちり片付けなくてはなりません)
その内心は義憤に満ち溢れていた。
ただ1人、この宴の中で不穏な動きを見せようとする彼女の背中へ、大田原だけが怪訝な表情を向けていた……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月21日
参加申し込みの期限
2013年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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