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空想ラストバトル!?
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ドーム内に突然現れた小さな火に
大天使 天吏
が気付く、少し前。
ステンドグラスの床の下、
骨削 瓢
は顎に手を宛がって「ふむ」と唸った。
「両者程よく疲弊してきた……かねぇ。どちらにしろ、そろそろ頃合いか」
幾ら広かろうが、閉ざされた空間であるドーム内の空気は既に淀んでいる。
それを見留めた瓢の口元が、にぃ、と三日月形に弧を描いた。
「ほんのすこーし引火させてやれば……」
夢想する。密室内の全てが、綺麗さっぱり吹き飛ぶ様を。
それは、どんなにか心躍る喜劇となるだろう。
「さてさて。それじゃ、幕を開けようか。最後まで観客でいられないのは残念だがねぇ」
瓢が自分の意思で行使できる想像力は、もう残り僅かだ。
最後の想像力を――瓢は、ドーム内に小さな炎の瞬きを起こすことに使うと決めた。
ドーム内に、橙色の火がぽっと生まれ出でるのをイメージする。
――挑戦者・骨削瓢、想像力熟成完了しました。
ドーム中に声が響いたのと、天吏が見留めた火がカッと辺りを照らし出したのはほぼ同時。
閃光、爆風、身を焦がす熱――瞬間、敵も味方もなく、全てが爆発に飲み込まれる。
瓢は満足げににたにたと笑いながらそれを見届けて、そのまま意識を失った。
身体中を引き攣らせるような痛みに、
志波 武道
はハッと意識を取り戻した。
気を失っていたのは、恐らくは、ほんの数秒。
その間に、ドーム内に立つ全員が、誰彼ともなく満身創痍になっている。
「皆! 生きてるか!?」
痛みを堪えて、声を張る武道。
床に膝をついている
ウイ
を、天吏が助け起こしている。
怪我の具合に多少の差こそあれ、何とか全員、力尽きずに済んだようだった。
致命傷とまではならなかったのは、ドーム内が特殊な空間であるからだろうか。
こちらも例に漏れず身体中を焦がしている大魔女
タカコ
が、痛みに表情を険しくしながらも声を上げる。
「っ、遊びは終わりよ! ヒサゴ、今度はあなたが、私の駒になりなさい!」
気付けば、タカコの傍らには瓢の姿があった。
口元には相変わらずのにやにや笑い、けれどその目には喜劇を求める光はない。
手には、爆発の直前に見たのによく似た、橙の炎が燃えていた。
「さあ、誰の両目から焼いてやろうかねぇ」
眼球の水分が蒸発する激痛はクセになるよぉ~、と、ゆったりと歩み寄ってくる瓢。
さっと構え直しながら、
椎井 莉鳥
は雷の力を纏った手を前に突き出した。
「あの炎……さっきのは、彼がやったみたいね」
「全く、厄介なことだわ……動きを、封じさせてもらいましょうか」
言って、召喚獣たる大蛇を、天吏は瓢の元へとしゅるりと向かわせる。
瓢の足へと絡みついた大蛇が、そのままその身体を登っていって、ぐるりと首筋から目元までを覆った。
「っ、ぐ……!」
視界を奪われ、喉元を窒息しない程度に抑えられた瓢が、点していた火を消して、大蛇の肌を爪で引っ掻く。
タカコが悔しげに唇を噛んで、辺りにまた、大量の《氷の矢》を顕現させた。
「えーい! まだまだ諦めないよ!」
巨大猫姿の
桜庭 円
が、傷だらけになりながらも一行の前に立ちはだかる。
円の奮闘を見守りながら、莉鳥はきゅっと口元を引き絞った。
「このままじゃ消耗する一方ね……何とか、機を作らないと」
「それなら、僕が行こう」
応じたのは、
サキリ・デイジーカッター
だ。
「僕のろっこんなら、もう一度北風先輩に迫ることができる。何か策があるんだろう?」
サキリの言葉に、莉鳥が静かに頷く。
「いつまでも《氷の矢》を受け続けるのは拙いと思うの。だから……」
タカコに敢えて《氷の壁》の方を作らせて、一気に攻め入りたい。
莉鳥の案に頷いて、サキリはふっと笑った。
「なら、やっぱり僕の出番かな。――皆、よろしく頼むよ」
言うなり、サキリは瞬間移動の技を用いて、再びタカコの元へと迫る。
再度、あらゆる方向から襲い来る斬撃に、攻撃の手を休めて《氷の壁》を構成するタカコ。
(――よし、読み通りだ)
胸の内に密かに笑んで、サキリは声を張った。
「皆、今だ!」
その声を合図に、全身全霊の一撃を放とうと精神を集中させる莉鳥。
今までとは比べようもないほど強大な雷が、莉鳥の手に集束されていった。
「あの壁に大穴を穿つわ。その隙に、敵の懐へ」
莉鳥の言葉に頷いて、天吏はウイへと声を掛ける。
「ウイ姫、今です! とどめの一撃を!」
「え? う、ういが?」
「そういうことなら! 初ちゃん、乗って!」
円が、猫の背中をウイへと向けた。
ウイが恐る恐るといった様子で円の背中に乗る中、円は当たりをぐるりと見回した。
「他に乗る人は? 誰か乗る? 乗っちゃう?」
「っと、じゃあ俺も乗せていってくれぃ!」
武道が、円の背中にひょいととび乗る。
それと殆ど同時に莉鳥の手から目の眩むような雷撃がとび出し、
「いっけー!!」
武道とウイを乗せた円が、びゅんとタカコの元へと駆け出した。
雷撃が、轟音を立てて《氷の壁》を砕き切る。
――挑戦者・椎井莉鳥、想像力熟成完了しました。
声が響く中、タカコは瞬時に新たな《氷の壁》の再構築を試みたが、それは不完全なもの。
蛇腹剣を赤く輝かせたサキリが先ほどまでよりも脆い《氷の壁》を切り裂き、
「とどめは任せた!」
ねこ円の背からとび下りた武道の手刀が、ダメージこそ与えないもののタカコを麻痺させ隙を生む。
サキリの声が、ドーム内に木霊した。
「初、今だ!!」
ウイが、ねこ円の背から離れレイピアを構えるその瞬間。
サキリは、2回目の想像力を働かせた。
2度目の力は、ウイの為に使うと決めていたのだ。
(僕は『想像』する。おてんば姫のウイに、本物の姫騎士の力が宿る姿を)
――挑戦者・サキリ、想像力熟成完了まであと僅かです。
無機質な声が響く中、ウイのレイピアが、鋭い一撃でタカコを打ち倒した。
サキリが想像した、丁度そのままに。
瞬間――ドームを構成するステンドグラスが、鮮やかに光を放ち始めた。
「わ、綺麗……!」
青の煌めきを瞳に映して、円が呟く。
そして辺りは、あっという間に一面の青に飲み込まれた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月06日
参加申し込みの期限
2017年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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