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バカと何かは高いところが好きと古来から言われている。
クロウディアも例外ではなかった。
今、彼は冴来とともに、猫鳴館の竹葺き屋根の上で『籠城』していた。
「君は何が目的なんだね!?」
伊賀がメガホン片手に刑事の真似事をしている。
「君は完全に包囲されている! 大人しく投降しなさい!」
「はっ!? お前ら、この肉がどうなっても知らねぇぞ!? 地面に叩きつけて砂まみれにしてやろうか?」
「馬鹿な真似はよせー! まぁ、僕は鶏肉が無事ならそれでいいんだけど」
「ササミもあるぜ?」
「馬鹿な真似はよせって言ってるだろー! 鶏肉、特にササミはなぁ! 女子の気になる『ある部分』の発育に必要なんだよ! 何処とは言わないがな!」
伊賀は自分の胸を思わずさすってしまった。
それに握と初島が声を揃えて叫んだ!
「「なるほど、おっぱいか!!」」
「お前らなんて出荷されちまえ……!」
黒兎が吐き捨てるように呟いた。控えめ勢の切なる願いの一言だった。
「姉様ー! どうしてこんなことをー!?」
困惑気味のももが冴来の説得にあたる。
「食べ物の恨みは怖いんだよ! マリーアントワネットは『パンがなければケーキを食べなさい』って言って、結局ギロチンに――!」
「もも、例えが怖い! でも可愛い! さすが私の愛する義妹!」
なんと冴来は義妹の声を聞いただけでほだされてしまっているではないか!
「おい、花風姉! これは『お前のため』にやってるんだぜ!?」
クロウディアの言葉に、我に返る冴来。
「もも、ごめんなさい! もう少し私は悪役にならなきゃ!」
唇を噛み締め、クロウディアに背中を預ける冴来。その手を握るクロウディア。
「おいお前ら! 俺が笑顔の間におりてこい! 今なら1人あたり始末書50枚で済ませてやる!」
自治会長の邪衣がいい笑顔で叫んだ。
しかし、勿論クロウディアは応じようとしない。
「やなこった! 俺たちは逃げるぜ! どこまでもな!」
「――いいや、もうここまでだ」
猛烈なスピードの影がクロウディアの脇を抜けていく!
気が付けば、抱えていた肉とバッグがなくなっている!
「――加速、完了! 悪事もここまでだな、2人とも!」
御剣がろっこん『加速』で肉を取り返すことに成功した!
こうなれば、あとはワクワクお仕置きタイムの始まりだ。
「あんたら、吊るされる覚悟は出来てるかい!?」
桜崎が屋根に上がってきた!
「海原先輩のご厚意と仲良くというお言葉を無視してはいけません! せっかくのお肉が泣いちゃうよ!」
藤堂も梯子を掛けて参戦!
スカート姿からジャージ姿に着替え済みの気合の入りよう。
白地のTシャツには『女子力(必殺)』の文字が輝く。
「かーくん! そのバッグには10万円が入ってるの! 取り返してくれてありがとう!」
霧切も屋根に上がり、御剣から無事にバッグを受け取った。
「悪い子はお仕置きですよー」
小刀祢が餓狼のように四つん這いで殺気を放つ!
「シダ、蹴っていいのか? よし、お前、蹴る!」
シダもにニコニコしながら屋根に上がってきた。
御剣も木刀替わりに巨大鉄釜で使用したおっきなしゃもじを正眼に構えた。
5人がクロウディアと冴来を取り囲むと、一斉に飛び掛った!
次の瞬間、けたたましい金属音が鳴り響く!
「一部分だけ、ロボに変える!」
クロウディアのろっこん『MachineDoll』は、全身若しくは体の一部分をロボに変身できるのだ。
暗闇の中、観衆の目を欺くために、防御部分だけロボに変えたのだ!
「チョ、チョーイ! お前、すごくかたいな!」
シダが足を抱えて飛び跳ねている。
「俺の手足はタングステンカーバイトで出来てるんだぜ!?」
クロウディアが口にした単語に小刀祢は首を傾げて復唱した。
「天狗、スタンドかバイド? 人外ですねー」
「妖怪も個性出すのに必死なんだよ、ってちげーし! タングステンカーバイトだ!」
「要するに、戦車の装甲の材料ってことだね」
桜崎だけがその単語を理解できたようだ。
「くっ、それじゃ、俺の剣術も歯が立たないか?」
戦車に剣術が効かないことくらい御剣は百も承知だ。
やっかいなろっこんだ、と一同が躊躇った。
「今度は俺たちから行くぜ! 花風姉!」
「分かってるわ……!」
クロウディアは暗がりへ移動すると、完全にロボ化を果たした。
屋根の上は、もれいびばかりだったのも幸運である。
彼はシステマという武術で周囲を圧倒し始めた。
もとより複数人を相手取ることを想定した武術、追い詰めようにもなかなか歯が立たない。
加えて、冴来の振り回すデッキブラシが死角をなくしていた。
追い詰められていく追撃班。
ここで反撃に転じたのは、小刀祢だった。
「その悪しき動機、断ち切りますよー!」
彼女ももれいびだった。そのろっこんの名は――。
「いきます、『布都御魂』! これであなたの悪意を断ち切りますよー!」
ばばっと駆け出し、手刀を繰り出す!
「そんな攻撃、当たるかよ!」
ロボの腕でその腕を弾き返す!
ここで小刀祢は奇策を打って出た。
「村雨、お願いですよー!」
「にゃおーん!」
いきなり相棒の村雨がクロウディアの顔面に飛び掛り、視界を塞いだ!
クロウディアは顔に引っ付いた村雨を払い除けると、小刀祢の代わりに怒り心頭の八神が仁王立ちしているのを目の当たりにした。
「さっきはよくもやってくれたな……」
八神は精神を集中する。
「はっ、この装甲は簡単に破れねぇぜ?」
挑発するクロウディアに近付く八神。
彼はシダ、桜崎、御剣、小刀祢、そして藤堂に目配せをした。
「……ごめんな!」
御剣が走り出す!
狙いは、冴来!
「ちっ! そっちを狙うか!」
咄嗟にクロウディアは冴来をガード。
「おまえ、シダの相手しろ」
そこへシダの強烈な蹴りがクロウディアの横腹に衝撃を与える。
「効かねぇって言ってんだろ!」
「へぇ、じゃあこれはどうだい?」
桜崎は遠慮せずに、クロウディアのロボ頭を兜割り!
高音域の金属音が闇夜に響き渡る!
「だから無駄だって……!?」
クロウディアは次の瞬間、舌打ちをしていた。
いくらシステマの使い手だからといって、目の前の攻撃に気を取られすぎた。
小刀祢と御剣によって、冴来の身柄が確保されていたのだ。
「おい、花風姉は関係ねぇ! 俺だけを狙えって!!」
「分かった、お前を狙おう」
八神は息を止めた。
(ろっこんで出来たロボの体を分解すると、一体どうなる?)
怒りと知的好奇心を胸に秘め、一歩踏み出す八神……。
が、ここで竹葺き屋根に蹴躓いた。
八神は前のめりに転倒、顔面を強打させまいと、無我夢中で手を差し伸ばした。
そして視界の悪い中、硬い感触を確かめ、しっかりと彼は握った。
クロウディアの股間の装甲を。
そして、タイミング悪く、八神のろっこん『分解』発動!
クロウディアは悲鳴を上げた。直感で「ヤバイ!」と感じたからだ。
あわや股間がバラバラになる前に、分解該当部分を瞬時に解除。
生身に戻ったクロウディアの股間に八神の手があてがわれている光景は、暗がり且つ屋根の上の面子しか目撃していないのが幸いだった。
「――」
「――」
男子2人は目を合わせて硬直。八神はこの世の終わりが来たかのような顔付きをしていた。
「お取り込み中のところ申し訳ないのですがー」
声は下から聞こえた。小刀祢がクロウディアの背後でしゃがみこんでいた。
「非常に不本意ですが、防御されてない場所はここだけですのでー。では、失礼しますー」
――『布都御魂』!
ザクッ、と何かが裂ける音がした。
よくよく見てみれば、
クロウディアの尻の穴に、小刀祢の手刀が深々と突き刺さっている!
「ピ ア ア ア ア ア ア ア ー ッ ! ?」
クロウディアの悲痛な叫びが、九夜山に轟く!
そこへ藤堂が容赦なく追撃を開始する。
「うんうん、上半身はまだロボのままね。まだ変身解かない方がいいよ?」
彼女はドス黒い笑顔を浮かべ、尻から小刀祢の手刀を引き抜くと、クロウディアの胴体を軽々と担ぎ上げた!
飴玉を舐めている間、身体能力が普段より数段アップする藤堂のろっこん『一粒入魂!』の効果だ!
「装甲が厚い? 打撃が効かない? それが何なの? 私にとっては些細なことよ?」
藤堂、クロウディアを上下逆さまに抱きかかえ、屋根の淵へ移動する。
誰もが「まさか!?」と思った瞬間、彼女はやらかした。
「不届き者は
突 き 刺 さ れ
」
「ちょ……ちょっと待てって! 軽い出来心だったんだようあああああああああ!」
屋根から藤堂は飛び降りると、上半身ロボのクロウディアを地面に突き刺して華麗に着地!
クロウディアは下半身だけ地面に生やして地中に減り込んだ! クワバラ!
藤堂は衣服に付いた土埃を払うと、可憐な笑顔で寮生たちにこう告げた。
「さぁ、みんな! 悪は去ったよ! ご飯の続き、しよ?」
「「アッハイ」」
こうして、クロウディアは小刀祢からお尻に甚大なダメージを負わされた上に、藤堂のパイルドライバーによって文字通り人柱となって気絶!
そしてこの夜、猫鳴館に2人の女傑『ホワイトキャッツ1号・2号』が誕生したのだった……。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月21日
参加申し込みの期限
2013年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月28日 11時00分
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